さすがに10月も下旬。すっかり秋らしくなりました。
夏も好きですけど、秋のこの雰囲気も好きですねぇ~。
さて、今回は久しぶりにクラシック音楽記事です。
私、相変わらず、バカの1つ覚えのように、ベートーヴェン「第9」にハマっています。
そして・・・このところ、単品での「第9」(の廉価盤)が見つからなくなったので、ついつい交響曲全集に手を出してしまっています。
オイゲン・ヨッフム指揮/ロンドン交響楽団
クルト・マズア指揮/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
上記の交響曲全集を購入しましたが、廉価盤の全集(だいたいCD5枚)なので、まとめ買い割引を使えば、だいたい洋・邦楽の新譜1枚分の価格で手に入るので、非常に有り難い、お得なのです。
しかし・・・弊害?があります。
あくまで聴き比べのための「第九」目当てで購入するのであり、他の第1番~第8番までの交響曲は、言わば“おまけ”のような存在であり、全集を購入しても、いくつかの交響曲(「第7番」など)は聴いてはいますが、全く聴かない交響曲もあり(「第1番」「第2番」「第4番」)、間違いなく宝の持ち腐れ状態であるのは確かです。(汗)
一応、ベートーヴェンの交響曲全9作品は、クラシック音楽を聴き始めた頃に、中古で揃えたハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮/ウィーン・フィルのCD(演奏)で聴いてはいます。
しかし、「英雄」と「運命」以降の交響曲以外、すなわち「第1番」「第2番」「第4番」は全くピンと来なかったので、それ以来ほとんど聴いていません...。
それが、こうして交響曲全集を手に入れても、その状態が続いているわけでして・・・本当に、非常にもったいない事になっています。(汗)
おまけに、個人的に・・・どうも第5番「運命」が聴くと疲れてしまうため苦手で、進んで聴きたいとは思わず、第3番「英雄」も同じ様な感じで聴こうとは思わないのですよね。第6番「田園」も微妙だし...。(汗)
嗚呼、バカな私・・・。(反省中)
そんなわけで、それじゃいけない!と悟り(遅い!)、今までまともに聴いてこなかった交響曲を聴くようにすることにしました。
一気には聴けないので、まずはしばらくの間「交響曲第4番」を聴き込む事にした次第です。
何故「第4番」か?というと、この作品には、ちょっと引っ掛かるものがあったからです。
最初に購入した全集、「第9」の演奏がけっこう好きだったヨッフム指揮/ロンドン交響楽団の演奏で、ベートーヴェンの「第4番」を、じっくりと聴いてみました。
すると、「これ、いいじゃない!」という、以前とは違う、自分自身でも意外な感想が出ました。
けっこう、明るく弾んだ感じがして、聴いていて楽しかったです。交響曲第4番って、こんなにいい作品だったのか~と目から鱗でした。
まあ、もっとも演奏で魅了されたわけじゃなくて、クラシック音楽を聴き始めてちょっとは成長したから?作品自体をそう思えるようになったのだと思います。(えらそうに)
特に第1楽章と第4楽章が、個人的には気に入りました。
その後、聴き比べで、ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮/ウィーン・フィルの演奏で聴いてみましたが、やはり惹かれるものがありました。
いや、ほんとにチャーミングで素敵な作品だと思います。
そして、以前図書館で借りていたCDの中に、フルトヴェングラー指揮/ウィーン・フィルの「第4番」もあったので聴いてみたところ、これがまた素晴らしくて、ますます魅力を感じているところです。
決してネームバリューに影響受けたわけじゃなく、モノラルにも関わらずこれが1番のお気に入りです。
交響曲「第4番」を、今まで聴かなかった事が本当にもったいなかったです。(汗)
交響曲全集を手に入れ出したおかげで、こうして今まで聴かなかった作品を聴くようになったのだから、良かったと思います。
宝の持ち腐れにならずに済みそうです。(笑)