絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

映画 誰も知らない

2013-01-25 | ドラマ
図書館で、「誰も知らない」という映画を借りて来ました。

DVDです。

母親が子供4人を置き去りにして、家を出てしまい、子供たちだけで生活している姿です。
元々は、父親が家族を捨てて出て行って、母子家庭だったのが、その母親も出て行ってしまったのです。
12歳の男の子が一番上で、その次は一つか二つ違いの女の子、5歳の男の子、それより小さい女の子の4人です。
上の二人は、小学校にも行っていません。

料理は12歳の男の子が作り、洗濯はその下の女の子がしています。

母親は、誰かと結婚するということになったようですが、子供がいることは隠しているようです。
だから、置き去りにして出て行ったのでしょう。

コンビニのバイトのお姉ちゃんとお兄ちゃんが応援してくれますが、きちんと面倒をみてくれるわけもなく、
警察や児童福祉施設に相談することを勧めますが、そうすると兄弟が別れ別れになるので、一度懲りているということでした。

しかし、食べ物はインスタントのカップ麺ばかり、栄養のバランスなどはとても考えられていません。
部屋代も払えず、電気、ガス、など停められ、飲み水は公園の水道からバケツで汲んで来る。
洗濯も、体を洗うのも、とにかく浮浪者みたいになりますね。

とうとう、一番下の女の子は死んでしまいました。

羽田空港へ、死体を運び、埋めてきます。

どうして、誰も気づかないのでしょうか。コンビニの賞味期限切れのおにぎりをくれるお兄ちゃんも、もっとやることがあるだろうと思いますが。パチンコ店に勤めている母親と関係があるという人にも相談するとか、タクシーの運転手も4人の内の誰かの父親らしい感じでしたが。大家さんも気づかないのでしょうか。隣近所の人たちも。

火垂るの墓だったかな?野坂昭如原作の小説を思い出しました。
かわいそうで見ていられません。これから先、どうなるんだろうと思ってしまいます。
12歳の男の子が、やけを起こしても当然だと思うのに、泣きもしない。
凄いことだなあと思います。

私なら、どうだろう。とにかくなんとかしなければと思いました。





コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 栃木のTさん 模写 | トップ | FNさんのモデル組み »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ドラマ」カテゴリの最新記事