STRONG 遠藤 創造と破壊 銀幕の隙間でひとこと。

映画 TV CM 映像の現場で、いい効果やビジュアルを作り出しながら
ここで喋ったりぼやいています。

ひと夏の思い出 映画「リスタート」

2019-09-23 12:11:00 | 映像美術のお仕事
めちゃくちゃ 久しぶりの更新。

ブログを本当にサボり続けていた。
その為に PW はおろか ID すら? 忘れていて
入るのに大変な苦労をしてしまった。

最近は、脚本を書くこともなく 仕事の絵ばかり。
こんなにもペンが重くなるとは思わなかった。
さて、そんな重い重いペンをどうして?とる気持ちになったか?

もうこの業界に35年以上巣食っているが
心から楽しかった作品は、数少ない。
無論 仕事というものは?
辛いことの方が多く、それが多い事によって 終わった時の達成感が脳内の
エンドルフィンやらドーパミンを分泌させて記憶となり、いい思い出になっていくわけだが。

今回は、撮影中から 楽しくて楽しくて仕方がなかった。
いや、準備中から 前に立つ大きな壁を越える事にワクワクしていた。
それが 人気お笑い芸人 品川庄司 の 品川ヒロシ監督作品
映画「 リスタート」

もう長い事この世界で、絵空ごとを作ってきたけど
個人的には、人を笑わせる事が最も難しい事だとおもっているので、それを生業にしている方々には
尊敬を抱いている。

実は、お笑いの方の監督作品は初めてではない。
照屋 年之 監督(ガレッジセール ゴリさん)の短編映画に参加したことがある。
その時も感じたが 共通して言えることは?
やはりその カリスマ性。
なんだか?いろいろとやってあげたくなる?そんな感じ。
この時は、当日クランクイン クランクアップ 打ち上げ の完全 1日仕事。

今回、品川監督 とご一緒させてもらい、ロケハンの時から感心したのは?
その決定力と判断の速さに驚いた。
数多の監督たちとお仕事をさせてもらっているが。
その点の速さは、頭抜けて早い。
もちろん、原作が自分のものである事を考えると?いろいろと面倒な部分は無いと言えるが。
やはり、ライブ等で お客さんと面と向かってアドリブを使える機転の速さが伺える感じでした。
現場での繊細な画作りと細かい配慮、普段のバジェットでも妥協の少ない作り手なんだと感じた。
そういう人との仕事は、すごくやりがいを感じる。
とともに予算を考えずにやってしまう危険性もあるけど(笑。

ぜひ、また次にオファーをいただく機会があるなら?
じっくりと お付き合いしたいと願います。
自分と同じく ホラー映画好き のようだし。

今回は、キャストも気持ちのいい方 ばかり。
主演は、大抜擢の EMILY! フォークディオ HONEBONE の ボーカルやってる娘さん。
ttps://www.honebone.net">https://www.honebone.net
なんかこの子がオモロイ娘さんで、初めての主演(それどころか初めての映画)にも関わらず
ほんとに現場が彼女を中心に動いていく感じで、ムードを良くしてくれる。
歌も上手いし、おまけに 高円寺がアジト。
(どうしてこうも?小生の周辺には高円寺の民がやってくるんだ?)
誰とでも分け隔てなく 付き合う姿勢が、小生との共通点かな?

EXILE の SWAY も出ている。
小生が関わる PV の大半が LDH なので、彼と会うのは実は初めてではない。
PV とか CM と言うのは? 現場そのものが 映画とは大きく違う。
そんなこともあり、お話しさせてもらうのは?今回が初めて。
この映画を本当に愛している感じがたまらなく伝わってくる。

ほかのキャスト スタッフも たまらなく いい方 いい奴 いい娘 ばかりで。
普段 殺伐とした作品を ウロウロしている小生としては?
照れくさいことこの上ないのだが。
毎日、気持ちのいい連中と仕事ができた。
とりわけ、若い可能性と一緒にいれれると言うことの幸せと
彼らの話を聞きながらちゃっかりアップデートさせてもらっている。

昨年後半から 本年6月まで るろ剣 をこなし
立て続けに 映画(福田組)をやり、その後に PV 2本 CM 1本
そして、辛い辛い 富山ロケの映画 を終えて、休まないと死ぬかも?的な?状態の時に
この作品のオファーが来て、何故か?なんの躊躇もなく 受けてしまった。
自分のこの野生の勘に感謝しながら。
本当に久しぶりにこんな気持ちになったので、ブログを更新してみました。

次の作品に移行する意味でも。
本日の講釈はここまで。

公開が本当に楽しみ。

映画「リスタート」特報【2020年公開予定】