Men's wear      plat du jour

今日の気分と予定に、何を合わせますか。 時間があれば何か聴きましょう。

Grand Encounter

2009-12-18 | Jazz
 今回はエリア・カザン監督「草原の輝き」のサントラ........ではなくて、MJQのジョン・ルイスとパーシー・ヒース、そこへ西海岸で活動するビル・パーキンス、ジム・ホール、チコ・ハミルトンの三人が加わって臨時編成のセッションが組まれました。題して「グランド・エンカウンター」1956年LAでのレコーディング。



昨晩また別の忘年会に呼んでいただき、発注から鍋の世話まで全部やってもらったので、飲んで食べて隣のよしこさんの口撃に応じるだけという三平みたいな晩でした。皆さんありがとうございました。

今朝は本当に寒かったですね。風呂で心頭滅却し終わって、裸で無くなったシャンプーの替えを補充していたら、こんな日に限って新しいシャンプーの粘度が高く、なかなかボトルに滑り込んでくれません。あやうく凍えかけました。

知り合いのナイスガイ・ニューヨーク小川さんが、開店して一年半くらいの喫茶店を閉めたのは9月中旬のことです。教えてくれた人があったので、役に立てるわけではないのですが、その一日前に駆けつけることが出来ました。皮肉なことに決断したら入りが良くなってと言うように、店は盛況です。

ご本人の趣味で店には整然と本が並んでいたので、好きなのを読ましてもらえます。背中側にあった村上春樹さんの本をちょっと手に取って、開いた所を読み始めると、村上夫妻がイタリア料理店に行ったときの話でした。

その店内にもうひと組いた初々しいカップルが、スパゲッティを食べる段になって..........はい、ご想像のとおり彼氏がすごい音をたてて吸い込み始めたんですね。彼女はもちろん、店の人も凍る、本人以外店内のみんなが凍るという話です。

少し前に引きあいに出した伊丹十三著「ヨーロッパ退屈日記」を笑いながら読んでいたら、44年前に同じことが書かれてありました。

 『つまり、日本では、麺類は、つるつると音を立てて吸い込むのが当然とされているが、外国ではこれが、非常な無作法、度外れた育ちの悪さ、ということになる、ということです。
 だから、わたくしは、海外へ旅行する若い人々に忠告したいと思う。すなわち、くれぐれも日本のお年寄りとスパゲッティなんかつきあってはいけない。あなたの社長なり、専務なりが、ヘミングウェイ風のダイナミックな一すすりを試みた瞬間、まわりが急にシンと静まって、あなたのテーブルは満座の注目をあびる、ということになるのです。』

昔よくあったマナー指南の初出みたいな話ですが、その間現実は変わってないということでしょうか。

先日ナイスガイ・ニューヨーク小川さんの「励ます会」を開こうとしたら、直前にお仕事決まって当日都合悪くなり、流れてただの飲み会になってしまいました。
でも早く決まって良かったです。




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