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絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

印象派

2012-07-25 | 美術
1、ピサロはタッチが細かいので、点描に通じるものがあると思っていたが、実際点描を意識して描いた作品がある。
今日、ある本を読んで知ったことは、点描の考え方に賛同して、スーラやシニャックとともに展覧会を開いたと書いてあった。ピサロの息子も一緒に描いたという。
実際、ピサロの点描作品も写真で紹介されていたが、なかなか美しい。しかし、ピサロ自身はそれを貫かず、4年で止めたそうだ。

2、マネが奥さんと子供を庭の芝生に座らせて、絵を描いていたら、モネが来て一緒に描いた。
そこへ、ルノワールも来て一緒に描いた。そこまでは、知っていたが、その時に、マネはモネに
「君の友人は、絵が下手だから、辞めた方が良いと言った方がいい」とそっとつぶやいたという。
それは、知らなかった。

3、シュザンヌバラドンという女流画家は、ユトリロの母親だが、ユトリロは誰が父親だかわからない。バラドンもわからないというからしかたがないが、当時ルノワールのモデルをしていたという。そして、ルノワールとは、ただの画家とモデルという関係以上のものだったらしい。後にロートレックの愛人にもなっているので、いろいろな男性と関わっていたために、誰が父親かわからないのだという。
ユトリロの骨格とルノワールが似ているということから、父親はルノワールではないかという説がある。
ルノワールは、その頃、新しい奥さんと婚約中であり、その嫉妬をかった。お詫びに田舎娘の踊りの絵のモデルにして、許してもらったという。

4、ドガが競馬場へ行くとき、汽車の中でばくちをしていた連中が、ドガを誘ったらしい。
ドガは、「賭け事は嫌いだ」と断った。「じゃあ、何で競馬場なんかへ行くんだよ」と言ったら、「それを聞いたら、驚くよ」と答えたため、警官ではないかと思って、皆その場から逃げたそうだ。

こういうエピソードは、面白いですね。
コメント
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