STRONG 遠藤 創造と破壊 銀幕の隙間でひとこと。

映画 TV CM 映像の現場で、いい効果やビジュアルを作り出しながら
ここで喋ったりぼやいています。

いいとこ見~つけた!

2009-09-30 14:07:06 | まち歩き
仕事も一段落して、久しぶりに時間の余裕と言うヤツ。

先日、稲城にある 某美術会社からの帰り道。

散歩が好きな小生は、京王読売ランドから バスで読売ランドまで行き、そこから小田急読売ランドまでを遊歩道を

歩いて帰る事にした。

この近辺は、20年ほどまえ 「CALスタジオ」が 多摩美 にあったことこら、生田オープンセットによく歩いて通った道。  夕暮れの遊歩道。

そろそろ 駅前に着こうかという所で「おや?」っとなる。

以前は、アパートだった所に喫茶店が出来ているではないか。

カフェ 棕櫚 となっている。 「ハテ?棕櫚?どこかで聞いた事があるような?」

そんな思いで、中に入ってみると 元々アパートだった骨組みを利用して、かなりおしゃれに仕上がっている。
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コーヒーも言う事無くウマい。

何と言っても「落ち着く」空間で、お客さんも小生のみ。

キャパシティーは、推定で40席ほどあると思う。



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ここで、台本を読んだり 脚本を書いたら.....なんて思った。

4年前までは 小田急読売ランド に住まいを構えていたので、そのころにこの店があったら、間違いなく常連と

なっていただろう。



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山道を歩き、汗ばんだ身体がクールダウンするまでの間、カフェ棕櫚でマッタリとした時間を過ごし

再び駅へと歩を進めるなか「しかし、夕方のこの時間で、客が小生だけかぁ。次に来る時にまだあるんだろうか?」

なんて余計なお節介的な事を考えつつ 電車に乗り込む。

「!!!思い出した!」

「シュロ」と言えば、同じく小田急読売ランド駅のマクドの裏にある ビストロ 棕櫚 ってのもあったぞ!

そういえば、あそこも民家を改造して店舗にしていた。

フムフムなるほど、作りといいセンスといい雰囲気といい、どうやら同じ経営者だな?(推測)

そのビストロには、2回ほど行った事があり、パスタとチキンカツレツを食した事がある。

なかなかの美味だったが、もう一軒のイタメシ屋「アーリオオーリオ」の常連だった小生は、あまり足を運ばなかったのだった。





「ボス!次に行った時には、ビストロとカフェの背後関係を洗ってみます。」

「ヨシ! じゃぁラガーとドックは、ホシのアリバイを崩せ!」

一同、一係を出て捜査へと向かう。

残された 藤堂 、窓辺に立ち。

「奇麗な夕日だ(ブラインドを指でひろげつつ)」

本日の講釈は、ココまで。 


超久々の!「近所のベッピンさん物語8」

2009-09-27 23:37:57 | インポート
7月から 作品に入り立て続けに Vシネマ 映画 と2本、休み無く今日まで来てしまった。

仕事をしている時も小生の頭には気がかりがあった。

それは、例の公園の「ベッピンさん」達のことだ。

この猛暑やゲリラ豪雨なんかをどぉ?過ごしているのか?

本日は、久しぶりの休日となり、strong W のバースデーという事もあり、近所の美味しいケーキ屋さんにバースデーケーキを買いに行く事になったので、ついでに例の公園へにも行ってみる。

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イタァ~ッ! よかった!

最初に出迎えてくれたのは、「サビちゃん」そして「アマエタちゃん」あと「???ん?」君は一体だれですか?

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ナントまたまた新顔さんじゃありませんか。

なんだか後ろ足を引きずっているので、「ビッケ(ほとんどギリギリだが)ちゃん」とした。

サビちゃんは、相変わらずの甘えっ子ブリで、ちゃっかりと小生の膝に乗り、お昼寝モード。

ほか2匹は、なにやら おねだりモード全開で、「ナニかちょ~だ~い」。

まだ買い物前だった strong 夫妻 のため、3匹に「買い物帰りにまた来るからね。」の約束をして、一路ケーキ屋さんへ。

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見よコノ、めくるめく光景を。

このお店は、けっこう有名店で、巨人 原監督 のバースデーケーキなんかも作っている。

我々は、いわゆる 一台のバースデーケーキではなく、食べたいケーキを数種類購入して、ついでにドラッグストアにより、ベッピンさん達にお土産を買って公園へと向かう。



再び公園へ戻ると。



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出て来る出て来る、総勢 7匹でのお出迎え。

「サビちゃん」「アマエタちゃん」「クシャミちゃん」「カタミケちゃん」「アオメちゃん」「新人ビッケちゃん」
「ゴールデンボス」

みんな元気で良かった!

カリカリとキャットミルクを振る舞って、みんなに喜んでもらっているうちに

今度は、strong 夫妻が ヤブ蚊 の餌食となり始めたので、別れを告げて 公園をアトにする。



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しばらく遠ざかっていた 公園だが、みんな元気でほんとに良かった。

本日 現れなかった 他のメンバーについても「これなら、大丈夫か?」と朧げな安心を得つつ。

本日の講釈は、ココまで。





クランクアップしました。

2009-09-26 23:14:47 | 映画
長々と撮影をして来た 本作(まだタイトルは、言えない)も撮影終了となりました。

前作の Vシネマ より数える事、2ヶ月半もの間 衰えた身体にムチを打ち、精神力のみで迎えたクランクアップ。

前にも触れた?ように今回の作品には、多くのインターンシップの学生さんが手伝ってくれました。

が!しかし、終わってから考えてみると?

ひとつの現場で、多くのインターンシップ?

その場合は、より多くのプロフェッショナルが現場にいるはず?

実は、今回の作品には「照明部さん」がついておらず、撮影監督が機材を持ち込み、インターンの学生さんを使って

照明をやっていました。

一人に対して、大勢では「学校の教室」と違わないんじゃないか?

やはり、インターンってのは、自分以外の周囲が ほとんどプロや経験者であるべきじゃないだろうか?

今回、せっかくの夏休みを 本作に捧げた 学生さんたち、本作が全てと考えずにいろんな現場でチャレンジして欲しい。

ちなみに 我が美術部には、インターンシップはついておりませんでした。

さて、2ヶ月半振りの休みは、ナント奇しくも strong W のバースデーです。

コレは、神のいたずらか?悪魔の戯れか?

なんかやっぱり、サービスせにゃならんわけだ。

しか~し、午前中くらいはいいでしょ?

さきほど、「明日の朝は、目覚ましをかけない!」宣言をいたしました。

ささやかな、幸せを楽しませていただきます。

あとは、最近ややサカリ気味の愛娘ミルコの「早朝攻撃」をどぉ?避けるか?

崩壊寸前の精神状態をかかえつつ。

本日の講釈は、ココまで。





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先ほど東京に戻りました! 特大号です!

2009-09-23 22:26:33 | 映画の話とかいろいろ
今回の地方ロケ先は、↓ ココです。

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先週も福島にいた訳ですが、21日から先ほど(23日の午後)まで 福島県相馬市に行って参りました。

大変申し訳ないのですが、小生は東北が苦手な地方となっております。

プライベートでの旅行となると、全く触手が伸びないのが東北地方です。理由は自分でもよく理解出来ません。

しか~し、行ったからには、たとえそれが仕事であっても「オモシロイ」ものを見つけたくなるモノです。

例えば........。




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コレは、あこがれから来るのか?




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これほど「自信満々」な書き込みをしながら「しばらくの間、休業いたします。」と言う札がかかっていた。



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この菓子パン! すばらしい!デザインです。
内容は、4っつに割りやすく切れ目が入っていて、中身はクリームとアンコ。



そして、お待たせ致しました!
「本日のべっぴんさん 東北福島相馬編」


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ホテルから現場までの行きと帰りを歩く事にしていた小生が出会った、最初のベッピンさんである。

この娘は、かなり 胸焼け していたらしく、小生が近づくのもお構い無しで、一心に雑草を貪っていた。

お写真を撮らせていただき、しばらく歩くと 小生を呼び止める 高い声が。

「ニャ~ズラ~」「ニャ~ガンス」(ほんとうは、そう聞こえませんでした)



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真っ黒な「ブサカワ くん」
一見怖い顔をしているが、とて優しい声で哭き 目を細めてご挨拶してくれた。
仕事で疲れた 小生 を気遣ってくたのかい?


てな訳で、その仕事についてもレポート。

今回、何故この地に訪れたかと言うと



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コレは、昭和初期に実在した「築地小劇場」をモチーフにして再現した 「築地劇場」。

かの地に赴いた理由は、それを作るべくベースとなる古い建物を求めての事でした。

つまり、福島で撮影をしていても「設定は、あくまでも昭和の東京 築地」なのです。




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現地エキストラのみなさんや役者さんも、みんな昭和してるでしょ?

建物内の舞台にも 当時を彷彿とさせる 書き割り を建て込み。

二階の小部屋には、主人公が舞台脚本を練り上げる部屋「演出部部屋」↓




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とまぁ、こんな感じでどぉでしょうか?

今回は、小生が業界に入った頃の 撮影所内のスタッフルーム 演技事務部屋を思い出しながら飾らせてもらいました。
小生が入った頃は、こんな環境の中で「泊まったり」「酒を酌み交わしたり」「将棋を打ったり」「殴り合いのケンカをしたり」したものでした。

撮影本隊は、本日より撮影を開始して明日の夕方まで、コノ現場で撮影を行っておりますが、小生は一足早く

東京に戻り、その次に控えている撮影の準備いたします。

現地に残ったメンバー、オイちゃん Hさん Kさん セイワくん 大道具 Tさん バラシは任せましたよ。

小生は、次の現場を仕上げて待っています。

苦手なはずの東北福島に、やや後ろ髪を引かれる思いの中......。

本日の講釈は、ココまで。


久々の自宅より更新。

2009-09-19 23:50:52 | 映画
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猪苗代湖のほとりより、本日 東京に帰って参りました。

夜は気温が10℃を下回り、日中は23℃ という寒暖の差の中を昼夜を問わず撮影して参りました。

ロケ中、携帯により2回ほど更新致しましたが、やはりキーボードはいいですね? スイスイと文字が飛び出して来ます。そんな感心もつかの間。

ナント、東京にいられるのも 2日間。

またまた、21日から福島にロケに行く予定です。

今度は、相馬だそうです。(って、いったい何処だ?)

今回の猪苗代湖畔は、今までにも 2回ほどお世話になっていますが、相馬は初めてです。

えっ?ロケハン?

実は、今回の作品はいろいろな都合で、引き継いだ 作品 なので ロケ現場の一切を小生はロケハンしておりません。

これは、「良い子は、絶対にマネしてはダメだよ!」と番組終わりに仮面ライダーが言うほど、アクロバティックで

危険な行為ですが、小生は受けてしまいました。

これには、深い深い事情がありますが、またの機会に別なカタチで説明します。

さて、そんな本作も残す所 あと一週間ほどとなりました。

毎日のように起こる監督の思い付き的な パラレルワールド を辛くも凌いで、ココまでやってきました。

報われる事の無い 作業の繰り返しではありますが、ココまできたら走るのみ。

先週の都内(神保町)を襲ったゲリラ豪雨の中(ビショビショ)で飾った「支那そばの屋台」。

報われなかった 飾りの本作代表と言えるでしょう。


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提灯もメニューも中華模様も小生の直筆。(習字経験はありません。独学です。)

しかし、あまり画面に繁栄されなかったこの屋台も、一般の方には評判が良く、お客さんが来たり そのスジの方に

ご注意を承りました。「誰の許可を得て、ココで商売してんだぁ?!」

まぁ、説明すれば解ってもらえましたが.......。 よくこう言った危機に直面します。

そう言った意味では、地方ロケは楽ですが。

さて、先ほど解いた旅の荷物をまた新しいものに詰め直しますかね。

連休の渋滞を見越して、トラックを先発させるためです。

小生を含めた先発 前乗り班(撮影前日やその前に現地に入り、準備を整える事)は、21日の朝にスーパーヒタチ?で現地入りです。

撮影本隊は、22日まで都内でロケーション。

持ち道具、現場担当の K さん! あとは頼んだよ。

まるで旅芸人のような生活で、家族に後ろめたさを感じつつ。

本日の講釈は、ココまで。


本日も福島。

2009-09-17 22:59:06 | インポート
本日も福島。
本日も福島。
相変わらず、福島にてロケをしてます。 携帯での更新は、あまりしたくないのだが、ホテルのネット環境は、整ってないので仕方がない。 いま現在、ナイター撮影中の現場からの更新。 実は今回の作品、照明技師がついておらず、撮影監督がその全てを任されている。 もうご存知だろうが、今回は設定が昭和初期である。 つまり現在のように電気や街灯が町にも家にも完備されていない事を意味します。 取り分けナイトシーンの多い本作では、照明部に担うところが多い。 しかし、何故か?技師はついていない。
今回ばかりは、照明がいかに大事か?を寒い寒い福島の夜に嘆きつつ…。 本日の講釈は、ココまで。 更に撮影は、深夜に及ぶ。


福島の夜は…。

2009-09-16 21:38:24 | インポート
福島の夜は…。
本日は、日中は晴天で気持ち良く(現場は、別として) 、夜は夜で満天の星空。 小生は、なんでこんな素敵なところに仕事で来てるんでしょうね? 日本中のいろんな場所に行きましたが…そのほとんどは仕事。 あぁ、プライベートで旅行して、温泉入りたい。 本日の講釈は、ココまで。


只今、福島の地方ロケ!

2009-09-15 18:15:53 | インポート
只今、福島の地方ロケ!
今回で、3回目になるこの現場。 作品は、すべて違ってても現地でお世話になる商工会の方は、一緒でした。 毎度、ご迷惑をおかけします。 この地方ロケは、19日まで続くのでした。 雨の中から…。 本日の講釈は、ココまで。


撮影 快調? だが....。

2009-09-11 23:20:01 | 映画
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本日は、三浦海岸の荒崎でのロケーションでした。

現場では、いつものごとく紆余曲折ではあるが、とりあえずスケジュールをこなしているので

快調!と言うべきか?

そんな中、小生はと言うと「心が完全にフラット」な状態。

どういう事かと言うと、仕事以外の事に心が動いていない。

普通は、生活の中にも「何かの期待感」があったりする。例えば「ナニを食べよう?」とか「帰ったら、ナニをしよう?」とか 些細ではあるが、ひとつの生活の弾みになっている。

それらが全く感じられない。

仕事は、使命感からか?ちゃんとしようと努力出来るが、自分の事となると全く無気力な感じだ。

どうしたら?そこから抜け出られるのか?いまは解っていない。


さて、本日のロケでの作業だが、下の写真のように「漁船」を作って来た。

ややチープな感は否めないが、ツブシ撮影(日中に光量を逆利用して、フィルターや絞り 等の技術により、夜間の撮影にすること。通称アメリカの夜)のためにディティールには凝らず、シルエットを重視しています。



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もともとは、船外機を動力とする 平らなボートだが、設定上の都合で船外機を隠して マスト キャビン エントツを
装着して、少し大きめの漁船に見立ててみました。

作って来たキャビンの寸法が合わずに現場で足したり刻んだり。

その際に岩場で左足を負傷、流血しながら完成を迎えた。



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仕事は、なんとか出来ているが、多くの悩みをかかえつつ。

本日の講釈は、ココまで。