STRONG 遠藤 創造と破壊 銀幕の隙間でひとこと。

映画 TV CM 映像の現場で、いい効果やビジュアルを作り出しながら
ここで喋ったりぼやいています。

入魂のワンクリック!

2011-04-27 22:45:19 | よもやま話し

Facebooku で、ご存知の方もおられると思うが今だ興奮が冷めないので、このブログでも報告させてもらう。

昨日 ソーシャルネットワークを通じて、10年以上連絡をとってなかった「息子」と再会を果たしました。

以前にも彼を検索して、らしい人物を見つける事はできていたのだが、プロフィールの内容が乏しく確信を得るまでにはいたらなかった。

昨日 改めて検索してみると、以前発見した人物のプロフィールが大分細かく書き込まれていて、「間違いない!」となったのでした。



しかし、いまさらコチラから連絡をとったところで、「憎悪を感じて拒否されるのでは?」とか「完全に忘れているのでは?」とか「いまさら、何の用だよ!」なんて言われるんじゃないだろうか?とかなり葛藤した。



ドラマや映画でよく言われるセリフで「片時も忘れた事はない。」というのがあるが、コレは実は本当にそうである事を」小生は常々感じていた。
まったくその通りで、小生はことあるごとに「彼」の事を思い出していた。


しかし、小生の中にある「彼」は、決して6歳から成長していないとても寂しい姿だ。



小生の人生に置いて、彼の成長の過程を見逃した事は「後悔」の二文字では語れないほどだ。

しかし、当時の色々な状況を考えると一緒にいたことが正解であるか?どうか?は今となっては.........。



救いは、彼が小生の思っていたより遥かにしっかりとした人間になっていたことだ。

これについては、彼をとりまくご家族や友人知人に感謝の気持ちでいっぱいだ。



10年を越える歳月が埋まるはずも無い事は、充分に解っている。

これからの時間をどぉ使うか?がテーマとなる。



いまさら、父親面はしたくないしされたくもないだろう、しかし友人としてでもいいから何か甘えてもらいたい。


久しぶりに「生きる励み」を感じた夜になりました。



小生は、あのときの「クリック」を生涯忘れないだろう。




同じく、ネットを通じて 今回のことを 祝福して頂いた方々に心よりお礼を申し上げます。

ありがとうございました。 小生は、皆様に活かしてもらっています。



本日の講釈は、ココまで。








もう次回作に。

2011-04-27 00:29:03 | 映像美術のお仕事
作品決算もおわり。

精算も済ませて、すべてが終わったように思われる今回の時代劇だが。

来月に一日だけ行なわれる撮影に、どうやら参加せざるを得なくなって来た。

それも5月12日に行なわれるらしい。間が2週間以上も空くのだ。

当然、次の作品準備に入っている。 それはすでに本日より早速だ。

通常 こうした場合、拘束されたら 当然の如く ペイ してもらう。

すでに他の作品をやっているにも関わらず、その日程を開けておかなければならないからだ。

これは、これから改めて交渉するが 、やはりプロとして安売りは出来ない。

しかも次回作は現代劇なので、気持ちを 100年以上も切り替えなければならない。

いくら作品契約とは言え、ほぼ 3週間 も間が空いてまた呼び出されては、次の作品やスケジュールの調整に影響が出てしまう。

こう言った、トラブルを解消できるのは「マネー」だけです。

本日の講釈は、ココまで。


つながる 仕事。

2011-04-24 16:28:02 | 職業としての映像

作品が終了して、3日目である。
本日は、日曜日で業者や取引先がやっていないので、休日といたしました。

旅から旅への地方ロケ三昧で、溜まりに溜まった洗濯物を相手に格闘中である。

午前中に「操演」の仕事で一度家を出たが、一通りの仕掛けを仕込んで午後3時に帰宅。

時間があるという事は、実に素晴らしいことだ。


さて 話しは変わるが、先日も当ブログで紹介したように今回の作品には「見習い君」が一名ついていた。

当ブログを通じて、小生の元にコメントを出してきて、今回の現場に入る事になった。

彼の年齢は、35歳だ。

年齢を見れば?当然の事だがいままでにいろいろな経験をした後、この業界に入ろうと決心した訳だ。

通常の業界ならば、当然採用になる年齢ではない。

オマケに業界でのスキルはゼロ。

実を言えば、この業界でも本来なら採用は無いだろう。

しかし、チャンスだけはあげたかったので、「ボランティアというカタチで良ければ来なさい」と言ったら来た。

彼もこのブログを覗いているだろうから?あまり言いたくはないが、この時点で「ヤル気」を感じる事が出来る。

「とりあえず、無償でも良いからヤッてみたい。」ということだからだ。

しかし ココまでは、いままでにも数名の人間がチャレンジしている。なかには、かなり中途半端なカタチで逃げ出したヤツもいる。

今回の見習い君は、能力的にはまったく期待はずれな部分もあったが、ひとまず作品を最期まで全うしてくれた。

コレが出来そうで、なかなか出来ない。 そこは、評価して良い。

しかし、年齢を重ねている分「言い訳」が多いのが玉にキズ。

今回の作品を通じて約2ヶ月間を見て来て、次回作も使ってみようと思っている。

しかし 次回作からは、コチラもギャランティを支払う分、さらにキビシイ事を言わせてもらう。

お金を頂き始めたからには、プロとして仕事を要求させてもらう。

覚悟は、いいかな?次はひと味違う小生を見てもらう事になりますぞ。


本日の講釈は、ココまで。








お知らせです。

2011-04-20 19:31:54 | 映画
昨年の最期の作品の公開が決定致しました。

先日もザックリと紹介させてもらいましたが、誤った部分等がありましたので訂正を致しますとともに
改めてご紹介させていただきます。



タイトル 「くノ一忍法帖 影ノ月」

監 督   菱沼康介

原 作   山田風太郎

脚 本   中本博通 林哲次 菱沼康介

出 演   阿部真里 西野翔 森下悠里 宮間梨佳 亜沙美 水谷ケイ 
      仁科貴  弓削智久  松本寛也  黒田アーサー 他

公 開   6月4日(土)よりレイトショー

上映館   銀座シネパトス


となっています。

まぁ、お子さんとご覧になるような映画ではございませんが、カップルならギリギリかな?
おっと、付き合い出したばかりの人は『???』ですぞ。

阿部ちゃんは、どんどん格好よくなっていくぞ。

弓削くんの演技も光ってた。

とにかく、みんなが持てるチカラを出し切った?作品。観て上げて欲しい。

本日の講釈は、ココまで。1





手前味噌な話し。

2011-04-17 21:26:46 | よもやま話し
久しぶりに2夜連続で自宅におります。

まぁ、タイトルにあるように「手前味噌」な話しですが、我が家のテレビはデカイ!

といっても昨今では当たり前の 47型 である。

しかし、この一ヶ月近くを各地方のビジネスホテルで過ごしていた小生にとって、我が家のリビングの広さと
TVの大きさは、忘れかけていたワクワク感なんです。

さすがにビジネスホテルともなると「地デジ化」はされていましたが、どこへ行っても 14型?でしたからね。

書斎の PC より小さい訳ですから。

そんなアチコチを巡って来た 作品 もいよいよ終わろうとしています。

本当の事を言いますと、5月に入ってからも一日だけ撮影があります。

それは、「田植え」のシーンなので、撮影に貸して頂く田んぼの田植えスケジュール合わせになっているという訳です。

しかし、小生の契約期間は 2ヶ月 となっているので、参加しない予定。

人情から言うと「オールアップ」に参加したい気持ちはありますが、ビジネスはビジネスです。

こうした事をキチッとしていかないと、拘束期間が有耶無耶になり、業界全体のドンブリ勘定を
助長させてしまいますからね。

という訳で、残りの日数をキッチリこなして、終わった暁には.........まだ決めてません。

とりあえず、目覚ましをかけずに寝たいと思います。

その日が来るまで、あと6日間 頑張ります。

本日の講釈は、ココまで。









少し先が見えてきた。

2011-04-14 23:08:52 | インポート
静岡県掛川市に来て、二日目の夜です。 現在撮影している「時代劇」だが、残すところあと一週間ほどとなりました。

そろそろラストスパートです。

そんなおりに以前やらせてもらった作品が公開決定しましたので、この場をお借りして、お知らせします。 作品名「くの一忍法帖忍者月影沙」 という作品です。 よろしければ、みて下さい。

本日の講釈は、ココまで。


つかの間の我が家。

2011-04-12 21:08:50 | 撮影現場って言うのはね

昨日まで滞在していた、つくばみらい市から神奈川の自宅に帰宅した。

3月27日以来なので、半月振りという事になる。

玄関を開け、恐る恐る中をのぞくと.........リビングの方から強い視線を感じる。

「アイツは、だれだ?」と言わんばかりの警戒心丸出しの視線。

そこで「ミ~ルちゃん!?」と言う 仕事場では有り得ないほどのまさに「猫なで声」で呼んでみると。


「ニャ~!」と言いながら、トコトコと駆け寄って来てくれた。

「感動」を通り越して、涙があふれるかと思った。

この時勢で、罪悪感を抱きながら撮影をして、やや荒んでいた心を見事に癒してもらった。

ただ残念なのは、明日の早朝にはまた地方(掛川)にまた3泊で行かなければならない。

やっと思い出してもらったのに.......。

本年は、ほんとうに家を空ける事が多い。

まぁ、これもこの仕事の長所でもあり短所でもある特徴。

「次は、短いから大丈夫だろう。」とタカをくくり。

本日の講釈は、ココまで。








まぁ、馴染んできたかな?

2011-04-09 01:17:32 | インポート
今回小生が携わっている作品に当ブログからの見習いさんが一名従事しています。
 
実は、かなり年齢的には、苦しいと感じていたのですが
 
彼が持っている若い感性が幸いして、意外と現在のユニットに馴染んでいる。
 
小生が絡んだ作品に入る事で、業界生活の第一歩を踏み出した訳だが、ここからが勝負どころ。
もう弟子をとってない 小生としては、出来ることはココまで。
この作品を足掛かりとして、これから大きく羽ばたいて欲しいモノです。



エェ?また出たのぉ?参ったなぁ。

2011-04-07 22:10:17 | インポート
エェ?また出たのぉ?参ったなぁ。
全作を偶然手にして、衝動的に購入し、その数時間後には流れる涙を押さえる事が出来なかった。 言っておくが、小生はそんなにマンガや劇画を読んではいない。 若い頃には、かなりの金額と時間を費やしていたが、三十路と共に自然と卒業した。

しかし、この本の全作は何故か何の躊躇もなく買いました。

本や雑誌、映画や音楽と言うヤツは、不思議な出会いが有ります。 この作品は、小生が久しぶりに不思議な出会いを感じた逸品です。 ハイハイ、映画化するンですね? ずるい作品になりそうですねぇ。 泣けばいいンですね?泣けば。 本日の講釈は、ココまで。


愚か者でした。

2011-04-04 00:38:38 | インポート
先日の記事について。 心優しいお叱りを受けました。 そのお言葉は、辛辣なモノではなく心暖まるご指摘で、やや増長していた小生を優しく正していただきました。

自らの配慮の無さに気付き、目のウロコが落ちる思いです。

こうして、パブリックな場で投稿する立場に有りながら、配慮が足りなかったと深く反省しております。 敢えて、記事と頂いたコメントを公開したままにする事で、小生の愚かさを知り、自らを正す参考になれば、わずかばかりの救いになる思いです。

本日の講釈は、ココまで。