はじめてのマンドリン

ある日突然、マンドリンの音色に恋をした
初めて手にした時から、ささかやかな感動を綴っています

本「私の話」

2015-07-23 21:34:58 | 本・映画・ドラマ
鷺沢萠さんの本『私の話』を読みました。
感想など綴ってみたいと思います。

が、、、何から書けばいいのか?言葉が出て来ない、、、という感覚に襲われました。


アマゾンの本紹介によると、

家庭の経済崩壊、父の死、結婚の破綻、母の病…何があってもダイジョーブ!次々苦難に見舞われた作家の波乱の半生を、
ユーモラスな語り口で淡々と描き、涙を誘う、著者初の私小説。
急逝した鷺沢萠自らが、「愛着の深い本、文筆業をはじめて15年の記念作品」と記した、作家の到達点ともいうべき傑作。

と書かれている。
そう、これは、2004年に、35歳で自殺した鷺沢萠さんの、1992年~2002年の10年間の断片を綴った
私小説。
書き終わって出版されたのが、34歳の時だったらしいので、わずか、1年後に、亡くなられるなんて。。。

何が、彼女を死へと向かわせたのか?
読んだからといって、そんなことは、本人以外にわかるものではないと、わかっていても、
読まずにはいられなかった。


彼女の、父方の祖母が、朝鮮(韓国?)の方で、そのことを、誰にも知られないように生きてきたのに、
いろんな小説を書く過程での調査で知り、そのことについても、公のこととしてしまったことを、
とても悔いていらっしゃる。。ということは、強く感じました。

日本人だとも言い切れない。
韓国人だとも言い切れない。

そういうあたりでの心の葛藤が、大きかったのかもしれません。



本の感想に交えて、自分のことも書いちゃおうかと思ったりもしましたが、
重くなるので、止めました(^^ゞ

コメント
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