絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

早見さんと呼ばれる日

2012-01-23 | ドラマ
ドラマチックサンデーで、「早見さんと呼ばれる日」が始まりました。

昨日の分を録画で、見ました。

長男の嫁として嫁いで、両親の他に、夫の弟たちが3人。
本来は、別居で夫婦水入らずで生活することになっていたが、夫の母親が家出。
母親が帰ってくるまでということで、早見家に入ることに。

この嫁は、上流階級で育って、何も知らないでお嬢様で育ったから、大変。
さすがにドラマだなと思うのは、味噌汁の作り方も知らないのです。
味噌を入れれば味噌汁だと思っているのか!と怒鳴られます。
何でもやってもらっていたので、味噌汁に出汁を入れることも知らないのです。
そんなバカなですよね。

そんなことは、男の私でも知っています。
私は下宿生活で自炊でしたから、そのくらいの知識と経験はあります。

松下奈緒さんが演じていますが、あれだけの年齢で味噌汁に出汁をいれることを知らないというのは、ヨーロッパの上流階級で食事は召使が作るような家でない限り、ありえません。そこがドラマなんでしょうか。

これは、育てた母親に責任があります。
いつ、なんどき、自炊をすることになるやもしれない。みんなで何かを作って食べようというパーティがあるかもしれない。そんなときに、恥をかかせないためにもということは考えるはずです。だいいち、学校で家庭科がある筈ですよね。これは、学校教育の問題でもあるのです。このドラマを見た全国の家庭科の先生は、バカにされたと感じないでしょうか。そんなことは、絶対にありえないと。

この早見家の連中は、その嫁に対して、感謝の気持ちがありません。
母親と比べて、その仕事ぶりを比較し、文句ばかりを言っています。

本来なら、「別居の筈なのに、すみませんね」というべきじゃないだろうか。長男の嫁なんだから当たり前だと思うのでしょうか。

やることなすこと、一々文句を言っていますよ。
まあ、これがドラマなんでしょうね。
昨年の秋に、ドクターというドラマがありましたが、高島(弟)さんが、いい役をやっていましたね。あの嫌味で異常なキャラクターが実に相手役として主役を引き立てていました。
そして、その内に、段々主役の沢村一樹に負けていく。主役の存在を認めだす。その展開が面白かったのですが。

この場合は、父親の異常さと弟たちの異常さが、嫁によって変えられていくということの展開です。嫁に文句ばかり言っている家族が、段々と嫁の有難さに感謝するようになり、そして、母親がいかに有難い存在であるかを再認識するというドラマです。

だから、見る人を満足させるには、簡単に有難うになってはいけないのです。一つ一つの出来事を通じて、段々と徐々に変化していく。あのドクターが病院を変えて行ったようにです。

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因みに、私のやり方を一つ

私は生徒に好かれようとはしませんでした。常に口うるさい先生でありました。
だから、まず、私の第一印象は、「嫌な奴だな」です。

なぜなら、まず、礼の仕方から全員できちんとできるまで、やり直しをさせます。
一人でもいい加減なら、何度でもです。

私の話を聞くときは、姿勢を正して、手は膝の上、まっすぐこちらを向きなさい。
書く時間は後で与えるから、まずしっかり聞くことからです。

と、こんな風にやります。嫌われますね。

しかし、初め嫌な奴だなと思わせる方が、後がやりやすいです。
最初は嫌な先生だと思ったけど、意外といい先生だなという評価になるからです。


しばらくたってから、こういう話をします。
しっかり聞かせて、話がつまらなかったら、私が謝ります。君たちを満足させる話ができなかったら、黙ってこちらを向かせたことを謝らなければならないと思っています。
と。

しっかり聞かせた後、私は生徒の反応をみます。
面白かったと言わせたら、私の勝ちです。これは一人勝負です。

美術の授業が2時間続きだったこともあり、結構導入に時間をかけました。
落語家のテクニックに、なんでもない世間話をしているうちに、いつの間にか話の本題に入るという上手い噺家さんがいますが、そのテクニックを学びたいなあと思いました。

身近な話題からいつのまにか美術の話に入って、今日やるないようにむずびつけていくというやりかたです。
まあ、そうは言っても、常にそのようにはできないので、話が脱線してとんでもない方向へ行ってしまうことも多々ありましたが。

この話、ドラマと全く関係なかったですね。

変わっていくということを考えたとき、つい思い浮かんでしまいました。
すみません。











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