いっぽいっぽまたいっぽ

今年度44歳。14年前に地元の役所に就職した田舎者が、巨大組織で働きながら、日々思うことを綴る日記です。

2022.11.21 パリ五輪のブレイキングで思うこと

2022-11-21 23:21:00 | 日記
今さらだが、
ブレイキングが五輪種目になったことを書く。

YouTubeで時々動画を観るが、
私がやっていた20年前とは、
だいぶ変わった。

どう変わったか。

ムーブが複雑になった。

技単体では特に進化はしていないが、
ムーブのアレンジが幅広くなっている。

そして、どれが難しいムーブなのか
全くわからなくなっている。

20年前、最も新しくて難しい技は、
エアートラックだった。

手で宙を飛び続ける技は、
誰もがこぞって披露する技だった。

みんなエアトラが何回できるかを競い、
確か日本だと3回〜4回が限界な時代だった。

回数が多ければ多いほど強い、
みたいな基準の時代だった。

だから観ていて飽きてきて、
次第につまらなくなった。

あれからいつの間にか、
エアトラにいろんなアレンジが加わり、
それなりに進化し、
今はそれがスタンダードになっているようだ。

だから、なんだかんだ言って、
技単体では、
やはりエアトラがまだ最高クラスの技のようだ。

技はあの当時に出尽くしたと思っていたが、
その通りのようで、
それは少し残念だ。

ストロング系と呼ばれる、
両手の筋力だけでクネクネと難解な動きをするブレイカーも出てきてはいたが、
今観る感じでは、流行りではなくなっているようだ。

音ハメで魅せるスタイラーも多かったが、
それも今では皆無のようだ。

アレンジの幅はすごく増えたブレイキンシーン。

技なのか技じゃないのかの線引きがよくわからないムーブが増えていた。

だから、
素人が観たら、
はっきりと差がわからない競技になると思う。

アイススケートとか新体操など、
はっきりと技が決まっている種目じゃないから、
観ていて面白いとは思うが、
わかりにくくて飽きてしまうような気もする。

ショーケースなら、
個の力だけで差がつけられないから、
まだ見やすいかもしれない。

昔はわかりやすかったが、
今はレベルが上がってわかりにくい。

そんな未来が待っていたとは、
あの頃は考えもしなかったなあ。

それはヒップホップなどのダンスも同じ。

底上げに尽力した先人たちのチカラで、
ダンスディライトの決勝チームあたりは、
どこもうまい。

うまいから差がつけられない。

芸術系、創作系のカルチャーならではの
壁なのかもしれないなあ。
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