「あからさまな流し網」と漁業庁副長官が非難
道機船連によると、6月23、24日ロシア水域で禁止されている流し網漁具を使用し、カムチャッカ沖で太平洋サケ・マスを漁獲したサハリン州根拠6隻、カムチャッカ地方根拠1隻の計7隻のロシア漁船が国境警備局によって拘束された事件について、ロシア漁業庁のサフチュウク副長官は、新聞インタビューに答え「あからさまに流し網を使用していた」と語った。サフチュウクは、流し網の代替漁具として認められる表層漁具があるが、同庁と国境警備当局の専門家により報告されたビデオでは、あからさまに流し網を使用しており、自身驚いたという。使用された流し網を一部覆うように認められた表層漁具が設置されているだけでの実質、流し網そのものだった。新たな法律の下、この違法漁業にかかる船主、意志決定した者は、2年〜5年の懲役、または50万〜100万ルーブルまでの罰金が科せられることになる。また、水棲生物資源の損害賠償を相当額支払わなければならない。
これら拿捕された漁船は当初、サハリン州5隻、カムチャッカ地方2隻とされていたが、上記のように訂正された。また、アドバイザーとされる50〜70代の日本人3名も現地の警備当局に事情聴取を受けたあと、1日には解放された。