第14次定置漁業権の切替作業が最終盤を迎え、後志管内の一部を除いて4月1日までに全道1091件を高橋はるみ知事が免許した。第13次免許の最終1129件(2018年12月31日現在)に比べ38件減少。現在、地元で調整中の小樽地区13件を含まないため、実質は25件減少の見込み。定置漁業権の存続期間は、免許日から2023年12月31日までの5年間。なお、秋サケ来遊資源の激減に直面する根室海区の標津地区(28件)は、単年度免許とし、次年度に向け経営対策を検討する。また、親魚確保に必要な河川へのそ上を促すため、河口からの禁止区域の角度を従来の30度から45度に広げる。
各海区別の免許日・免許数は、渡島が1月1日免許で192件(13次最終に比べ4件減)、留萌が2月1日免許で17件(同2件減)。宗谷、石狩、後志、檜山、胆振、日高は3月1日免許で、宗谷は50件(同1件減)、石狩は15件(同増減なし)、後志は185件(同23件減)、檜山は29件(同6件減)、胆振は58件(同増減なし)。網走、根室、釧路、十勝は4月1日で、網走は257件(同1件減)、根室は175件(同1件減)、釧路は45件(同増減なし)、十勝は25件(同増減なし)。免許の内容は、各振興局水産課、海区漁業調整委員会で一般に縦覧している。