絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

エジプトをつかもう 2

2009-12-26 | 美術
ギーザの三大ピラミッドは、クフ王のものが一番高いそうですが、見かけはカフラ王の方が高く見えませんか?

私は、おかしいなあと思っていたら、やはり高いのです。
それは、カフラ王の方が10メートル高い丘の上にあるからなのです。
それで、納得しました。

カフラ王のピラミッドだけ、化粧石が付いていますね。
作った時は、この化粧石が表面を覆っていて、きちんとした綺麗な面になっていたそうです。だから、今のようにがたがたではなかったのです。


では、なぜ今はないのでしょうか?

その説明をきちんと聞いた覚えがありません。地震で落ちたのでしょうか。
それとも他の物を作るために、持って行ったのでしょうか。
その両方でしょうか。

また、一番上に乗せる石をキャップストーンと言いますが、それもありませんね。
エジプト考古学博物館に一つありました。テレビで見たのですが、あれはどのピラミッドのものなのでしょうか?

吉村作治先生が、ピラミッドはお墓ではないという論拠は、ミイラが一つとして見つかっていないということです。それと盗掘にあったとしても、何か副葬品の一部や、ミイラの布の切れ端など残っていてもいいはずだというのです。まさか、泥棒が、盗んでいくときに、中を掃除して帰るとは思えません。だから、初めからミイラはないのだというのです。

どこかその近くで、クフ王の墓が発見されるのではないかと探しているようです。

また、お墓ではないという理由の二つ目が、一人の王が4つもピラミッドを作っているということがあるそうです。
たとえば、クフ王の父であるスネフェル王は、赤いピラミッド、屈折ピラミッド、ともう一つは崩れピラミッドだったかな?全部で3つ作っているはずです。

赤いピラミッド


屈折ピラミッド


崩れピラミッド


現在発見されているピラミッドは、60個くらいあるそうですが、その当時の王が80人いたので、80以上はあるでしょう。多分120個くらいあるのではないかといわれていますね。



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