THE WHOのオリジナル・ドラマーである、今は亡きキース・ムーンの唯一のソロ・アルバム『TWO SIDES OF THE MOON』を聴きました。
前々から気になっていたアルバムですが、たまたまCDショップで目に留まったので、えぃ!と衝動買いです。
聴いた感想ですが・・・聴く前に、ある程度このアルバムに関する情報が入っていたので、聴いてもそう違和感というかガッカリ感は無かったです。
このアルバムは、全曲カヴァー(らしい?)で、キース・ムーンはボーカルに力を入れていて、彼らしい傍若無人のドラミング!が聴けるわけでもなく、それを期待すると肩透かしを喰らいます。
でも・・・歌うキース・ムーン!これがなかなか味があって良いではないですか!!
決して上手いわけではないですが、一度聴いたら忘れられない印象を残すその歌声。
いやぁ、なかなか捨てたもんじゃないです。
そして、その中でも、ビートルズの「イン・マイ・ライフ」をカバーしているのだけど、これが思った以上に味わいがあって良い出来なのです。個人的には大好きです。
ビーチ・ボーイズの「ドント・ウォーリー・ベイビー」のカヴァーも、オリジナルよりも気に入っていたりします。
ジョン・レノンの「ようこそレノン夫人」のカヴァーも、なかなかゴキゲンだったりして、楽しめます。
アルバム全体に漂う、リラックス感というか、遊び心が、とても心地好いです。
悪くは無かったアルバムでした。