絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

高校生の絵3

2013-11-07 | 高校生の絵
これも、今回の麓原展で受賞された本庄第一高校美術部の生徒の絵です。



こんな所が絵になる。一般にみんな気持ちのいいきれいな風景を描きたがります。
しかし、生ぬるい軽薄な絵になりがちです。それよりもどこにでもありそうな何気ない所にも、ちょっとスポットをあててみると、美しさはいたるところに見つけられます。
そんなタイプの絵ですね。

本庄第一高校の美術部の生徒は、そういうことを学んでいます。

この絵は、木の表面がとても良く描けました。
木の肌、苔、見事な表現です。

葉がやや造花のような感じで、リアリティがやや足りません。
他の部分のリアリティと合わせた方が良いでしょう。

背景の部分がしらけています。明暗の対比は強くて良いのですが、
背景に目をこらしたとき、それなりの説得力ある表現があると良いと思います。

良い作品にするには、見る人をうならせる表現があると良い。
この苔の表現は、そうなっています。


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