けっこういい加減になぐり書き!

主に1日の〈聴いた・読んだ・こんな事あった!〉を備忘録代わりに書いています。

「アイルランドに平和を」

2010-07-03 | ウイングス

7月に入ったものの、この空模様・・・週間予報を見ても、梅雨明けはまだまだ先みたいです。
まあ、例年7月中旬~下旬ぐらいだから、当然ですけどね。(苦笑)


さて。
随分と久しぶりにポール・マッカートニー「アイルランドに平和を」を聴きました。
1972年、ポールが新しいバンドであるウイングス結成後の、最初のシングルとなった曲です。



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ジョン・レノンの向こうを張るような、政治的メッセージソングで、現在では色々社会に対してメッセージを発信しているポールですが、当時としては「ポールがこんな過激な曲を?」というような、その意味でちょっと珍しい曲です。

「アイルランドに平和を/Give Ireland Back To The Irish」

ウイングスの最初のシングルとなり、リード・ギタリストにヘンリー・マッカロウを迎えて作られた曲です。
この曲の歌詞・・・英国政府のアイルランドに対する政策を攻撃する過激な歌詞です。
サウンドの方も、シンプルなロックン・ロールで、それなりに攻撃的で、ポールのボーカルが叫んでいます!
演奏も、イマイチまとまり感がないラフさがあり、それがこの曲に合っている気がしないでもありません。

ただ、個人的には、好きなんだけど、その歌詞に込められているメッセージにあまり共感出来ない(歌詞の背景にある歴史的問題が、日本人ゆえによくわからないので)ものあって、諸手を挙げて好きだ!とは言えません。
まあ、同じメッセージ曲の1つである、悪名高い「フリーダム」に比べると、至極まっとうな主張(歌詞から察する限り)で肯定は出来ますが。


この夏に向かっている、蒸し暑い時に聴くと、変に心地好かったりするから、我ながら驚きです。
大きめの音量で聴くと、このシンプルながら割とハードな曲、それなりに楽しく聴こえます。


でもまぁ、個人的には、これがウイングスのファースト・シングルと言うのは、ちょっと選択ミスじゃなかったか、とも思います。
当然英国では放送禁止となったため、それに腹を立てた?ポールが当て付けのように、すぐさま今度は牧歌的・子供向けのような、実にかったるい「メアリーの小羊」をシングル・カットするハメになった?のですから・・・。
ウイングスの出だしがコケ気味だったのは、ラフすぎるデビューアルバム『WINGS WILD LIFE』(好きだけど)と、この2枚のシングルの低評価もあって、だと思います。
この何も考えていない感、天然さ、それがポールらしいと言えば、ポールらしいですが。(笑)


ちなみに、この「アイルランドに平和を」のB面は、インストバージョンが収録されていて、これが実にユルい!歌が入っていないだけ、というレヴェルじゃなくて、まあB面に収録したよな・・・と思う、本当にユルい作品です。
遊び心満載?さすがポール!と言いたくなります。(苦笑)

                                                      
                                               

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