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日々読む本についての感想です。
特に好きな村上春樹さん、柴田元幸さんの著書についてなど。

「長い長いお医者さんの話」カレル・チャペック著(中野好夫訳)岩波書店

2009-11-13 | 児童書・ヤングアダルト
「長い長いお医者さんの話」カレル・チャペック著(中野好夫訳)岩波書店を読みました。
チャペックの代表作のひとつ、楽しい童話集。
しんせつな町のお医者さんたちや、はたらき者の郵便屋さん、警察官が語る長い長いお話。挿絵は兄ヨセフによるものです。

カッパや犬の妖精、魔法使いに郵便小人。楽しいお話(「作品」というよりやっぱり「おはなし」と呼びたいです。)がいっぱいです。
いちばん好きな話はあて先不明のラブレターの話。
郵便小人のトランプも楽しいし、最後はかわいらしいハッピーエンド。
スズメが屋根から卵が落ちるまでの間にヒヨコになって大きくなっておよめさんをもらって、子供を産んで、年をとってよぼよぼになってようやく地面に落ちて死ぬ、というむちゃくちゃな話も面白い。

学生時代にこの本を初めて読んだとき、とても楽しくて「子供ができたら絶対読んであげよう」と心に決めていました。
しかし。
実際に4歳の娘に読んであげたらさほど反応なし・・・。
絵本でない本はまだ早いのかも?もう少し年齢があがったらリベンジしてみます!

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