STRONG 遠藤 創造と破壊 銀幕の隙間でひとこと。

映画 TV CM 映像の現場で、いい効果やビジュアルを作り出しながら
ここで喋ったりぼやいています。

あたまが下がります。

2011-08-29 13:47:07 | 撮影現場って言うのはね
猛暑の8月2日にクランクインした、現在の作品だが。
現場には、多くのボランティアの方々がお手伝いに来てもらっている。

残念ながら、小生のユニットには加わっていないが、製作 美術 撮影 メイク エキストラ 等 多岐にわたり、無償でお手伝いしてもらっている。

スタッフですら? 根をあげそうな環境の中を文句一つ言わずにがんばってくれている。

本当に頭が下がる思いだ。

「現場にいる = プロフェッショナル」 という構図が染み付いている「職人気質」の小生は、もしかしたら失礼な言動や態度をとってしまったかも?知れませんが、今後は改めますのでこれからもみなさん助けてくださいね。

しかし、すごいよなぁ!

無償だよ?

感謝しております。みなさんは、もう仲間ですよ。

本日の講釈は、ココまで。








そろそろ一ヶ月かぁ......。

2011-08-25 00:03:59 | 撮影現場って言うのはね

京都に来たのが 先月7月28日だから、そろそろ一ヶ月になろうとしている。

その間、いろんな事が身の回りにめまぐるしく動き回っている。

震災をきっかけに小生の周辺も「大きな地殻変動」が来ているらしい。

精神的にも一時的に 震度10に達するほどの揺れだった。

しかし、仕事をすることで、活動を続ける事で徐々に落ち着きを取り戻しつつある。

仕事には現場には、そうした特効があるとともに魅力がある。

勿論、いつまでもくよくよとしていられるほど甘くないのも現場のいいところだ。

いろいろな場所で、毎日違うスチュエーションを擬似的に体験して。

新しい景色を「いま目前の苦楽」をともに生きる仲間と過ごす。

人間は、ずぅずぅしく環境に慣れていく。

しかし、この生活もいずれは終わりを迎える。

止まない雨がないように「終わらない作品も無い」。

いまは、苦しくとも後で思い起こせば笑い話。

楽しい事は、そのまま楽しい思い出に。

それが 映画作り。

来たときには、あれほど「なんで?こんな山の中に宿舎があるんだよ?」と思っていた コノ仮住まいも.........いまは、早く帰りたい我が家となってしまった。







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「えっ?なんで?コンビニの前にポニーが?」
と思っていたこの子も今じゃ仲良し。

ちなみにコノ一番近くのコンビニまで、徒歩で15分かかる。

涼しくなりはじめた 京都 でもセットの中は、45℃ 超える暑さ。
懐かしいライトがガンガン発熱するせいで、「夏の京都での撮影は暑い」がしっかり健在。



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撮影開始から、わずかで全身が汗でビッショリになる。

腕にすら、玉のような汗が噴き出すほどセット内が猛暑。

東京では、「明日は、セットかぁ。じゃぁ、そんなに汗はかかないな。」となるが.........ここ京都では、通用しない。

そんな京都で、辛い事も悲しいことも数々有るが、いまの仲間と過ごしている限り間違いはない。

あとは、良い作品になるよう頑張ろう。

その先には、きっとまた何か新しい事が待っている。

#ここからのドロップキックこそが本物#

本日の講釈は、ココまで。




千葉さんかぁ、懐かしいなぁ。

2011-08-15 20:27:04 | よもやま話し
京都に来て、二十日になる。
今日は、早く撮影が終了してすでに宿舎に戻っている。

たまった洗濯物を洗濯しながら、テレビを観ていると「アレ?京都って ”ウチくる” が今頃やってるんだ ?(月曜日のPM7時)」。

しかもゲストは、「千葉真一 氏」だ。

これは、観なければ。

理由は、いくらでもある。

もちろん子供の頃から、真似をしては怪我をしていたこともある。

しかし、なんと言っても一番の理由は、小生は「JAC」に所属していたことがあると言う事。

そして、第二に 千葉さんが軽井沢で経営していたブティックの大家が小生だったこと。

観ているとお変わりなく、お元気そうである。

日光江戸村で制作されていた「徳川無頼帖」で、小生が美術助手として参加したとき、とても喜んでくださった。
ふたりの関係の最後が「大家とタナ子」だったので、千葉さんはかなり小生に低姿勢だった。

当然その経緯を知らない周囲は「なんで?たかが美術助手に千葉さんは特別視すんの?」と言う目だった。
小生も別に語っていなかったしね。

実を言うとその店は、最終的に経営不振で 3ヶ月分 の家賃を払わずに引き上げたままだった。

小生が日光に行く頃には、すでに店は売却していたので別に取り立てる気もなかったが、もしかしたら厳しい状態だった当時の事を思い出させてしまったかもしれない。

厳しいとか?難しいとか?いろいろと言われているが、小生にとってはとても良い人です。

現在、アメリカやいろんなところで、また活躍されている事もかなり嬉しい事です。
いつまでも元気に頑張ってほしいなぁ。

本日の講釈は、ココまで。



ギガパルプンテ。

2011-08-13 00:18:29 | 日記・エッセイ・コラム
現在の作品が始まって、10日ほどが経過した。

現場の人間とも打ち解け、割といい雰囲気で行っている。

今回の作品には美術としてではなく「操演 特効」として参加している。

いわゆる、現場サイドでの VFX というやつだ。

今回のような参加の仕方では、最大規模の作品と言える。

通常「操演 特効」で作品に参加する場合、俳優部のような扱いとなり、演出部がそのスケジュールを管理して、入り時間や日程を決める。
参加の仕方も台本で言うと数シーンの場合が多く、今回のようにひと作品ベタで現場に従事する事はほぼない。

出番のあるその日とか?多くとも一週間程度となる。

今回は、3ヶ月以上を拘束され、現場でのオーダーを全うする。

やはり、制作の大元がハリウッドと言う事も有る、日本には珍しい規模の大きいシステムになっている。


こうした大作がくる事も有り。
本年は小生の身の回りで起きる物事が例年と明らかに違う事を感じている。

ネットを通じての素晴らしい出会いや「裏切り」にも似た別れ。

オファーを頂く作品の形態。

今まで全く入って来なかった「地方ロケ」の激増。

それに伴う 弊害、不義理や未受注やオファーのキャンセルや急な別れ。

また何かが大きく変わろうと同時にいろいろが進行している。

この波をどぉ受け止めるか? これがチャンスなのか?警戒すべきことか?

あまりにも多くの事が重なり、正直混乱の最中にある。

いつも思うが、小生はこうしたときに相談出来る存在が全くいない。

相談される事はかなり多いが、事が自分の事になると誰にも言えずクヨクヨとする事が多いのだ。

何度も救ってくれている strong ワイフ も業界については、さすがに何も解らないに等しい。

果たしてどぉ動き、どぉチョイスしていけばいいのか?

もう人生の残り時間も長くない。

慎重に行かないとな。

本日の講釈は、ココまで。


脈絡は無いが.....。

2011-08-06 19:02:00 | よもやま話し
今日は、東京に帰って来ている。
明日は、また京都へと向かう。
なんだか、人の心や気持ち自分の立ち位置が解らなくなりかけている。

自分を知っている人はいるか?

人は自分を望んでいるのか?

自分は、人と関わる事を望んでいるのか?

自分が近しいと思っている人達は、相手も近しいと思っているのか?

一体 知っている人の誰が自分の近しい人なんだ?

その人はその人達は、自分にどおして欲しいんだ?

何だか解らないから、脈絡は無いが「髪の毛」をバッサリとやってみた。

確かに頭部は軽くなったが、頭は重たいままだ。
胸も苦しいままだ。

やはりこの手が通用するのは、若い頃だけか.......。
確実に人が自分を観ている若い頃に使える手段だな。

いつも通り、自分で解決するか?有耶無耶にしたままにしておくか?しばらく忘れておくか?
全ての答えは、自分の葬式とかに出るんだろうなぁ。

その場に居れないのが残念だ。
是非、みんなの反応が観たいんだが。

とりあえず、髪型はかなり短くなりました。夏らしく。

髪を短くした理由を考えてみると、まぁこんなところだろう。

とても面倒くさいから、聞かないで欲しい。だから、訊くな !

本日の講釈は、ココまで。