Men's wear      plat du jour

今日の気分と予定に、何を合わせますか。 時間があれば何か聴きましょう。

花粉を逃れて

2011-01-14 | Rock
 そういえば、もう一週間以上前から梅がほころび始めた所がありました。
何だか新年会その他、もろもろの用事にかまけている間に、書いておくのを忘れていました。
すぎ花粉もすでに飛び始めているそうです。



しほちゃんという子のお父さんは過度の花粉症で、自由業の身軽さからその時期には花粉が飛んでいない土地に移住するそうです。

今回のスタイルはかなり奥まった感じですが、移住先は、多分こんな田舎家ではないと思います。








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サン・ルイージ・デイ・フランチェージ教会+Stuff

2011-01-08 | Rock
 須賀敦子さんの「トリエステの坂道」に「ふるえる手」と題された一遍があります。
ローマのナヴォーナ広場横の教会で観たカラヴァッジョの絵から、ナタリア・ギンスブルグを訪問した記憶へとつながる話で、今日のLPジャケットと昨日の引用から何となく思い出しました。



「やぁ、ここは本当に気持ちいいね」
「寿命がのびるよ」
「また、皆で集まりたいね」
「じゃ、ニューヨークで会おうか」
と巣鴨だか玉川温泉だかわからない会話です。

というのも、1976年A&Mのこのジョー・コッカーのアルバムはキングストン録音で、バックはリチャード・ティー、スティーブ・ガッド、ゴードン・エドワーズ、エリック・ゲイル、コーネル・デュプリーという後のStuffを組むメンバーです。

そこへクラプトンのギターや、ボニー・ブラムレットの声が一曲づつ入ったりしますが、内容は憶えていません。

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Boz

2010-12-10 | Rock
 今日のLPはボズ・スキャッグスのSilk Degreesです。以前若い頃ロック青年だった人に聞くと、プロモーション映像がレコード会社の人以外あまり見る機会のない時代、伝手があって色々見たなかで一番カッコ良かったのがボズ・スキャッグスだったそうです。まだこの時代より前のことですね。
因みにその人が無人島に持って行くとしたら、ジミ・ヘンドリックスとオーティス・レディングだと語っていました。



湘南新宿ライン上りに乗って、川崎を過ぎた辺りでしょうかススキだ群生している所があります。
時間によっては日を浴びて輝き、ちょっと幻想的な感じにも見えました。
寒気がやって来て、ちょっと似合わない景色になっているかも知れません。

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Sprezzatura

2010-12-01 | Rock
  以前Esquire誌にThe Best Dressed Men in the Worldという記事がありました。そのひとりに挙げられたジャンニ・アニェッリについて「Sprezzaturaの体現者」というキャプションがついています。
Sprezzaturaというイタリア語の説明は、“the Italian art of appearing not to care about one's appearance”となっていました。

イタリアでは着こなし以外にも連綿と続く美意識のようですが、簡単な辞書では「故意の見落とし;無頓着」となっています。
もうちょっと昔から日本で馴染みのある言葉なら、nonchalanceあたりが部分的に近いでしょうか。



ファッション関連の活字でみる範囲では、ここ数年の間にアメリカでもSprezzaturaという概念が認知されたかのように使われています。でも、曲解じゃないかなというのも少なくありません。
彼らはよく「無精とは違うんですよ」と注釈を付けていますが、着崩しているというより、ほとんど着崩れて見えるのでSprezzaturaからは遥か遠くに見えます。
昨日の画像にあるとおりアニェッリのリラックスして見える装いも、カジュアルに慣れた眼には無頓着というより、むしろきちんとした人に見えるでしょう。

しかし昔の写真には、そのクラスでは敬遠される光沢のあるスーツ姿など、必ずしも参考になるものばかりではありません。アニェッリの着こなしを上手く捉えた写真は、残念ながらそれほど多くないようです。

もしご覧でなかったら「ひと日記 白井さん」を検索になって、横浜信濃屋の白井さんの着こなしからその要諦を感得できる方なら、ウェル・ドレッサーの方々に通底する何かに触れることが出来るかも知れません。



アニェッリ夫妻。
下段は1954年4月号のハーパーズ・バザー。左ページに掲載された写真はリチャード・アヴェドンが撮った奥さんのマレッラさんで、後年アヴェドンの写真集のカバーともなりよく知られた一枚です。
ASSOULINEから出ている「Allure」の女性版にも、古今のエレガントな女性の一人として取り上げられています。



先日のアレクセイ・ブロドヴィッチが携わったハーパーズ・バザーの紙面。
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Chuck Berry

2010-11-10 | Rock
 「助・け・てー、分かる人~」と口ずさみながら作業していると、「剣さんのチケットが取れなかった」とサチコさんからメールが来ました。追っかけの金髪先生とサチコさんが、一度行かないか誘ってくれていたのでした。
ちなみに読み方を変えると宝塚の人みたいですが、そっちではありません。



このサイズではよく見えないかと思いますが、チャック・ベリーが抱えているギターがとてもきれいです。
後年、映画「ヘイル、ヘイル、ロックン・ロール」を観ると、伝説どおり苦労したせいか、アメリカ人なのになぜか「狷介固陋」という難しい四字熟語の似あう人柄に見えました。キース・リチャーズも手を焼いていましたね。

昔、竹田和夫さんがTVドラマの主題曲で「暗闇のレオ」という曲を弾いていた頃、やはり似たような素晴らしくきれいなギターを使っていたように思います。
持ち主のコレクターの方を口説き落として、ようやくそのギターを入手したか借りたみたいな記事をその頃雑誌で読んだ記憶がありますが、定かではありません。

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Play something pretty.

2010-11-09 | Rock
 今日は風が強かったですが、夕方にはかなり収まってきました。
よく通る道沿いの飲食店や商店が、櫛の歯が欠けるように一つまた一つと閉店していくのは寂しいものがあります。
同じくこの二年くらいの間にも景気の悪化か後継者問題か、日本のメーカーもかなり買っていたはずの海外の生地屋さんや、スコットランドのニット・メーカーなどが廃業を決意しましたと聞くのは大変寂しい思いがします。
秋風がセーターの隙間を通って行きました。



別に好きでも何でもないんですが、昔ジョー・コッカーが女性とデュエットした映画主題歌が大ヒットした後、年上の人達に誘われて観に行きました。
全編ドン・コルレオーネみたいな声で一本調子にがなってて困りましたが、何の印象も残っていません。
そんなふうに辛口になってしまうのも、これを書く前に健ちゃんの車で聴いた、山下達郎さんがFMでかけていたジョニー・テイラーを聴いた後だからでしょうか。
もっとも両方とも初めて聴く人だったら、あまり違いが分からないと言われたとしても仕方ありません。



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剃刀の刃

2010-10-15 | Rock
 先日書いたようにDVDでの見てくれがカッコよかったからなのか、最近登板回数の多いドクター・ジョンです。普段あまり意識しませんでしたが、初めて聴いた「Gumbo」からずっと気になるミュージシャンです。



梨の皮をむいていたら、その感触が何かに似てると感じました。
それは、ひげ剃りです。
紳士服関連の洋書には、服を着る前段階のひげの手入れ等、グルーミングから書き起こしているものも少なくありません。
なかには段取りから何をつけるかまで説いたものもあって、背後に見える文化まで感じさせます。
その証拠というほどでもありませんが、髭人口の多いイタリアの街には、刃物全般と一緒だったりそれだけ専門的にと多少扱いは変わっても、ひげの手入れ用品の店をよく見かけます。

私自身は数年前にT字の剃刀を使い始めるまで、たまたまひげを剃り始めた時、家にあったのが一本刃の剃刀だったのでずっとそれで通していました。使っていた製品で、切れない刃の混率が半分を超えたので、言うのも面倒だしオバマもチェンジだと言うし他に変えざるを得ませんでした。

以前仕事していた所のそばに、紳士のグルーミング用品を扱う店がありました。
時折話を聴くと、やはり器具にこだわりを持つ方もある程度いらっしゃるそうです。
しかしそこの親会社は売りっぱなしで替刃など後々のフォローに無関心な体質らしく、店頭の方が互換性のある他社製品を捜して紹介したり苦労してますという話でした。切れる刃を捜す方は相当数にのぼるようです。

イメージ通りの切れ味がいつも味わえたら、男性の日頃の悩みの何分の一かは解消されるかも知れませんね。
あの有名な町工場の岡野社長さんが、痛くない注射針というのを何年か前作っていましたが、剃刀負けしない刃というのは出来ないものでしょうか。あっ、そちらは肌の問題?

ちなみにドクター・ジョンは白衣も着てないし皮膚科も診ません。

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スワンプ系の華

2010-10-01 | Rock
 この盤のリタ・クーリッジが誰かに似てるように思うのですが、すっきり出てきません。
1971年の作品でクラレンス・ホワイト、ボビー・ウーマック、ジム・ケルトナー、ジェリー・マギー、ライ・クーダー、ブッカー・T、ダック・ダン、スプーナー・オールダムそしてコーラスがブラックベリーズ等、ある時期よく重なったメンバーの他にリオン・ラッセル、スティルス&ナッシュがバックを固めています。スタックス関連や、ニール・ヤング、V・モリソンの「Crazy Love」なんかをやっています。



猛暑の中、真っ青な空を背景に狂ったように咲いていたサルスベリやノウゼンカズラにかわって、萩が勢いを増す季節になっています。
アシタバの花というのも今年初めて見ました。

家で買ってくる花を見ると、以前は見た事のない花や見たことのない色のものを発見します。
綺麗なのでブートニエールに一輪もらおうと思うこともありますが、他のアイテムと一緒で、何もない時に物足りなく感じてしまうといけないので、とりわけ気が向いた時をとらえて挿しています。


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跳びます、飛びます

2010-09-21 | Rock
  ワールド・カップの後、独ドルトムントに移籍した香川選手と伊チェゼーナに移籍した長友選手が大活躍で、何だか嬉しくなります。
代表の先輩の意見を自分なりに消化して、忠告とは異なる道を選び、和をもって貢献した本田選手が次世代のように言われていました。
先の二選手は日本での活躍そのままに、それ以前に海外に渡った選手達とも違う柔軟性で、さらに次の段階を予感させてくれます。



何カ月前か忘れましたが、Larry kingじゃなくてDavid LettermanだったかがMadonnaと一緒にピッツァを食べる映像を観ました。菜食主義のマドンナはチーズなしとかそんな話だったと思いますが、男性の方が何故か食べる段になって、スーツの上着を脱ぎ一瞬後ろ姿がうつると、特徴的なスタイルからAnderson&Sheppardみたいに見えました。
再確認していないので定かではありませんが、画像のようなスタイル。
この仕立服店はアメリカの好事家の間でも人気があります。



これはA&Sの品ではありません。
ちょっとトルソーとサイズが合い過ぎていますが、本当はウエストを2~3センチ緩くして自然に落ちるようにします。


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がちょ~ん。

2010-09-13 | Rock
 谷啓さんが亡くなりました。私たちはリアルタイムでその面白さを全部見て来た世代より下ってしまうので、語るにはちょっと弱そうです。
しかし近い世代でなかったとしても牧島さんみたいに自らテレビっ子だったと豪語する方々なら、かなり鮮明な記憶をお持ちかも知れません。
取材に応じる近しい人々からは、多くの人に愛されていたことが伝わって来て、年齢と共にそうありたいものだと思わせてくれました。

今日から三日間は、一つのジャケットに対して二種類の画像をお送りします。



私の周りで「谷さん」と言えば、40年以上に亘ってトラディショナルな紳士服を作り続けて来られた谷敏夫さんのことです。
その谷さんとは二十歳以上の年齢のひらきがありますが、或る日会議のあとに「ファイヴ・ペニーズでダニー・ケイの相手役の女優さん誰だっけ」とのお尋ねがありました。
TV放映で一度くらい観たかも知れませんが、私の記憶からは欠けていました。
じゃ調べておきますと約束して結果をお伝えしに行った日、私が言う前に「思い出したよ、バーバラ・ベル・ゲデス!」と、スッキリしたご様子でした。

谷啓さんの芸名の由来となったダニー・ケイが間に入っていて大分間接的ですが、今回の訃報で思い出した偶然繋がる記憶です。



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多めにやってもらいなはれ / 四日目

2010-09-06 | Rock
 先月から幾人かの方に「あの話はどうなったんすか」と気にしていただいて、中には気になって眠れないとまで言ってくださる方もありますがもう少々お待ちいただけますでしょうか。

旅行中たまたま新聞に目を通していたら、読売新聞夕刊に久坂部 羊さんという方の健康に関するインタヴューの抜粋が載っていました。「ヨーロッパには人間ドックはありません」とか日本人の健康観の特殊性など興味深い話があって、そう言えば以前イタリア人が「オー、ノー、病院で死ぬなんて考えられない」なんて言っていたのを思い出しました。
その全文は「ヨミドクター」というサイトで読めるそうです。



木曜日から秋物をスタートさせ、夏休みに昼歩き廻って夜死ぬほど食べて飲む話を書いていました。

という訳で、四日目の昼は美味しい出汁を味わいに大阪へ行き、そこから近鉄電車30分強で奈良へ。
以前はよく飲食関係の人にも薦められるような美味しい店が京都にもありましたが、二年くらい前から長くいた人も皆変わり、出汁もちょっと落ちて足が遠のいてしまいました。でも私共が知らないだけで、他に美味しい店がいくらもあることでしょう。別の日に行った、流行りのラーメン屋みたいなノリの饂飩屋さんもそれなりに美味しかったです。

春日大社も外国の観光客でいっぱいで、やはり中国以外ではスパニョーリが一番多いようでした。
突然、人を罵る女性の声に振りかえると、どうやら後から来るダンナらしき連れに浴びせてたようです。こんな所でと思いながらその場を離れ、スパニョーリの記念撮影に手を貸したりして十数分後、夫婦大国社という所に着きました。透かして見えた夫婦円満の神を祀る御社内に、件の夫婦が祈祷を受けています。よーくやってもらいなはれと唱えてあげました。

東大寺、国立博物館に出来た新館などを観た後、タムを訪ねました。

夜は初日と同じ店です。
深夜膨満感に目覚めたりしたので、やはり東京ガスのCMじゃありませんが先ずはガスパチョで胃をリセット。サラダ、鶏白肝のムース、牛舌赤ワイン煮までくると意外に余裕があったので、白カビ・ブルー・ウォッシュの3タイプをもらいました。
ここのポーションは外国並なので、やはり最後プルーンのコンポートを添えたサヴァランが収まる頃には案の定の結果です。
でもこの夜は目覚めませんでした。



Todai-ji, Nara
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秋物スタート / 夏休み初日

2010-09-02 | Rock
 ちょっと遅い夏休みで京都へ行っていました。
旅に出たら気分も変わって新鮮な発想も湧いてくるかと思いましたが、一向に変わった気配もないようで出来上がったのがこの画像です。
一応シーズンが変わって秋を意識したものの、記録更新中という連日の暑熱に今ひとつ気分が付いていきません。少しづつ適応させたいと思います。



初日はたいてい大阪で昼をとるのが恒例でしたが、今回は先ず八坂さんにお参りして昼は軽く済ませました。その後、何箇所か廻って四時半過ぎると何処もたいてい閉門の時間です。

夜は、フランス地方料理を得意とする人の店へ。
今回は先ず、初めて飲むVolubilisというのを一杯。意外にも若干の甘みと山の花の蜂蜜のようなものを感じました。
更に美味しいガスパチョで食欲を刺激してもらって、ムール貝、ヤリイカのファルシ墨煮、フランドル風オシュポ(牛、豚足、豚耳など煮たもの)と重いものへ進むにつれ快調となりましたが、帰る頃にはお約束通り「苦し―。」という状態になります。

先日ご紹介したブライアンメイ牛山さんみたいに直ぐにでもヨコになりたかったのですが、翌日の為にも四キロほど歩いて帰りました。

私共が普段住むあたりより昼は一・二度気温が高そうに感じましたが、夜は湿度が低いと風も心地良く凌ぎやすい日が多かったです。



Tofuku-ji, Kyoto

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Little Feat

2010-08-14 | Rock
 木曜の夜一時頃就寝すると、外で秋の虫が鳴き始めました。
どうやらまだ一匹だけみたいですが、やはりそんな時期になったようです。

子供の頃ひと夏プールに通えるパスを買い与えられ、マグロじゃありませんが毎日のように泳ぎ続けるというかプールで遊んでいました。ある日水から上がると、風が昨日までとは違っていることに気づきます。
それがたいてい八月十五日頃のことで、子供心にも夏が終わりつつあるのを寂しく感じました。
でも、そこからも暑いことには変わりありません。

ところで日本人には心地良く聴こえる虫の音も、外国人には騒音にしか聴こえないという分析を聞いた事があります。その人の環境次第だと思いますが、本当のところはどうでしょうか。



高校の同窓生の彼氏で二十歳ごろ知り合った勇治君という人とは、その後も私の方だけ付き合ったというのも変な表現ですが、よく一緒に遊びました。
その彼が音楽好きで、歩いていると「今○○聴きたいね」とか、いくつか特にお気に入りの曲がありました。
その一つがリトル・フィートの「Willin'」です。

リトル・フィート以外にも西海岸で吹き込まれた様々なアーティストを達者な演奏で支えたビル・ペインのプレイには、痛快なものがたくさんあります。リトル・フィートのコンビネーションを聴くと、そのエッセンスは十分に味わえます。


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大自然の凱歌  ハワード・ホークスPt.4

2010-08-13 | Rock
 ソフトバンクのCMにグランド・ファンクのロコモーションが使われているのを聴いて思い出したのは、ノベルティー・タイプの曲が得意だったコースターズの「ヤング・ブラッド」をカバーしたバッド・カンパニーの演奏でした。

ここの部分は後から書き足していますが、きょう帰って大変驚きもし嬉しかった事がありました。フリーの話も吹っ飛んでしまいましたが、ご自由にお持ち下さいって感じになります。。
でも今日の出来事については糠喜びになってしまうといけないので、またの機会にしましょう。



「大自然の凱歌」は1936年のサミュエル・ゴールドウィン作品。
監督はハワード・ホークスでスタートしましたが事情によりのちにウィリアム・ワイラーに引き継がれ、ダイナミックな木材伐採から搬出シーンのドキュメンタリー・タッチに思わず引き込まれるくらい快調ですが、途中から文芸調というか百八十度違うタッチに観終わってあらためて気づき二度美味しい?という作品です。

邦題のイメージと異なり、原題は「Come and get it」という開拓時代のメンタリティーを一言で表現したようなタイトルで、エドワード・アーノルド、ジョエル・マクリー、ウォルター・ブレナンに他であまり見かけないフランシス・ファーマーという女優さんが不思議な印象を残します。
この人は「女優フランシス」という映画にもなっていましたが、私は観ていません。



若い娘の好きなおじさんが観ると、最後のくだりは身につまされてエドワード・アーノルドと一緒に泣けるかも知れません。

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Steve Winwood

2010-08-12 | Rock
  先日マーリナ・ショウのライブについて感想を聴いていたら、話はライノから出たDelaney&Bonnieのボックス・セットになり、いつしか次にナマで聴きたい人は誰?なんて話題に移りました。そこで上がったのがスティーヴ・ウィンウッド。

声がイィー。顔がイィー。全国一千万の女性ファンから黄色い声がとんで来るような錯覚を覚えます。
でも芸事の好きな志多楼さんだけは、「次は広沢虎造かガーマルチョバかゴールデン・ハーフ」と言って譲りません。



昔読んだ塩野七生さんの歴史に関するエッセイの中に、これ以上望めないだろうと思われたどんな有能な人の後でも、人材は現われるものだという話があったように思います。

永いスパンで歴史を渉猟されて書かれた結果かと思いますので、希望的観測からも信じたい気持でいっぱいです。
しかしここ数代の国のリーダーをみていると、塩野さんの説を裏書きするようには思えません。トンチでもないでしょうが、最初の“有能な人”が先ず現われて筋道が出来ていないからでしょうか。

子供の頃、将来何になりたいかという問いに総理大臣と答える子が学年に一人くらいいて、何故かその子がそのまま大臣になってしまったような現実が少し前まで続きました。

民間では最近、世襲の経営者だけでは危ないと公募する企業が話題になっています。
少しは塩野さんの説を裏付ける胎動といえるでしょうか。
あるいは古代の歴史に比べスパンが短過ぎて、その変化が見えにくくもっと待たなければならないものか。

もしかしたら私の読み違いだったかも知れません。
ヤマブキ色のタイを見て、そんな取り留めもない事を思いました。


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