STRONG 遠藤 創造と破壊 銀幕の隙間でひとこと。

映画 TV CM 映像の現場で、いい効果やビジュアルを作り出しながら
ここで喋ったりぼやいています。

夏休みこそが。

2012-08-12 19:33:33 | 映像美術のお仕事
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世の中がお盆休みになろうという時だが、現在参加している作品はそのお盆中にクランクインとなります。

今回の作品は、小生のユニット全員で 4名となる。

そのメンバーに加えて、本日より一名の若者が 夏休みを利用して約一週間の研修に来ている。

このブログを通じて、以前からいろいろとお話合いをしてきた若者だ。

最初に進路についての相談を受けた時に 「現場(プラチナデータ)」に見学にきてもらい、それからこまめに連絡をくれていた。

「夏休みに一週間、時間が作れたのでお手伝いさせてください。」

と言うメールをもらい、今回の研修となった。

撮影が始まる頃には?研修も終わってしまうが、映像美術においては『準備70% 現場60% 合わせて130%』が望ましい。130%である理由は、ユニットの各々が100%を出す事でそれ以上の出来となる。

「準備が現場より大事ともいえるのが美術パートです。準備期間を体験することも大きな意義があると思うよ。」

こうして、彼女は本日から一時的に我がユニットのメンバーとなった。

これからの一週間、怪我のないようにがんばって欲しい。

こうして、まとまった休みを利用しての研修を最近お勧めしている。

4年生の大学に通われている方は?3年までに必須科目を消化して、4年の夏休みのすべてを現場で研修する。
実際に昨年の夏休みの全てプラスアルファを「るろうに剣心」の現場で研修して、いまは立派に業界入り
した者がおります。(当ブログ からの業界入りは、現在7名となりました。)

学生という身分のうちに「この業界の厳しさ」を体現することで、卒業後の選択種として?業界を考えられると思っています。
よく分からない世界に向かって、まっしぐらになるのはある意味、無謀で愚かと言えるでしょう?

決意を持って入って、やっぱり違っていたとなると?現場にも迷惑ですし、本人も嫌々続けるような事になってしまいます。

そうした事がないように「夏休み」「冬休み」等のまとまった時間で、現場を知っておいた方がいいでしょう。

募集は、していなくても? 現場の手は慢性的に足りていないんです。

そして今現在においては、ほんとうに人手が不足していて、作品がひしめいています。
いままで諦めていた人も?  アクションを起こすときは今ですよ。

特にヤル気のある男の子、女の子に出遅れるなよ。

女の子には、お嫁さん や お母さん と言う絶対的な選択種があるけど
男は、生涯 働かなくては生きていけないんだよ。

そろそろ 考えた方がいいころだよ。男子たち!

本日の講釈は、ココまで。









はい、太ってしまいました。

2012-08-11 00:48:25 | よもやま話し
本日、久しぶりに多くの知り合いに TMC で会った。

小生に対してみんなが口々に言った言葉が
「すごい、太ったね?」

自覚症状は、充分に持っている。

思えば、一年前に大きな精神的ショックを受け、それを胸に仕舞い込み京都に赴いた。

10日ほど、食事がのどを通らずに あっという間に5kg ほど痩せてしまった。

炎天下のロケや激務、それに加えて食欲の無さで、このままではヤバいと感じた。

それからは、義務的に無理クリに高カロリーの食事を詰め込み、自棄ともとれる大酒の日々。


気が付けば? 食べる事と飲む事に依存的になり始めていた。

それで、心のダメージが治れば?イーブンなんだが、そう簡単に小生は小生を許さない。

イカン イカン と思いつつ、今日までほぼ同じような生活。
そこへ特大級のストレスの作品で、摂取するカロリーは倍増。
タバコを止めたあたりからの、徐々に増えた肉も含めて。


結果、この一年間で 8kg も太ってしまった。

このままじゃ、笑い者になってしまいそう。

試合のための減量は、散々やったことがあるが「ダイエット」は、生まれてこのかた
やったことがない。

いよいよ、それを実行するときが来たようだ。

かといって、作品中にやったら?過労してしまう。
来月のメンテナンス期間に始めます。

本日の講釈は、ココまで。


がんばれよ! ポンちゃん。

2012-08-05 02:36:18 | よもやま話し
いろいろあって、しばらくブログの更新を控えるつもりだったが

ひとりの男を応援したくて、キーボードに手を伸ばした。

最近このブログにいらしてくれている方々には、まったく関係ない人物についてだ。

ご存知の方もいると思うが「訳」あって、以前の記事を3件程消去した。

無論 書いた事やその内容について、考えを改めた訳ではない。

小生がこの業界で 30年間以上を経て尚、認める事が出来なかった現場だったことは確かだ。
しかし、自分が携わった作品であることも事実。
そして携わった以上は、ある部分での愛情も当然あるし、何かのムーブメントになれば良いとも思っている。

あまりにも正直に記したために多くのものを失ってしまった。
そう言った事を踏まえ、断腸の想いで消去したが 無許可の転載 により、その記事はいまだに閲覧できる。
ある種の攻撃を受けている事も確かだ。

このブログの停止を命ずるような事まで言われてる。

しかし、このブログはヤメる訳にはいかない。
この場を通じて、多くの人と出会い また 出会った人間とココでまだ繋がっているからだ。

今日お話する 男 も その中のひとりだ。

彼は、役者をやっている。

出会ったのは、数年前の 昼帯ドラマ だ。

いわゆる ドロドロの愛憎劇をやっている枠。

しかし、彼と出会った番組は、その枠ではかなり実験的な試みな内容。
若いイケメンばかりを登場させた ホストクラブ が舞台となっていた。
そのなかで、彼が演じたのは タイ人のふりをしている日本人ホスト。

スタッフの小生が「どぉ?演じるんだろ?」と考えてしまうようなテイ(設定)だ。

彼は、ちゃんと演じ切った。タイ人になりきっている日本人を。

そんな彼とは、なんだかウマがあって?現場でもよく話しをするようになった。

彼の名前は「玉有 洋一郎」くんだ。

名前の通り、見た目では解り辛い程 古風な考えを持った?どちらかというと 頑固な役者かな?
多分 面倒臭い部類(このテイスト解るかな?)の役者だと思う。

彼もブログをやっていて、小生もちょくちょく覗きにいっている。

久しぶりに行って観ると?いままで2年程の事が記されていた。

どうやら、最近は 役者としての活動をしていなかった?否 出来ていなかったと言うべきか?
(そう言えば?何も聞こえて来なかったが)

小生もこの世界に30年以上いる。

そういった連中を多く見て来たし、連絡が取れなくなったものも少なくない。

彼のブログには、いままでの多くの憂いや葛藤が記されていた。

面接やオーディション。

彼は、事務所を辞めたらしい。

アメリカでのマネジメントとは違い、日本においては事務所のチカラは絶大である。

たいしてお芝居が出来なくても?歌が下手でも? 事務所のテコ入れで?どぉとでもなるのが日本だ。

アメリカのように自分でエージェントを雇って、マネジメントしてもらうようなことはない。

つまり、彼は自分で自分をマネジメントしている。

小生もフリーランスなので、自分でやっているが 役者とスタッフではまるで違う。

彼も自分で選んだ道。 大変になることは解っていただろう。

頑張っている彼を考えると?今すぐに誘い出して、呑みに連れて行きたいところだが........。

こうなると今度は、是が非でも現場で会いたい気持ちになって来る。

小生の仕事を手伝ってもらう手もあるが、今までにも役者(まだ喰えてない)さんをバイトとして使った事も
たくさんあるけど、あれは何だか可愛そうに見えて仕方が無い。

やっぱり彼とは現場で会いたいな。

それまでは、こうして応援し続けるよ。

ポンちゃん、いつもコメントで励ましてもらったりして ありがとう。

君は自分が大変な時期だったのに?小生を励ましてくれてたんだね?

なんかあったら?いつでも連絡してくれよな。

がんばれ、ポンサック! いけいけ 玉有!

現場で、待ってるぜ!

本日の講釈は、ココまで。