Men's wear      plat du jour

今日の気分と予定に、何を合わせますか。 時間があれば何か聴きましょう。

Terry Huff and Spesial Deliverry / The Lonely One

2010-03-31 | Soul
 先週ようやく鳴きだした鶯も週末からの寒さでどうしていたかと心配していたら、先日鳴いていた辺りで今日も鳴く練習をしているような声が聞こえて来たので、大丈夫だったみたいです。
気温はさほど上がりませんでしたが、少し日射しもあったので次々に開花しているようですね。



先日どこかで高校生以来という懐かしい言葉にぶつかりました。
「マージナル・マン」というのですが、ご存知でしょうか。学校で習ったのは、子供でも大人でもない中間的な存在というその時期の自分達を表すような意味だったと思います。

そこで、すぐムキになる人は?   マジニナルマン........

さて、その中間的なという言葉から今日の画像テリー・ハフ&スペシャル・デリバリーにつながるのですが、聴き終わるとこちらも上手く息が吸えなくなりそうなくらい全篇ファルセットの洪水です。

今迄このブログで取り上げた中では、テンプスのエディ・ケンドリックスやデルズのジョニー・カーター、ドラマティックスのロン・バンクス等たまにソロをとる曲もあるものの、基本的にはリード・ヴォーカルとの対比でファルセットがリードを引き立てる役どころがメインだったりするわけです。

しかし、この盤はいわゆるトータル・アルバムのような作りになっていて、頭から尻尾までファルセットの突き押し一本で把瑠都大関昇進おめでとうと言うくらい、どの曲もなんか似たようなと言う声も聞こえなくはありませんが、曲・演奏・歌と噛み合って二度と作れない一枚でしょう。



オーソドックスな色遣いだったので、合わせたつもりのLPジャケットに危うく負けそうになってしまいました。
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