降版時間だ!原稿を早goo!

新聞編集者の、見た、行った、聞いた。
「降版時間」は新聞社整理部の一番イヤな言葉。

★割烹着姿の整理記者はいなかった(笑)

2014年02月01日 | 新聞

【 写真は、本文と直接関係ありません 】

STAP細胞を発表した30歳女性研究者のビジュアルにはビックリした。
朝日新聞の写真ではカメラ目線だし、意表を突く祖母譲りの割烹着姿だし、研究室内はイエローだし、いろいろ絵になる女性化学者だなぁ………ということは、さておき。

さすがに割烹着姿の整理記者は見なかったけど、
僕が見てきたユニークなカッコの整理マン(昭和の先輩記者です)。

▽上半身ランニング一丁の整理デスクは暑がりだった

現在のように空調があまり良くなかった昭和の新聞社ビルでは、暑がりの人たちは大変だった。
扇風機を使うと、送風で書き原稿やら見出し伝票、ゲラ、新聞紙が飛んじゃうので、局長席以外にはなかった。
K整理デスクの場合。
汗ばむ春ごろから
「暑いなぁ~暑いなぁ~ホント暑いよなぁ~ちくしょうめぇ」
と下着のランニング姿になって、首には汗拭き用のタオルを巻き(つまり、上半身ほぼ裸状態)、
うちわでパタパタしながら割り付けや原稿手入れをしていた。
真夏になれば、ズボンを捲り上げてのランニング姿だったし………あまり外部から人が来ない整理部だから、許されたのかも。

▽出社直後すぐにズボンを脱ぐ整理マンもいた

この「会社に来て、すぐにズボン着替え」パターンは、新聞社整理部勤務者には多いのではないだろーか。僕は数社で見た。
デスクKさんの場合。
朝刊番だと夕方出社なので、編集局に来るなり
「うーす。なんか面白いネタある?」
なんて言いながら、新聞置き場あたりで
①鼻歌まじりにベルトを外し、
②自宅からはいてきたズボンをスルッと脱ぎ、
③パンツ( トランクス、ボクサー、ブリーフ含む )姿になり、
④机引き出しに入れっぱなしの、会社専用の汚いヨレヨレ黒ズボンにはきかえていた( ←これは、当時の新聞編集は活版だったので、すぐインクで汚れてしまうからだと思う )。
バイトの女のコも慣れたのか、平気な顔で歩いていたし(笑)。

エプロン姿のアニメ監督がいらっしゃるし、仕事着はいろいろでいーのかもしれないが、
割烹着姿で仕事をした整理記者は見なかった。
でも、割烹着スタイルで編集局内を歩いていたら、総務部に注意されるのだろーか。


(≧∇≦)
フラフラ風邪症状が、長いです。ゴホンゴホン。
………健康は、原稿より大事です、ホント。