オホーツク海サーモンとして知られる網走管内のカラフトマスの漁獲が8月末で500万尾を超える豊漁となり、前年実績の約4倍に達している。走りから好調が続き、度重なる台風来襲にもかかわらず、今月からの秋サケ漁に弾みのつく状況となっている。
網走海区漁業調整委員会の集計によると、網走管内カラフトマスの漁獲は8月末までの累計で、512万8,549尾で前年同期の384.9%、平均目回りは1.55㎏、重量では7,933㌧で同361.8%。金額でも21億9,718万円と同205.3%、㎏単価は276.9円。
今年はカラフトマスの不漁年に当たるが、同じ不漁年の前々年と比べると尾数で629.1%、重量で572.2%、金額で390.8%と大幅な増加。
漁協別では、網走、斜里第一、ウトロが100万尾(1,500㌧)を超え、前年の2〜5倍に達する5年ぶりの豊漁にわいた。