ラストバトルの８日間。

「非婚同盟」いよいよ明日から８日間のバトルで.....クランクアップ予定です。

紆余曲折、そして記録的な非人道的スケジュール。

当初は、年輪も行かぬ幼気な子供までを巻き込む殺人スケジュールでした。

いよいよ目指すべき「ゴール」が見えて来た。


撮影期間が大幅に延びた事により、次の作品までもが迫って来ております。


正直、何度も「降りる」事を考えておりましたが、「毒を喰らわば、皿まで」というわけで、己のプライドのために、もしくは「アスリースト」として、「ワークジャンキー」として、やり切る事を目指します。

きっと、走り切った暁には「ドーパミン」やら「エンドルフィン」やら「鼻水」やら「◯ ◯ ▲ ◯」やらが出まくり状態になるでしょう。

いままでに見た事も無いモノまで出ちゃう気がしますが。

断言出来ますが、小生の業界生活の中でも３本の指に入る辛さでした。（おそらく年齢のせいもある？）

こうなったら、撮影中にもガンガン返却を済ませて、次の作品までの休みをなるべく多くとる。

を目標にこれからの８日間を走ります。

えっ？今回の作品について？

それは、訊かないでください。


さて、明日も４時に起きて、早朝飾りだ。と言う訳で....

本日の講釈は、ココまで。

捧げる と 注ぐ。

もう3月になろうと言うのに、雪が降っている。

たったいま、４t トラックに満載の返却道具を積み終えて、暖をとりながらの TMC から更新。



先日お知らせした「重大発表」の結果です。

残念ながら、発表には至らなくなったと言うお知らせです。



度重なる夫婦間のバトルとお互いの考え方の違いにより、結果のでないまま先送りと言う事になりました。



STRONG W は、捧げる気持ち。小生は、注ぐと言う考え。



どちらも先方にとってはいい事かも知れませんが、コレは責任感の大きさの違いでもあります。

つまり、双方が同じ空間で生活をしている場合、その食い違いがライフスタイルに影響してくることになります。



やはり、ココはお互いの意見が合致するまでは、実現してはいけないという結論です。

期待されていた方々には、申し訳ありませんが今回はナシってことで、スイマメ～ン。




さて、話しは変わって「非婚同盟」についてです。

いよいよ撮影もあと一週間（ほんとうにギッシリと）。

実働としては２週間分？で、全ての撮影を終了する予定です。

このトライアスロンは、関わった人間にとってきっと記憶（悪しき）に残る事となるでしょう。

ゴールが見えた以上は、走りきるしか無いようです。

本日の講釈は、ココまで。

まるで、「有刺鉄線デスマッチ」

３年かぁ。

彼は、最初に逢ったときは「役者」を目指していた。

某大御所俳優が主催する、演技道場の研究生をしていた。

その大御所が撮影していた映画の端役として、というよりはエキストラとして、小生が働く某撮影所にいた。

下着までを脱ぎ捨てて、シーツのような布切れ一枚をアタマから被り、自慢？イチモツを時々垣間見せ、ヒラヒラ踊る演技？をしていた。

休憩時間に通りがかった小生が「大変だな、寒いのに」と問いかけると。

「いや、このくらいは平気です。勉強ですから。」

「そんなんで、食えるのかい？」

「いやぁ、正直 いつも空腹ですよ。」

その時の簡潔な受け答えが気に入って、以後数日のあいだ顔を合わす度に他愛無い話しをするようになる。

そんなある日

「もし仕事が欲しかったら、電話してくれよ。ただし小道具の仕事だけどな。」

貧しくも頑張っていた彼にかけた、この一声がその後の人生を大きく左右してしまった。

それから彼は、役者を夢見つつ「小道具」の仕事を始める。

いつしか彼は、役者の夢を捨て美術業界で名物的な人間となり、３年前の２月２６日にこの世去って行った。

行年３９歳と言う若さで、まだ幼い子供を残して逝ってしまった。

葬儀には、年齢からは想像も付かない２００名を越える参列者が来ていた。

美術的には、お世辞にもセンスがあるとは言い難かったが、営業能力はズバ抜けていたし、何とも言いようのない愛嬌があった。

そして、よく笑っていた。



小生が声をかけなければ、違う人生を歩んでいたかも知れない。


いまはただ、良い人生だったと言う事と冥福を心から祈るのでした。


その男は、トッキーと呼ばれていた。



本日の講釈は、ココまで。

おはようございます。

本日より、今週のセット撮影が始まりました。

初日の今日は、撮影中に２時間足らずで新規セットを飾らなければなりません。

おまけに終了予定時間は、明朝４時４５分だってさ。

小生が業界に入った頃でさえ、「君たちは可哀想な時代に入ってきたね」と言われていましたが、いまの若い人たちの
方がよっぽど気の毒です。

みなさん、よく我慢していると思います。

我々の頃は、もう少しいろいろな事が寛容で、時間的余裕もありました。

その代わり、全てがフィルムで撮影されていたので、逆に緊張感は数倍でしたが。

そうか！彼らは、「いい時代」を知らないから、もしかしたら「コレ」が常識になっているのか？

だから、小生は辛いのか？　　でもこの「非婚同盟」に限っては、異常だと思うけどなぁ。


いまの業界の若い人たちが、「何を」楽しみに「何を」目標にして、生きているのか？すごく心配になる今日この頃です。




話しは、チュッドカ～ン！と変わりますが、ナント　ナナ　ナント。

いやいや、この先はまだ話せません。

近々、重大なニュースをお届け出来そうでスゾ。

えぇ～っと、仕事の話しではありません。

小生のパーソナルな話しですが、自身にとってはかなり大きな出来事になりそうなので。


まぁ、みなさんは、軽く楽しみにしておいてください。

本日の講釈は、ココまで。

超久々の休日。

何も予定が入っていない本日。

昨夜は、２時半に帰宅して、速攻で就寝。

本日のお昼まで、惰眠をむさぼり。

お気に入りの「バブルオーバー」で昼食。



これまた久々にチェリーコークなんか飲んだりして、ベーコンチーズバーガーを注文。　　あまりにも旨そうで、写真を撮り忘れてかぶりつき、あっという間に完食したのちにデザート。


今回は、新製品の「チョコレートムースパイ」。うぅ～ん、なかなかうまし。

その後、ららぽ～とをウロウロとして、あっという間に一日が終わってしまった。

明日は、また朝から「戦地」に帰ります。

本日の講釈は、ココまで。

この季節が来ましたね。

仕事や家族の事で手一杯の中、ついに始まりました。

「花粉症」です。



眼球を取り出して、ジャブジャブと洗いたくなる様なカユミ。



意識しなくとも、滴り落ちるハナミズ。



止めどなく続くクシャミ。



小生は、約８年ほど前から「花粉症」デビューしました。



当時は、まだ筋肉も充実しており、発症による連続クシャミ８連発をしたところ、自らの筋力により肋骨を骨折したことがあります。



今はと言うと、完治していない「腰痛」をその瞬間に感じるのでした。


いろいろなクスリを試してみましたが、あまり効果はなく、ひたすら我慢の季節なのです。


困った事に集中力も半減しています。


来年こそは、勇気を出して「レーザー治療」を受けるつもりです。（と言うか、シーズン前だから今年の秋）




究極は「転地治療」なんだろうけど、沖縄じゃ小生の仕事が無さそう。



やはりお金を貯めて、このシーズンは南国に避難するってのが理想型か？

すくなくとも S W は、喜びそうだな。




本日も朝方までの撮影は続くのでした。




本日の講釈は、ココまで。

今週も始まりました。

次の番組のセット撮影が昨日終わり、我々「非婚同盟」のセット撮影が本日から４日間行われる。

つまり、一つのスタジオを二つの番組で交代で使用している訳です。

いままでは、我々しか使っていなかったのですが、「非婚同盟」が終わった後からオンエアされるドラマの撮影がすでに始まっているのです。

アチラは、昨日の撮影が巻きに巻いて、飯押し（夕食休憩をキャンセルして、早く終わらせる事）２０時で終了したようです。

羨ましい限りと言う他ありません。我々は、常に朝までのコース。

非婚同盟は、一度も巻きで終わった事は無く、あまつさえ撮りこぼしまでがある始末。

製作体制と監督によって、こうも違うものなのです。

予定表を見れば、本日も午前3時までの撮影となっていますが、その時間に終わればいい方でしょう。　さて、本日紹介するセットは、フィンガーボール騒ぎでおなじみの「レストラン」です。
設定では 深沢 とか？ 自由が丘 とか？ 辺りの物件と言う事になっています。

表の撮影もセットで行われ、ロケーションに出ていないので、設定もあまり意味がありません。





オンエアも第二部に入り、子供達が皆大人になってアレコレとしておりますが、まだまだ終わりません。

我々スタッフの苦行もあと一カ月は続くと思います。

終わった時の爽快感や開放感を夢見て、これからも頑張ります。

本日の講釈は、ココまで。

ついに後番組が....。

最近、めっきり更新ペースが落ちたせいか？アクセス数がかなり落ちてしまいました。

タイトルにあるように、遂に同じ時間枠の番組がクランクインして、同じ TMC-1 のスタジオでの撮影が本日よりスタートした。

いままでは、「非婚同盟」が一週間の５日間を使用していたが、後番組が週に３日間をしようするために、我々は４日間の使用となる。

スケジュール的に言うと危機的状況に拍車をかける事になるが、美術的に言うとセットからセットのインターバルが、一日増える事になる。

いままでは、朝の４～５時まで撮影をしていたが、今度は後の人達が待っているので午前の２時には、セットの全てを片付けて、お渡ししなければならない。

睡眠時間もやや増えるカタチとなるわけだ。

更新もいままでよりは、出来るとおもいますので、よろしくお願いします。

と、ミルコも申しております。

本日の講釈は、ココまで。

飾りとバラシの繰り返し

すでに曜日感覚すら解らなくなlっている状態です。

以前も記したが、本当に金曜日はカレーライスにしなければ。

これは、いまでも海上自衛隊が実行していると言う噂です。

永い航行生活をして、昼夜の交代作業等（我々に交代要員はいません）をしていると、曜日感覚が薄れてくる訳です。

そこで、みんなが楽しみにしている食事のカレーライスを必ず金曜日に出す訳です。

すると「あっそうか！今日は金曜日なんだ。」となるわけです。

とか言って、調理係の人の曜日感覚は大丈夫なんだろうか？





てな感じで、恒例？のセット紹介です。今回は、すでに大人になってニッカポッカとか履いちゃって、鯔背な感じの「和子」の幼少期のアパートです。　このセットは、一回しか飾っていません。つまり一発太郎なセット。　　テーマは、ご覧の通りの「ザ・貧乏」です。とはいうものの、小生が子供の頃は日本中が貧乏で、このような家は当たり前でした。






　中廊下のあるアパート。小生も小学校に上がるまでは、このようなアパートで家族４人で暮らしていました。　頑張れ、和子！















　こういった飾りは、やっていて楽しい物です。道具一つ置くにしても、昔のことを思い出しながら、目を潤ませて（ウソです）飾って行きます。









　和子の父、周三が暴れたあとまでが懐かしいです。いまでは借りてきたネコのようになってしまった小生や父も昔は大暴れでした。　　撮影現場も暴れているヤツ（小生もちょっぴり）がたくさんいたものです。















　この台所で、一体何が作れるんだろう？　　しかし、貧乏家の飾りは、細かい物が多くなるので、実は大変なのです。



本日の講釈は、ココまで。

ほぼ一週間ぶり？

まったく暇も休みもなく、現場は末期症状です。

現場の様子をレポートしようにも、ボヤキやグチや文句しか頭に浮かばないので、前回に引き続き セット の紹介をして、お茶を濁しておこうと思います。




　　今回は、最後まで使われるセットの一つ、「BAR 黄色い薔薇」です。




設定では、新橋の路地裏にあるという設定。





　店内には、バーであるにも関わらず何故か窓があります。

「おかしいと思いますが？」と提言しましたが、あっさりと却下されました。　いまでも「おかしい」と思っています。　　だって、喫茶店になってしまうでしょう？
















黄色い薔薇と言えば？　そう、テキサスの黄色い薔薇です。

テキサスのじゃじゃ馬娘と言えば？



そう、ご年配の方はご存知の カラミティー・ジェーン です。解るかなぁ？解んねぇだろうなぁ？












この「黄色い薔薇」は、この後に微妙なリニューアルを繰り返して、非婚同盟にとって非常に重要なスポットになって行くのでした。





看板（一部）がどお？変わって行くのか？





今回の番組は、撮影現場的にも美術的にも？普通ではやらない（やってはいけない？）ことをずいぶんとヤラされております。




まぁ、きまったルールがオフィシャルブック等に記載されている訳ではありませんが、かなり酷い仕打ちを受けていることだけは伝えておきます。



おっと、また作業の時間が来たので。



本日の講釈は、ココまで。