水産北海道ブログ

北の漁業と漁協がわかる情報満載です

2017年11月17日(金)発行/北海道漁協系統通信6287号

2017-11-17 17:06:37 | 系統通信

日EU・EPA交渉の影響踏まえ必要な対策を中央要請
水産ではリース漁船や省コスト機器の導入など予算確保を

道漁港漁場協会が30年度水産基盤整備予算確保を要請
道や国に大規模自然災害への対応力、衛生管理強化など求める

ロシア極東カニ団体とIUU漁業防止で協力
オホーツク海のズワイガニ密漁防止を働きかけ

第10回小樽しゃこ祭り大盛況
小樽名物「秋シャコ」地域あげてPR

第12回「秋のサロマ湖まつり」今年も盛況
3漁協青年部が力合わせ、カキとホタテたっぷり

留萌管内漁業士会が旭川盲学校で出前授業
生の魚に触れ、扱い方や捌き方を体験

平成29年度海獣被害対策功労者表彰
俵静夫氏、石狩湾漁協、小林万里氏が受賞

北方四島周辺操業の民間交渉が15日からスタート


北海道秋サケ漁獲速報(11月10日現在)1,530万尾(前年比67.5%)最終的に1600万尾前後か?

2017-11-17 09:05:29 | ニュース

 道連合海区漁業調整委員会がまとめた11月10日現在の北海道秋サケ沿岸漁獲速報は、1,530万尾(前年同期比67.5%)、544億8千万円(同112.1%)となり、最終盤を迎えている。

全体の傾向や海区別・地区別の動向に大きな変化はないが、10月末に比べ75万尾を上乗せしており、ほぼ前年並みの尾数。このまま推移すれば、11月末で1,600万尾前後(5万6千㌧)が想定される。

日本海はすでに終漁し、えりも以東、オホーツクなど多くが終漁という中で、今月中にはえりも以西の一部を除き網上げする見込み。

 道総研さけます・内水面水試によると、昭和60年(1985)以降で最低の来遊水準で、年級別では主力の4年魚、5年魚が前年を下回り不振の原因となった。一方、3年魚は前年の3.5倍となり、過去10年の平均尾数を上回っている。3年魚の回復によって来シーズンの4年魚は、期待できそうだ。

 なお、岩手県の秋サケ漁獲は、11月10日現在で90万尾と前年より10%増となっているが、その伸びは力強さに欠け、最終的に前年並みの300万尾を切る不漁の様相が濃くなっている。

 水産研究・教育機構の北水研でも今シーズンの全国沿岸漁獲は、10月末で約1,600万尾(5万5千㌧)と前年同期の7割にとどまっており、全国的に不漁となっている。