今日は、小林ミチ子先生の古典講座がありました。
本庄市の図書館です。私は、42年ぶりに先生の授業を聞きました。
受講生は、みんな私より年配の方ばかりのように見えました。
30人いました。
終わってから、残っているように先生から言われ、別室でお話をしました。
私は、終わってから先生を囲んで、幾人かの人が残ってお茶でも飲むのかなと思いましたが、先生は私だけ特別にお茶を出してくれました。
図書館の係りの方も含めて三人でお話をしました。その係りの方も本庄高校出身者だったので、尚更話が弾みました。
私が、先生の作った資料をきちんと目を通して行ったので、先生は「菅野君は嫌らしいんだから」と言っていました。
何か、資料の間違いを探して、やり込めてやろうというくらいのことは考えそうだよね。と。
私は先生からは、だいぶいやらしい生徒のように思われていたようです。
私としては、ただ授業を受けるだけでなく、何か質問をしようと、予習していったつもりだったのですが。
今昔にも、宇治拾遺にも、「鼻」がありますよね。芥川の「鼻」がそこから出ていることを知って、読み比べてみましたと言ったら、
先生は「ほらね、こういう子なんですよ。いやらしいでしょ」と図書館の人に言いました。
でも、先生のこの講座がなかったら、私は、宇治拾遺なんて目を通すこともないし、今昔物語だって、こんなに読んだりしませんから、
きっかけを与えていただいて、とてもありがたく思いますと話しました。