STRONG 遠藤 創造と破壊 銀幕の隙間でひとこと。

映画 TV CM 映像の現場で、いい効果やビジュアルを作り出しながら
ここで喋ったりぼやいています。

メリケン国漫遊記 最終回

2008-10-16 23:32:48 | 旅行記
よくも悪くも勝手に綴って来たこの「漫遊記」も本日で最終回。
まだまだ、思い出されることや書きたい事もあるが、仕事の方も中々忙しくなって来たので今回を持って最終回とさせてもらおう。

「 I S M P 」で、ゲストスピーチを終え「ふぅ~っ、うまく喋れていたんだろうか?」とかを考えつつ、その日のスケジュールをともに終えた友人の車に乗り込んだ。
この日の夜は、ジャズをやっているライブハウスに行く事になり。
それまでの時間を食事と観光にあてることとなった。Img_2601
まだ日は暮れていなかったが、空模様はかなり怪しい感じになっていた。
友人のジュンヤが、「デートをするならココ」と連れて来てくれたのが、太平洋を一望出来る小高い丘。Img_2630
この先には祖国日本があるんだぁ...ってなことは全く考えず只ただ「スゲェ~!」のひとこと。写真では伝わり辛いのだが、その景色は渡米以来初めて感じるアメリカの大きさでもあった。

そのあとは、また車で移動して「ベニスビーチ」に向かった。普段はもっと人が多いらしいが、この日は生憎の天気のせいか?チラホラと通行人がいるだけの寂しい感じ。
Img_2644聞くところによると、何ヶ月も雨がなかったのにコノ日は降ってしまった。
友人曰く「遠藤さんが来るまでは、涼しかったんですよ。来た途端に凄く暑い日ばかりだし、おまけに雨まで降ったりして。」だそうだ。

たしかに小生は、霧の摩周湖にロケに行った時に晴天で、地元の人に「こんなこと滅多に無いですよ。」といわれたこともある。霧の摩周湖を撮りに行ったのに晴天だったため、普通の湖となってしまった。

時々あり得ない事が起こるのが、小生の宿命なんだろう。
LAに行ったのに今回はズブ濡れになることが多かったのもそうなのだろう。

天候と m S W の都合により、ベニスビーチをゆっくりとも出来ず、再び友人の車に濡れた身体を押し込み食事へと向かう。

この日の夕食はブラジル料理屋で、ラムチョップステーキを食する。 幸いにもこの店はトラベラーズチェックが
使えたので、友人にご馳走する事が出来た。(よかった!)そんなことも味付けになったかどうか?ここの料理は、かなりウマかった。 そのボリューム故え、少々残してしまったが味にはかなり満足している。

食事も終わり、まだライブまでに時間があると言う事で、友人宅で一休みする事になる。

いかにもと言う感じのアメリカンなアパートメント。
広くて、使いやすそうないい物件だ。 室内の案内を一通りして、ジュンヤが日本茶をだしてくれた。これがまた値千金なウマさ。
アメリカに来て、一番落ち着けるのがこの部屋と実感してしまった。 そんなさなか、おもむろにピアノを奏で出す
ジュンヤに驚かされた。 けっこうの付き合いになるが、ピアノの演奏が出来るとは知らなかったからだ。
てっきりインテリアとして置いてあるのだと思っていたピアノが、見事な音を出している。

(最終回は、かなり長くなりますよ。)


ライブに行く前にいい前座を見た思いで、友人の家を出て会場へと向かう。
Img_2652
なかなかアッサリとした感じのライブハウスに着くと、ジュンヤの友人達と合流して入場までのひとときを楽しく談笑する。

今夜のプレーヤーは、日本でもかなり人気のある「HIROMI'S SONICBLOOM」(スンマセン、小生はこの日からファンとなりました。)ナント日本人だ。
なんの縁か解らないが、ココまで来て日本人のライブを観るにあたっては、何か特別なチカラが働いたような気がした。

小生、ワイフ、ジュンヤ、マット、マシュー、韓国の人(スンマセン)の6人で入場。正確にジュンヤの友人の韓国の方は、もう会場にいたのだが...。
Img_2654
始まるや否や、そのパワフルで繊細な演奏に度肝をぬかれ、最後まで圧倒されたままだった。
彼女のか細い腕から弾き出される曲は、どれも前頭葉に突き刺さるような衝撃だった。
また他のプレーヤーも凄まじいばかりのテクニックとパッションだ。
「このライブハウスにはよく来るが、今夜はベストだ。」と皆が言っていた。
小生は、ラッキーでした! たった一回しか来ていないのに、そんな夜に来ていたなんて。

「上原 ひろみ さん」アンタは、凄いスゴ過ぎる。 彼女が出て来て、買ってもらったCDにサインしているのを見て、当然の如く喉から手が出るほど欲しかったが、STRONG 夫妻が持っている現金は、二人分をあわせても値段の
$20に及ばなかった。ワイフのバッグの中には、使えない TC が数百ドル。

ライブの興奮がさめやらぬ中、6人で飲む事になりとなりのバーに入った。
ご多分に漏れずの全員がフィルムメーカー。 先ほどのライブの話しに始まり、業界の話しや、何故この季節にLAで雨が降ったのか?(小生のフォルトと言う事になりました) お互いに意気投合して、話しは尽きなかったが、そんなひとときもやがては終わってしまうもの。ごちそうさまでした。

帰りのホテルへの道のりが、その夜は妙に早く過ぎて行き、あっと言う間にホテルの前に到着。

ジュンヤに...そして出会った人達すべてに再会を誓い、この旅も終わりを遂げる事となった。
長いようで短い期間だったが、大きな手応えと沢山の笑顔をみんなから得る事が出来た。

さて長きに渡ってお伝えして来た「メリケン漫遊記」すべての講釈はココまで。(くぅ~っ、久しぶりぃ~!)


メリケン国漫遊記(番外編)

2008-10-12 21:25:13 | 旅行記
大盤振る舞いの本日2回目の更新。番外編です。
「ユニバーサルスタジオ LA」に行った同日。 そこを車で出て、グルリと回り込んで一般の方が入れないゲートへと向かう。
守衛所の方にコチラのパスポート(友人は I D )を提示して、各々の入構証を受け取る。 
実は昨日のうちに友人を通じて、我々の身分を照会して来館する事を知らせてあった。こうしないと入館を許されない。
身分を証明出来るモノを持っていなければ、たとえスピルバーグ本人だとしても入れなかった!という有名な話しもあるくらい、セキュリティーがしっかりしているのだ。
コレは昨今の日本の撮影所も似たモノになりつつある。
今回、我々がユニバーサルの撮影所に入れたのも友人のおかげである。 彼が講師を務めている学校「インターナショナルスクール オブ モーションピクチャーズ(I S M P)」の校長先生「横山 智佐子さん」が撮影所内で、リドリースコットの新作を編集されており、我々の見学を許可して下さったからだ。
彼女は、今現在ハリウッドでリドリースコットの作品の殆どを手がけている。にも関わらず後進の育成にもそのチカラを注いでいるのだ。スゲェ~!

駐車場に車を停めて、バカ広い敷地内を進んで行き、ジョン フォード ビルディングまで行く。ユニバーサルスタジオ内の道路や建物には全て有名人の名前が付けられている。例えば、スピルバーグ通りとか、ルーカス通りとか。
所内にスタジオのオフィシャルショップがあり、一般には手に入らない T シャツであるとかキャップであるとかが売っているのだが、我々が伺ったのは19時を過ぎていたので残念ながら購入する事ができなかった。
また機会があったら、是非手に入れたい所だ。

ジョンフォードビルの前まで行き、タバコに火を点けて待つ事数分。この間、「どんな人が出て来るんだろう?」とか軽く不安を感じていたが、上の方から日本語で「いらっしゃい!」しかも女性の声。実はこの時まで1相手が日本人で女性である事も知らなかった。というか、入構書に書いてある事に気が着かなかった。 写真は入構証です。コピーされては困るので、一応色を変えてあります。(いい記念品だ)

横山さんに案内されて、彼女のオフィスへ招かれる。 「えっ? ここが編集室?」コレが小生の正直な印象。
そこは、各々の部屋に分かれていて一部屋をゆったりと一人で使用していて、しかも明るい感じのオフィスだった。

日本のイメージだと、薄暗い部屋に3人くらいでゴチャゴチャと使っている感じだが、ココは実に健康的な職場だ。
横山さんは気さくな方で、いろいろとお話しを聞かせて頂いた。 逆に日本でのキャリアがないらしく、小生に日本の映像業界の質問されてしまった。 
小生が軽く一通りを話すと「ウチの学校で、スピーチをしてくれませんか?」と言われたので、何かのご恩返しと思いお引き受けする事にした。
そんな話しを30分ほどしていると「娘が待っているのでソロソロ....。」と横山さんがおっしゃったので、「失礼ですが、娘さんはおいくつですか?」と訪ねると「4歳です。」との答え。
驚いた!日本では、女性スタッフの場合、子供が出来た時点で業界引退だ。やはりハリウッドはあらゆる面で、労働条件が何から何まで整っている。
もちろんベビーシッターとかを雇っているのだろうが、日本ではありえないその羨ましき状態に敗北感が胸を刺す。

御開きとなった会談?の後、我々はせっかく潜入(人聞きが悪いが)したのだから、ちょっとウロウロとすることにした。Img_2540
Img_2541
これから、夜間ロケに出発しようとしている「デスペラードの妻達」のスタッフを横目に、スタジオ内を歩き回る。
夜の撮影所と言うのは、日本でもちょっと不気味な感じだが、ココはその広さ故倍増だ。

「おっ、このスタジオはヒーローズを撮っているぞ」ってな感じで歩いていると、ゴルフカートに乗った守衛さんが
来て、我々の秘密のスタジツアーは終わりを迎えた。ウロウロしてスンマセンでした。
興奮冷めやらぬうちにスタジオを後にして、少々遅めの夕食。
Photoこの夜は「IN-N-OUT」のハンバーガーです。 コンボセットを頼みました。友人曰く、LAで一番おいしいハンバーガー屋だそうだ。小生はてっきりバーガーキングが一番だと思っていたが。
確かにめっぽうウマイ!ポテトはジャガイモをその場でスティックにして揚げていて、これがサクサクでウマイことこの上ない。
その晩は、胸もお腹も満腹感でいっぱいになり、グッスリと眠りについた。
次回更新は、ダウンタウンをブラブラ編です。


メリケン国漫遊記 其の四の弐

2008-10-12 12:41:49 | 旅行記
さて前回更新では「ユニバーサルスタジオ LA」の下部を紹介したが、今回はエスカレーターを昇り上部に行ってみる。
エスカレーターを降りて、ブラブラと歩いていると何やら騒がしくなっている辺りがあり、そちらに足をむけると...「ジェイク」がこちらに歩いて来る。P1050015「ハ~イ、ジェイク!」と小生が声をかけると、憮然とした表情で「ハイ!」と軽く挨拶してくれたが、態度はあまり良くない。してヤラれたの気分。たしか映画の中でもそんなキャラクターだった。ちゃんと役作りをされているために、その態度に腹も立たない。ジェイクが「ブルースモービル」に向かい乗り込むと、ちゃんと「エルウッド」も乗っている。
P1050017いよいよ「ブルースブラザース」のミニライブがはじまるのだ。若い方はご存じないだろうが、この「ブルースブラザース」はジョン ランディス監督作品で、故ジョン ベルーシとダン アイクロイド主演の映画を元にしている。映画映像を目指している方は是非とも見て欲しい。
今回のショーを演じているのは、もちろんニセモノだが、声はかなり似ていたと思おう。が、小生がその映画と音楽をあまりにも愛している故、心から入り込めなかった。
次は昼食。
食事をする度に感じる事があった。それは、カードを持っていると本当に便利だということ。 
小生は、自分の見えない所で金銭が動くのが、気持ち悪いためにクレジットカードを持っていない。
日本ではどうと言う事も無いがアメリカでは、あった方がいいようだ。しかもアメックスが以外と使えなかったりする。
やはり、マスターかビサがいいようだ。今回の渡米で、カードを持とうと思うようになった。実感である。

さて、今回の食事は「フライドチキン」、なんだか始めてアメリカらしい食事?
食事も済んで.....?アレッ?食事の前?だったかな?..........「THE Simpsons RIDE」です。Img_2523
これは、ココで一番新しいアトラクションで、以前は「E.T」だったとか「バックトゥザフューチャー」だったとか?
中に入ると、カラオケボックス的な部屋に10人ほどづつ入れられて、可愛らしいカートに乗せられます。そこからは「!!!またですかぁ~!」の絶叫系マシン。自分が勝手に錯覚をしているだけ。と思っていても、その映像の凄さに冷静さが間に合って行かない感じでした。あの映像技術はスゲェ~!

「スゴかったねぇ~。」なんて会話しながら、再びブラブラと時間調整。そこでまたまた見つけました!ノーマ ジーンと言う名前だった「マリリン モンロー」。さすがにケネディーもディマジオもいなかったが、一人で寂しげに感じたのは小生だけか?一緒に写真を取りました。イイ臭いがフワァ~として、本物はもっと凄かったんだろうなぁ?っと一瞬どこかへ行きました。P1050014

まだまだ時間を調整する必要があり、今度は遊園地の定番「お化け屋敷」に入る。
ここはいわゆるベーシックなもので、仕掛けやパフォーマンスは日本と変わらない。が、セットは数倍の素晴らしさで、アップダウンをうまく利用して作られていた。

そこを出た所でいい時間になった。 なんの時間調整をしていたかと言うと、「スタジオツアー」を待っていたのでした。これは、U S J には絶対にないもの。実際のスタジオが隣接している本場ならではのもだ!
なんと、一日一回「日本語ツアー」があるのです。これから行く人は、お勧め情報です。
しかし、ガイドの日本人はどこかわざとらしくて、鼻につく事しばしばで、アメリカ人ガイドの方がノリノリで楽しそうだった事も確か。
そんなガイドの説明を聞きながら「あぁ~アレかぁ」となったり「おぉ!」となったりしながら、車はどんどん進んで行き、小生が一番食いついたのが旅客機墜落現場です。P1050042
P1050044スピリバーグの「宇宙戦争」の現場です。小生はCGを使って、一部だけ作られていると思っていたので、かなり驚きました。まさか、フルサイズのしかも本物の飛行機をバラシていたとは.......。
買い取り金額は700万円だそうですが、輸送費に2,000万円かかったそうです。たしか本編では、5分無かったような? 日本なら、その2,700万円で映画を撮ってますよ。いいなぁ。
実際に撮影が行われていて、入れない地域もありましたが、我々は後で一般が入れない場所に入る事になります。
その時の事は、番外編で紹介して行きますね。

さて、いろいろな仕掛けやヤラセを乗り越えて、無事にツアーも消化した所で、閉館時間が迫って来たので軽く急いだ感じで、次なるアトラクションへ向かう我々。
次は、「ターミネーター」です。これも日本にあるのでご存知かな?
これは、映像とライブアクションの融合的なもので、友人曰く10年前と変わっていないそうです。...........。

どこのアトラクションでも思った事がある。
それは、アトラクション前の説明 VTR 等で、その映画の監督や俳優が出演していると言う事。ギャラはどうなっているんだろう?とか、二次使用扱いにならないのかなぁ?
ついついそんな事をモニターをみながら思ってしまった。

次に向かったのは、「ウォーターワールド」だったが、ナント最終公演がすでに終了していたので、なぁ~んとなく
「シュレック 4D」に入ってしまう。
4D って?どういうことだろう?と思っていたら、ナルホドそういうことだったかぁ。まぁ関心はしたが、サプライズは「シンプソンズ」には敵わない感じ?まぁ、人によりけりですね。小生個人の意見ですから。

日も暮れ始め、園内の人もかなり減り、我々もゲートに向かって歩き出す。
総じて感じたのは、はたして U S J でコノ雰囲気になるであろうか?という疑問。「遠慮」と「しとやかさ」と「外交的でない」日本人がほとんどの場所で、これほどの雰囲気は作れないんじゃなかろうか?ということ。
一度、U S J に行って確認してみたい所だが、ガッカリしたくないので止めておこう。
さて次回更新は、本当のユニバーサルスタジオ内に潜入してみる。つまり実際に撮影が行われている敷地内だ。
もしかしたら、本日中の更新があるかも? ひとまずは.......。


メリケン国漫遊記 其の四

2008-10-11 16:25:31 | 旅行記
さぁお待ちかね?の「ユニバ編」です。が、ひとつだけ言っておきたい事があるので、まずは語らせて頂きます。

日本に帰って来て、自宅に戻りTVをつけるとニュースがやっていました。
疲れた身体をソファーにあずけ、タバコに火をつけると「!!!」
緒形直人さんの悲報でした。何たる事でしょう。国内にいる数少ない尊敬に値する人物(俳優)が逝ってしまいました。彼と仕事をご一緒させてもらったのは、石井 隆 監督作品「GONIN 2」でした。芝居に対する姿勢と現場の人間に対する心遣いは、最大級の尊敬に値します。こころよりご冥福をお祈り致します。
日本の俳優がどんどん居なくなってしまう。タレントはいるけど、俳優が......。


お悔やみから入ってしまいましたが、今度は現世に残されている人々にお送りします。

前の晩にハリウッドで酒を頂き、かなり英語圏での生活に慣れて来たところで、ユニバーサルスタジオ LA に行って来ました。今回はかなり長くなりそうなので、全編後編に別けてお届けいたします。

友人のボルボに乗り込み、ホテルから車を走らせる事約30分。日本人の小生が運転していたら、おそらく事故ってしまいそうなヘンテコな駐車場に車を入れる。 なんとアメリカ代表ともあろうコノ施設が駐車料金を徴収した。たしか$20だったかな? まるで日本の行楽施設なみの値段。運転していた現地友人もコレにはご立腹だった。P1040991
駐車場を抜けエレベーターに乗り、外へ出てみると「ユニバーサルシティー」に出た。ナルホド、帰りにお土産を買う所だな?ってな感じで、そこはアッサリとスルーしてしまう我々。Img_2506そこを抜けると、お馴染みの球体がゆっくりと、記念撮影のタイミングを計算されてるが如く、ミストを出しながら廻っている。  
施設の保護とお客様用に、至る所でこのミストが噴出している。
行ってみれば、身体で感じるだろうが(小生は老人に近いのでなおさら)とにかく乾燥しているのがアメリカ。

早速 施設内に入り、まず我々が向かったのは「ジュラシックパーク」だ。 
LAのユニバーサルスタジオはU S J と違い、山の上と下で構成されている。
入口は上にあり、開園して間もないと上が混雑するため、我々は下のアトラクションから攻めて行った。これも現地に詳しい友人がいたからこその発想。
Img_2518やはりこの「ゲート」に大阪の空は似合わない。かなり映画に近い感じで撮影できた。(喜)  
まぁ内容的には日本のものと大差はないだろうが、これから我々は行く先々で水をかけられて行く事になる。 
「最初に濡れておけば、後々乾きますから(友人曰く)」確かにその通りだ。  エリマキトカゲ風の恐竜にヒッカケラレて後、ザブ~ンとヤラれて全身が濡れてしまった。
ココで行っておきたいのだが、小生は「高所恐怖症」である。
したがって、本来はこのようなアトラクションは避けているのだが、そうそう来れる場所でもないので今回は命がけで遊ばせてもらった。 そもそも他人に運命を任す事が嫌いなのだ。解る?

続いて我々が向かったのは、次のアトラクションとの時間調整的に「SPECIAL EFFECTS」と言うショー。
小生をご存知の方は解るだろうが、小生がよく現場でヤラされていることをお客さんに紹介しながら、一緒に楽しもう的なことだ。   
内容は、映画の撮影で行なわれる特殊効果の数々を紹介して体験出来るようになっている。
特に小生を驚かせる事は無かったが、司会者の「話術」と「お客イジリ」のうまさには、エンターテーメントを感じてしまった。
あのアドリブの旨さは、U S J の日本人司会者には出来ないだろう。って、U S J にこのショーはあるのだろうか?
だとしたら、あまり説得力の無いショーだなぁ。(調べたらありませんでした)
次に入ったのが「MUMMY THE RIDE」。別におふくろさんに馬乗りになる訳ではなく、アトラクションです。
これも日本には無いモノ。映画「ハムナプトラ(邦題)」のテーマアトラクションで、乗った事をかなり後悔している。 
つまらないとかでは無く、「高所~」の小生にはチト堪えました。なんの予備知識も無いままに乗ってしまったので、お恥ずかしながら叫びっ放しでした。
続いては、日本でもお馴染みの「BACK DRAFT」。これはかなり興味を引かれた。
小生が撮影で「火」とか「水」を使用する場合を考えてしまうためだ。どちらも「生き物」のようなモノで、オペレートを誤ると事故に繋がってしまう。それを一般の人達を入れて、間近で安全に行なっているのだからビックリする。
しっかりとした計算と惜しまぬ予算で、安全が見事に保たれている。日本映画界も見習わなくてはいけませんね。
P1050006
さて今回は全編と称して、「ユニバーサルスタジオ LA」の山の下について駆足で紹介して来たが、次回は山の上について紹介して行く。 
冒頭で書き忘れていたが、入園した正面に最後の写真のモニュメントがある。 実におかしなスタッフ構成だが、映画関係者も来るコノ場所にナンダロコレ?   てなわけで、次回更新をおたのしみに。


メリケン漫遊記 其の一(帰って来ました)

2008-10-09 16:15:57 | 旅行記
9月下旬の某日、昼前に自宅を出て一路アメリカへと旅立った。渡米の目的は、LAの友人を訪ねる事と今後の仕事に役立つ情報や人物に会うためである。入国理由は観光となっているが、実際は「視察」的な要素がほとんどだ。
そんなヤル気をまず最初に下げてくれたのが、シンガポール航空だった。午後18時フライト予定だったのだが、コレが何と4時間以上も送れてくれた。
アノ成田空港で約6時間半も余分な時間を与えられ、ショッピングモールは見尽くすわ、
そこで買ったコミックは読破してしまうわ、これから8時間以上も座る予定なのにすでに4時間も座っている状態。
国内旅行なら、気の短い小生としてはキャンセルするところだ。
こういった事は、何度か経験しているがあまりクレームをつけている人を見ないのはナゼだろう。
えっ?小生ですか?今回は我慢しました。(が、アンケートにはク◯ミソに書いておきました。過去にドゴール空港で、12時間待たされ暴れた事があります。)
したがって、到着時間も4時間送れて17時過ぎの到着となってしまいました。当初の予定では、その日からダウンタウン周辺をウロツク予定でしたが、ホテルに着いた時には結構の疲労感。便が一緒だった人達もグダグダになっていました。
しかし、小生は早速現地の友人に連絡を取り、ディナーへと出掛けました。  この慌ただしさは、日本人特有の「勿体無い現象」です。
Img_2469写真は、フィゲロアホテルです。本当はココに滞在したかったのですが、諸事情で小生達はリトルトーキョー近くのカワダホテルとなりました。
ホテルで荷物を解き、友人と19時に待ち合わせをして、まずはシャワーを浴びる事にする。!!!お湯が出ない! 待ち合わせの時間もあるので、帰ってからクレームを付ける事にしてホテルをでる。
カワダホテルの周辺は、アングロサクソン系がほとんどいないため、結構治安が悪くあまり夜間に外出することはお進め出来ない地域。しかし、小生は今までに10カ国以上の国に行っているが、絡まれた事が無いので出てしまいます。(良い子はまねしないように)
その友人と言うのは、2年ほど前に映画「あなたを忘れない」で知り合った、当時からアメリカでバリバリとやっている「運と才能に恵まれた」日本人青年で、短編映画の監督として数々の賞を受賞している。このブログにリンクしてある「オリヅル」は、彼の監督作品(是非、ホームページを覗いて欲しい)。
彼は他にも、現地で映画学校の講師もしている。(こちらもリンクしてあるので、見て欲しい)
今回の渡米では、彼の尽力によりこれ以上無い成果と実績を得る事となる。感謝の限りだ!
渡米初日のディナーは、ハリウッドにある彼の行きつけのメキシコ料理の店。ジプシーキングばりのジャガジャガ系生バンドが演奏する中、おすすめのブリトーとビールによってアメリカでの短い生活が始まった。P1040971
ちょいとホロ酔い気分でホテルに帰り、またシャワーを出してみると......今度はちゃんとお湯が出るようになっていた。小生が留守にしている間に誰かが解決してくれたらしい。
酔いと疲れの合併症により、この夜はあっさりと夢の世界に連れて行かれてしまった。本当の始まりは、次の日からだ。