STRONG 遠藤 創造と破壊 銀幕の隙間でひとこと。

映画 TV CM 映像の現場で、いい効果やビジュアルを作り出しながら
ここで喋ったりぼやいています。

ジレンマ。

2011-03-18 00:11:16 | よもやま話し

被災者の方々には、大変申し訳ないですが「小生、仕事をしております。」

しかし、かつて無いほどの 自己嫌悪 の中で、作業を進めております。

小生は、「阪神淡路大震災」を JR甲子園口 付近で被災しました。

小生にとっては、まだまだ新しい記憶として蘇っております。

そして今回の「震災」です。

阪神のときは、自分の家族の事で手一杯で同じく被災された方々の手助けが殆ど出来ませんでした。

その後悔の念は、半ばトラウマとして残り 以来一切自らの誕生日を祝った事はありません。
またお祝いは、お断りして参りました。

なぜなら、小生の誕生日は 1月17日 だからです。

そして、我が身に誓いを立てました。

万が一にまたこのような災害になった時、人の助けになるようにしようと。

しかし、気休めに義援金を幾ばくか寄付して、何も出来ていないのが現状です。

「仕事なんてバックレて、なにか援助に行こう」と何度も考えました。

しかし、昨年と一昨年と通じての不景気で、僅かな蓄えも底を尽き、いま来ている
仕事をしなければ、自らが明日や来月のおまんまが食べられません。

ましてや、小生の仕事はこうした有事になんの役にもたたない仕事。

みなさんの生活や精神が安定してこそ、その余暇や娯楽として初めて役にたてるモノ。

すみません。少し遅くなるかも知れませんが、必ず何かのカタチで皆さんのチカラとなりますので
しばらく小生に時間をください。

本日の講釈は、ココまで。