STRONG 遠藤 創造と破壊 銀幕の隙間でひとこと。

映画 TV CM 映像の現場で、いい効果やビジュアルを作り出しながら
ここで喋ったりぼやいています。

スタートライン。

2009-04-29 22:40:09 | よもやま話し
昨日、クランクアップした「2時間ドラマ」で、一つだけニュースが残っています。

それは、このブログを始めてから「最初のコメント」を入れてくれた mai さんが、小生のユニットに正式に参加した事です。

彼女は、小生がブログを始めてから、その後もちょくちょくとコメントをしてくれていました。

歳が開けた頃に一度だけ求人をしたときに真っ先に連絡をくれたのも彼女です。

このブログを通じて、しかも最初の現場が小生の現場となった訳です。

インターネットと言うのは、本当に凄いモノですね。

どうやら、彼女はこの仕事を気に入ってくれたようです。

これから、数々の苦難がやってくるでしょう。

心が折れそうになることもあるでしょう。

しかし、それを上回る充実感や達成感、そして楽しみを現場に見つけて欲しいと祈っております。

人間、万事塞翁が馬。

苦しい時には、また相談に乗りますよ。

彼女に小生の座右の銘を贈りたいと思います。

「ココからのドロップキックが本物!」

頑張るですゾォ~! mai さん。

本日の講釈は、ココまで。Img_3357





久々の映画鑑賞(と言っても自宅のリビング)

2009-04-29 00:49:03 | 映画
本日は、朝5時に起きて残された ワンカット の実景を撮るために出掛けた。

現場に到着すると、制作部一人とカメラマンを兼ねた助監督チーフが既に来ていた。

「ん?遅刻したか?」と一瞬考えたが、約束の時間よりも10分も早かった。なんてヤツ等だ。

約束前に来ているにも関わらず、いそいそと持って来た「看板」を設置して撮影が始まる。

自宅からの移動時間の10分の1で、撮影終了。

昨日まで、40人を超えるスタッフキャストで行なっていた作品だが、本当のクランクアップは小生を含めてたったの3人。

「お疲れ様でした。」

さて、一度 山﨑美術 に戻り、作品のバラシをするが午後一時でギブアップ。

全ての撮影が終わった当日に「頑張る」理由がみつからず帰宅。

自宅に帰り仮眠をとり、ひさびさにワイフと食卓を挟む。「うぅ~ん、我が家は、やっぱりはいい。」

食後にこれまた久々に二人で映画を観る事になる。

先日、ツタヤ ディスカスから届いて、封も開けていなったピクサーの「ウォーリー」

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小生の中で、いまのところ「本年度最優秀作品」と言っておこう。

パーフェクトに近い、いや パーフェクトだ。

ほとんど、セリフも無いまま最後まで引っ張って行かれた。

メッセージもガンガンと胸を打つ。

エンドタイトルまでもが、メッセージになっていてオシャレ。

アノ鉄の塊、ウォーリーを抱きしめたくなる。

せつない暖かさが、98分にびっしりと詰まっている。感動で息がつまり、ニューシネマパラダイス的な涙が出そうになり、観終わってからワイフと語らうほどだ。

◯ッターマンや◯ラゴンボールを子供に見せるなら、コチラの方を強く薦める。

この映画を観る事によって、やはり脚本は一番大事だとつくづく感じた。



さて、前号に約束した 報告 です。

世間は、すっかりゴールデンウイークになっておりますが、

小生も明後日から、ネット環境の無い 軽井沢の自宅 に帰郷することになっております。

期間は、30日から6日までの一週間です。

更新をしない訳ではありませんが、携帯電話による更新ですので

簡潔なモノとなる予定です。

帰りましたら、また新たな試みを考えておりますのでお楽しみに。



本日の講釈は、ココまで。





本日、事実上のクランクアップ。

2009-04-27 23:35:57 | 映像美術のお仕事
♪オイ~ラァはぁ~ドォ~ラァ~マァ~? 2時ぃ~間ドォ~ラァ~マァ~?

と言う訳で、2時間ドラマが本日クランクアップいたしました。

しかし、実はワンカットだけ残っています。

それを明日、朝8時から撮影してめでたくオールアップとなります。


久々の2時間ドラマでしたが、やはりゴールが近くに見えているとコンセントレーションが上がります。

こうして、一度外に出てみると「昼帯ドラマ」の大変さや割り切りがいかに悪しきモノであったかが再確認出来ます。




元来、天の邪鬼な小生としてしては、人が嫌がる作品を「ついつい受けてしまう」傾向がありますが、次回はやはり

2時間ドラマがいいです。






ネタバレになるといけないので、あまり言えませんがタイトルは、40代以上の貴兄には大変なつかしいモノになるようです。

内容は、昔のソレとは全く違いますが、一応ちゃんとした刑事モノとだけ行っておきましょう。





監督は、「中前 勇二 監督」若干30歳の若手ですが、すでに監督としてのオーラとカリスマを持った方です。

彼を一言で表現するなら.......ザ?カントク.....になるであろう。となります。




判断力、選択眼、先見、吸人力、人柄、熱さ、観察眼、想像力や機転、どれをとっても申し分無く、キャリアを越えて協力したくなる将来が楽しみな人物である。



いずれ大きな仕事をするでしょう。



今回の作品で、彼と知り合えたことが 収穫と言えるかもしれません。



今回の作品の他の部分は、いつも通りのドタバタとしたお祭り騒ぎでした。



さて、明日のラストカットのために今夜はそろそろ失礼致します。


次号予告!


ある報告をします。 ではァ

本日の講釈は、ココまで。


残すところ、あと5日間で......。

2009-04-23 22:00:53 | 映像美術のお仕事
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毎日のように150キロメートル以上を 走行してきたこの作品(2時間ドラマ)も残すところ一週間を切った。


昨日から、富士の裾野にある「某車両会社」が経営する ○○○オートスタジオにて撮影が行われている。


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気を使わないと言う点では、ピカイチのスタジオだが、遠いと言うことと かゆいところに手が届かない点、いい加

減な建て込みを足して 2 で割ると、そこで撮影することがマイナスに感じられるというところ。


そこへ来て、経営者である某車両会社社長(20年以上の付き合いだが)が、「どう?いいスタジオができたでしょ?」と自慢してくるからたまらない。

「調子にのるなよ!」


そのスタジオにスケジュールを合わせることなると、ほかの現場もその近辺(つまり遠方)になってしまう。

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今回は、別荘と言う台本上の設定もあったので、やや合致している部分もあったにはあったが.....。

やはり、遠いぞ。 朝5時前に仕事で起きるのは、嫌なものである。

写真は、その別荘の前でタクシーから降り立つシーンを撮影しているところです。



現場が山の中ということもあり、出演されている「日野正平 氏」が 3匹の怪獣を連れてきてくれ、現場がかなり

和んだ。



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写真の中央にいる「日野犬 2」が、今回の脆弱ともいうべき制作部にアテツケルようにお借りしている別荘の玄関

にモリモリとウ○コをしたのが最大のパンチラインでした。


本日の講釈は、ココまで。


移動距離の長さ。

2009-04-21 00:49:12 | 映像美術のお仕事
本日もロケ&ロケセット。

朝から午後まで、三浦海岸での撮影。

その後は、練馬の大泉学園へ移動してマンションの一室の撮影予定。

小生は、朝から三浦に行き、順調に撮影が始まるのを確認した上(責任者なので)、タイアップのPCをピックアップしに相模原の「@さがみ」さんへ向かう。

いつも大変お世話になっております。



そのあとは山﨑美術に戻り、マンションの飾り班と合流。

たばこ一本をくゆらせ、練馬のマンションを飾りに行く。

無事に飾りが終わり、やっと一息ついた所で、三浦から本隊がやってきた。

夕飯をとる間もなく、撮影が始まるや否やで、またまた山﨑美術に戻って今度は明日以降の作り物。

いやぁ~走った走った。昨日入れたガソリンが空になった所をみると、本日だけで 300キロは走っているだろう。



昨今の業界は、予算が無いため「安く使わせてくれる」現場を求めて、その移動距離が延びる傾向がある。

以前なら、宿泊しなければならないような距離でも、最近はアクセスが良くなったせいで日帰りである。

つまり、宿泊予算も削減されている。


我々 美術パートは、本隊よりも早く現場に入り「準備」をして、最後まで残って「バラシ」をするので、実働時間は、延びる一方なのだ。




新人が入っても、すぐに辞めてしまうのも無理も無いのか。

本日の講釈は、ココまで。

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おっと、第一現場と......。

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本日のベッピンさんです。





すでに真っ黒。

2009-04-19 22:06:52 | よもやま話し
本日より、ロケ再開。

都下にある斎場からのスタート。

先日、当ブログにて紹介させて頂いた「渚華 shoca 」の方に来てもらい、葬儀の花を飾ってもらいました。

知り合ってから何年が経過しただろう?

最初は、小生の兄弟分(故 トッキー)と一緒に仕事をしている時からだから.....4~5年ってとこか?

センスもいいし、仕事も丁寧。しかも小生のシモネタにも耐えられる強者だ。

本日は、ついでに「母の日」の花も発注してしまいました。

サッちゃん、よろしくたのむよ。




さて、なんだか暑い日が続いている。

すでに小生は、真っ黒になってしまっている。

しかも、ひたいにはトレードマークのハンッチングのラインと、手首からは作業用手袋のラインがクッキリちゃんです。



「まだまだ、そんなには日焼けせんだろう?」と油断した結果だ。

年齢的には、確実と言っていい確率でシミってやつになる。



まだゴールデンウイーク前だと言うのに。

まるで我が家のミルコのように手の先が白い。



そうだ!サイパンでゴルフをしたことにすれば? 





残念ながら、高校時代にキャディーのバイトして以来、ゴルフはやってません。

すっかり、ゴルファーって人種が嫌いになってしまった。



しかも、ゴルフグローブは片方ですもんね?




明日も朝から三浦海岸でロケです。

男子たる者、婦女子のように重装備では、キャラがくずれてしまう。

クリームなら、バレないかな?

熟成されたオッサンの臭いが台無しになってしまう。

そう、キーマ加齢臭だ。



本日の講釈は、ココまで。P1040900


もうすぐ、母の日。

2009-04-18 00:24:18 | ブログ
みなさん、これは宣伝かもしれません。

小生には、花を扱っている友人がいます。

仕事仲間でもあります。

美人です。気さくです。頑張り屋さんです。

もうすぐ母の日です。

日頃、お世話になっている。
いつも頑張っている。
いつも心配をかけている。
おかぁさんにお花を挙げてはどうかな?

センスのいいとこ、知ってますよ。

左側のリンクをみてごらん。

そうそう、「渚華-shoca-」ってところ。
Img_3249





本日は、撮休。

2009-04-18 00:15:42 | 撮影現場って言うのはね
昨日とは打って変わり、日焼けしてヒリヒリする肌を長袖で覆い、息を白くするような本日は撮影は無く準備日。

しかし、寒暖の差は信じ難いモノがありますな?

はっきり言って、身体を壊してしまいそう。気を付けましょう。

明日の18日も撮休になりました。

予定では、撮影が入っていたのですが、ロケ現場が決まっていなかったので「やっぱり」的な結果、そうなったわけです。




さて、前号の更新で小生がある「実験」をしていると書いたが、そのことについてもう少しお話ししよう。



その実験とは?

一、現在の小生にどのくらいの現場能力が残っているのか?

二、現在の小生にどのくらいの仕事的なスタミナがあるのか?

三、現在の小生にどのくらいの現場でのヒラメキがあるのか?

四、若い監督のイメージをどのくらい洞察できるのか?

五、現在の小生がどのくらい現場で浮いているのか?

六、ツカミは、いいのか?

七、フリは?

八、オチは?

九、シモネタの割合は?

十、トイレに行く回数は?

と、挙げたらキリがないほどの実験を試みているが、これらを総じて言うと

「あと何年、この美術と言う仕事ができそうなのか?」

となる。


「非婚同盟」をやってからと言うもの、この業界を続けていくことに疑問を覚えていたが、この度の作品をやっているうちに再び映像に対する「愛情」を見つけつつあるような気がする。



やはり、小生は現場が好きである。



ワイワイガヤガヤと大勢で、一つのモノを作り出して行くのはいいものである。

年齢的に疎ましい存在となりつつあるが、こんなロートルにも要望や希望があるならば現場に出る事が務めなんだろう。

えっ?もういいから帰れ? そう言わずにもうちょっと現場に居させて下さい。

本日の講釈は、ココまで。



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実験中。

2009-04-17 00:21:57 | インポート
本日は、朝から厚木の相模川河川敷で、イベント的な内容の撮影。ストーリー上のイベントではなく、我々スタッフが大変な現場と言う意味。
エキストラさんの人数も多く、その殆どが自前の服装では出演しない。
つまり、着替えた後にナンラカの装具を着ける。
二時間ドラマ→エキストラ→装具 とくれば、察しいい方ならばお分かりですね?
4月とは思えない、真夏日に早々と肌を小麦色に焼きながら、小生はある実験を秘かに実行している。

それは…自分の検証だ。
自分が現在、現場を操作できるか?

その内容は、近い内に紹介します。

本日の講釈は、ココまで。


本日で4日目。

2009-04-15 20:33:44 | 撮影現場って言うのはね
クランクインしてから、本日で4日を経過した。

今回の監督(中前 さん)は、大変若い方です。

しかし、長年小生が接してきた「監督という生き物」にすでに到達している。

やはり、何かを持っている人物には、チャンスも巡ってくるのだろう。

無論、そのチャンスを活かせるか?無駄にするか?も力量が必要となる。

それに加えて、運や不運も関わってくる。

おそらく、小生にもチャンスというやつがあったのだと思うが、思い出してもどれがそうだったのか?が解らない。

巡ってきたチャンスに気づかずにここまで来てしまった?(モッタイナイなぁ)


小生は、監督の性別や年齢で差別はしない主義。

それは、監督というのは、なろうと思ってもなかなかなれるポジションではないからだ。

なれたからには、「何か?」を持っているに違い無い。

小生は、それを現場で見極めるのが楽しくうれしいのです。

現に現在仲良くしてくれている監督たちは、皆 小生より歳下なのだった。

若い人たちと価値観を共有することは、至福の一時であり回春である。



中前さんは、小生より一回り以上歳下だが「リスペクト」である。

小生の経験上、彼はおそらくブレイクするだろう。


これから、ますます期待していい人物になるに違いない。


数々の障害がいまの作品にも見え隠れしているが、小生はチカラになって行こうと思っている。




明日も朝から「イベント」的な撮影が行われる。

監督!明日も気持ちのいい「画(え)」が撮れるよう、がんばりましょう!

本日の講釈は、ココまで。

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