中村文則さんの「去年の冬、きみと別れ」を読みました。
感想など綴ってみたいと思います。
この春公開中の映画『去年の冬、きみと別れ』の予告編で、
「観た人すべてが騙される」というのが気になり、
タイトルの素敵さに心惹かれ、読んでみました。
ライターの「僕」は、ある猟奇殺人事件の被告に面会に行く。
彼は二人の女性を殺した罪で死刑判決を受けていた。
だが、動機は不可解。事件の関係者も全員どこか歪んでいる。
この異様さは何なのか? それは本当に殺人だったのか?
「僕」が真相に辿り着けないのは必然だった。なぜなら、この事件は実は――。
物語は、「僕」という一人称が語る感じで展開する。
最初、「僕」は、確かにライターさんだったのだけれど、
途中から、「僕」が、他の誰かに入れ替わっている。僕って誰?
もしくは、多重人格?なんて、頭の中が混乱しつつも、
それゆえに、読むのを止められず、一気読みしてしまいました。
読み終えても、なんだか、頭の中が整理されず、もう1度読まなければ、
ちゃんと理解できないのかもしれない(読んでも理解できないかも)
なんて思いつつ。。
映画と、小説は、微妙に、登場人物の関係が、異なっているような気がする。
映画見たわけじゃないから、わからないけど。
一言で言えば、『狂気と、狂気の闘い』みたいな感じ。
普通の人に見えるような人でも、だれしも、その中には、「狂気」めいた部分を
持っていて、恋愛とか、、何かのきっかけさえあれば、その狂気がぐいぐい出てくるのだ
というようなことを、表現したかったのか?
登場人物のほとんどが、狂気に満ちている。
なんだか、怖かった。
感想など綴ってみたいと思います。
この春公開中の映画『去年の冬、きみと別れ』の予告編で、
「観た人すべてが騙される」というのが気になり、
タイトルの素敵さに心惹かれ、読んでみました。
ライターの「僕」は、ある猟奇殺人事件の被告に面会に行く。
彼は二人の女性を殺した罪で死刑判決を受けていた。
だが、動機は不可解。事件の関係者も全員どこか歪んでいる。
この異様さは何なのか? それは本当に殺人だったのか?
「僕」が真相に辿り着けないのは必然だった。なぜなら、この事件は実は――。
物語は、「僕」という一人称が語る感じで展開する。
最初、「僕」は、確かにライターさんだったのだけれど、
途中から、「僕」が、他の誰かに入れ替わっている。僕って誰?
もしくは、多重人格?なんて、頭の中が混乱しつつも、
それゆえに、読むのを止められず、一気読みしてしまいました。
読み終えても、なんだか、頭の中が整理されず、もう1度読まなければ、
ちゃんと理解できないのかもしれない(読んでも理解できないかも)
なんて思いつつ。。
映画と、小説は、微妙に、登場人物の関係が、異なっているような気がする。
映画見たわけじゃないから、わからないけど。
一言で言えば、『狂気と、狂気の闘い』みたいな感じ。
普通の人に見えるような人でも、だれしも、その中には、「狂気」めいた部分を
持っていて、恋愛とか、、何かのきっかけさえあれば、その狂気がぐいぐい出てくるのだ
というようなことを、表現したかったのか?
登場人物のほとんどが、狂気に満ちている。
なんだか、怖かった。
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