Men's wear      plat du jour

今日の気分と予定に、何を合わせますか。 時間があれば何か聴きましょう。

天乃屋!

2013-02-16 | Others
 今回は違いますが、京都に行くと、年によっては南座の顔見世のまねきがまだ残っていることがありました。
昨年暮れから勘三郎さん、団十郎さんの訃報が続き、ひとに優るエネルギーに溢れたと思っていた方々がつぎつぎ斃れたことは残念です。

カブキといっても私が普段縁があるのは、タイトルの方くらいなんですけど。



子供たちの結婚会見に出て来た菊五郎さんと吉右衛門さんはたいへん面白かったです。

菊「この年になって、播磨屋さんと姻戚関係になろうとはおもいませんでした」
吉「この間まで(菊之助が)お相撲さんの役をやっていたから、(急な結婚話も)がぶり寄りの押し出しって感じでしょうか」
菊「前は(菊之助が吉右衛門の娘を見ると)あの顔を見ると、播磨屋さんが出て来て怖いって言ってたのにねぇ」

楽屋落ちと申しますか、よくそういう場になると悪いこと言う人が親戚に一人はいて、周囲を狼狽させたりします。
たいしたこと言うわけでもないのに、「本当に口が悪いですよね」なんてからかわれる人もいます。

旅先でも、日頃やってることを場所を替えてやるのが主旨だったので、飲んでいて筒井君から「アフロだからそう見えないけど、本当に口が悪い」と毎晩言われてました。

ところで菊五郎さんの奥さんがあとでマイクを向けられた時のこと、
「主人になる人が好きなようにするのが一番いいんじゃないでしょうか、奥さんが締めるところはしっかりしめて抑えていれば」
というのがあって、東映の頃をしのぐ迫力で文字どおりシメていました。


Ninna-ji, Kyoto



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