安倍首相の第3の矢のうち、成長戦略が明らかになりました。首相自身が世界に出て行ってトップセールスをし、”インフラの輸出を今の3倍、30兆円にします”。つまり原発をもっともっと海外に自分で売りに行きます、ということでしょう。そして、”農業所得を倍増します” TPP参加を目前にして、農業従事者の不安をもみ消す目くらましでしかありません。どうやって荒れはてた中山間地域の農業を”儲かる”産業にしてくれるのか・・・とてもこんな甘い言葉を信じることはできません。
これが”世界に勝つ”ことなのでしょうか。池田勇人首相が昭和30年代に、”もはや戦後でない、国民所得を倍増します”と言ったあの言葉を思いだしますが、現在では日本の産業構造が全く違います。
オスプレイが今夏にも岩国に追加搬入されるそうですが、さらに自衛隊にもオスプレイを配備すると、自民党の防衛大綱改定案で明かされました。岩国駐在の若い自衛隊員がアメリカに行き、英会話と飛行機の整備を勉強しているそうです。着々と準備が裏で進められているのでしょうか。
猿がジャガイモを掘ってしまうからと、網をかけて収穫を待つ畑、こんな零細農業のお年寄りの収入が倍になるなんて、安倍さんのやり方では考えられませんが・・・・・