降版時間だ!原稿を早goo!

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★ブックオフ買取価どーなのだ?

2014年02月22日 | 新聞/小説

【 写真は、本文と直接関係ありません 】

本が少したまったので、近所のブック・オフに持って行った。
先日の日本経済新聞記事では、
「買い取り価格を見直し、新刊ほど強化していく」
と出ていたけど、どーなのかしらん。
(持ち込んだ本は、いずれもカキコミなし・オビ付きの美本、のつもり。地域や店舗によって買い取り価格が多少異なるそーです)。

▼ 単行本
『ノボさん/小説正岡子規と夏目漱石』伊集院静さん、講談社1,680円
→買い取り価格380円。
新刊書店で今も並んでいるけど、こんなもん?
『いねむり先生』もそうだったけど、伊集院さんの小説のテーマの一つに「人と人の出会い」があると思う。
伊集院さんは、羨ましいほど若い頃から多くの出会いに恵まれてきた(哀しく苦しい別れもあったでしょうけど……)。

『世の中それほど不公平じゃない』浅田次郎さん、集英社1,260円
→同290円。
日本ペンクラブ会長ですぞ!
買い取り価格自体に「不公平」があるよーな気がするけど(笑)。

『インフェルノ・上巻』ダン・ブラウン、越前敏弥訳、KADOKAWA・角川書店編集1,890円
→同470円。
売れ筋本らしく、伊集院本越え。
でも、慌てて単行本を買って読まなくても、映画化直前に文庫化されるのを忘れていた。
オー、マイ、ガッ!

『存在しない小説』いとうせいこうさん、講談社1,470円
→同290円。
今度こそ、芥川賞をとると思ったけどなぁ。
さまざまな文体を駆使していて、お得な一冊なり。

『あとかた』千早茜さん、新潮社1,470円
→同290円。
これも芥川賞候補作だったが。
どーやら、ブック・オフは純文学系の評価は低いということが分かった( ←今ごろ?笑 )。

▼ 新書
『特捜部Q/カルテ番号64』ユッシ・エーズラ・オールスン、吉田薫訳、ハヤカワ・ミステリ2,100円
ほか講談社現代新書など5冊

→同70円。
でも、ハヤカワ・ミステリって新書なの? 確かに、判型は新書サイズに近いけど。
以前、違うブック・オフ店で、三方が黄色い同ミステリを
「黄色く塗られているから買い取りできかねます」
と学生バイトくんに言われて、ア然としたことも( ←実話ですよ )。

▼ 文庫
『歪( ひずみ )』堂場瞬一さん、KADOKAWA・角川文庫694円
『ホームレス歌人のいた冬』三山喬さん、文春文庫640円
『二度はゆけぬ町の地図』西村賢太さん、KADOKAWA・角川文庫459円
ほか11冊

→オール50円。
文庫は新刊でも数カ月前のものでも、汚れがない美本なら、買い取り一律のよう。
むしろ、本好き高校生が買うのか、キャラクターノベル、ライトノベルの方が多少高いと聞いた( でも、オジサンはラノベ読まないもんねぇ )。



( ̄^ ̄)ゞ