絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

栃木のTさん 模写

2013-01-24 | 通信指導
栃木のTさんが、模写をしてくれました。
私が描いた裸婦デッサンの顔の部分だけ描いてくれました。



なかなか良く描けています。髪の毛の表現を学ぶには良かったかなと思います。

写真を見て描くより、模写の方が勉強になりますね。
他の画家がどのように描いているかを学ぶことは、実際に描くときに使えます。

デッサンをすることは、対象物から線を選び出すことでもあります。
厳密には、線なんて一つもありません。それを線で表現するということは、画家がその特徴を捕まえようとして
描くべきところを選び出していることになるのです。

このデッサンの場合は、描き込んでありますから、単なる線だけではなく、明暗の変化まで捕まえています。
その場合でも、全てを描き切れる訳ではありませんから、どこをどのくらい描けば捕まえた気がするかを判断している訳です。
もっと時間があれば、もっと細部まで迫るかもしれませんが、ポーズをしてもらえる時間が限られているので、その時間内で
とりあえず、バランスを考えてやめている訳です。

ということは、全体を考えたときに、この部分はこのくらいまでは描いておこうという意志が働いているのです。

それを学ぶのにも、模写は良い勉強です。

私のこのデッサンの反省は、やや縦に伸びてしまっていることです。
そのダメな所まで、写されてしまいました。
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