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穀物メジャーのADMがCFO休職扱い-会計調査で利益予想下方修正2024年1月22日 14:45 JSTブルームバーグ

2024-01-22 14:59:24 | 日記

穀物メジャーのADMがCFO休職扱い-会計調査で利益予想下方修正
Susanne Barton
2024年1月22日 14:45 JSTブルームバーグ

会計調査はSECからの書類提出要請に応じるため開始
ニュートリション部門の業績見通しを取り下げ


穀物メジャー、米アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド(ADM)は、会計慣行を巡る調査が進む中、最高財務責任者(CFO)を休職扱いにするとともに、業績見通しを下方修正した。

  21日付の発表資料によると、ビクラム・ルターCFOは即時休職扱いとなり、暫定CFOにはイスマエル・ロイグ氏が就く。今回の調査は、ニュートリション部門を巡る一部の会計慣行および処理に関連する。

  ADMは同部門の業績見通しを取り下げ、2023年の10-12(第4四半期)および通期の決算発表は延期の見込みとしている。通期の調整後1株利益については6.90ドルを「上回る」程度との予想を示し、昨年10月時点の「7ドルを超える」との予想から下方修正した。

  進行中の会計調査は、米証券取引委員会(SEC)から受けた任意での書類提出要請に対応するために始められたもので、同社はSECに協力していると説明した。

原題:ADM Places CFO on Leave, Cuts Earnings Forecast Amid Probe(抜粋)

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FRB、金融緩和の議論を開始へ-初回利下げの時期への言及は回避か 2024年1月22日 1:27 JSTブルームバーグ

2024-01-22 14:23:59 | 日記

FRB、金融緩和の議論を開始へ-初回利下げの時期への言及は回避か
Rich Miller
2024年1月22日 1:27 JSTブルームバーグ

FOMC、経済が良好なため時間かけて利下げ判断-物価動向で決断
利下げ後に再利上げ強いられることが最悪の結果-ボスティック総裁


Federal Reserve Headquarters Ahead Of FOMC Meeting
Photographer: Samuel Corum/Bloomberg

パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長ら米金融当局者は、子供たちと長いドライブ旅行に出掛ける親のような気分なのかもしれない。利下げを熱望する投資家は金融政策決定者に「まだか」と問い続け、「もうすぐだが、まだだ」との答えが繰り返されている。

  米連邦公開市場委員会(FOMC)は1月30-31日にワシントンで開催され、4会合連続で政策金利を据え置くと予想されている。しかし、本当の焦点は3月のFOMC会合とその後にある。

US Inflation Falls Toward Fed's Goal



  前回の12月会合後、パウエル議長は利下げについて議論したことを認め、金融当局者は最近、利下げに向けた大まかなパラメーターの議論を始める用意があることを示唆している。インフレ率が予想より速く低下した場合、2024年前半に利下げを実施する意向を示した当局者もいる。

FOMC、3会合連続で金利据え置き-24年に複数回利下げを予想 (3)

  しかし、当局者は1月の会合を利用して、3月利下げを示唆する計画は一切示唆していない。とはいえ、経済的な変化に対応した動きが起こる可能性は否定できない。

  サンフランシスコ連銀のデーリー総裁は19日、利下げが近いと考えるのは「時期尚早」だと指摘。政策を緩和する前に、インフレ率が着実に2%へと戻る軌道にあるというさらなる証拠を目にする必要があると述べた。

サンフランシスコ連銀総裁、利下げが近いと考えるのは「時期尚早」

  モルガン・スタンレーの米国担当チーフエコノミスト、エレン・ゼントナー氏は「FOMCは辛抱強くなれる」と話した。

  パウエル議長らは、過去によくあったような景気縮小に対応するための利下げを実施する必要がないため、時間をかけることができる。その代わり、1年半前に数十年ぶりの高水準に達したインフレ率が驚くほど急低下したことに対応して、政策の調整を行うことになる。

  ウォラーFRB理事は16日、「経済活動と労働市場は良好な状態で、インフレ率は漸進的に2%へと鈍化しつつあり、以前ほど急いだり迅速に利下げしたりする理由は見当たらない」と、ブルッキングズ研究所主催のオンラインイベントで語った。

ウォラーFRB理事、年内の利下げ可能-インフレ再燃なければ (3)

  ウォラー理事の発言に加え、12月の小売売上高が予想を上回ったため、3月利下げの観測は後退した。19日のフェデラルファンド(FF)金利先物市場の動向から判断すれば、3月利下げの確率は半々よりやや低い。その1週間前、利下げ確率は4分の3程度だった。

米小売売上高、3カ月ぶりの大幅な伸び-堅調な年末消費示す (1)
最悪の結果

  FOMCが利下げに慎重であることは、歴史も証明している。1970年代、インフレが本格的に収束する前に緩和政策を打ち出した。これは、米国で最も偉大なセントラルバンカーと広く認識されているポール・ボルカー氏でさえ、景気が軟化した1980年に犯した過ちで、その後に方向転換し、米国をより深刻な景気後退に追い込むことになった。

  アトランタ連銀のボスティック総裁は18日、当局が政策金利を引き下げ、その後にインフレ率が上昇した場合に再度利上げを余儀なくされることが最悪の結果だと発言。「そうしたアップダウンや行きつ戻りつのパターンを望まない」と語った。

Atlanta Federal Reserve President Raphael Bostic Interview
アトランタ連銀のボスティック総裁
Source: Bloomberg

ボスティック総裁、米利下げ開始7-9月期と予想-データ見極め (1)

  元FRBのエコノミストで、現在はブルームバーグのコラムニストであるクラウディア・サーム氏は、このような考え方が利下げを5月まで先延ばしさせると分析した。しかし「インフレ状況が本当に良さそうなら、下半期に50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)程度の引き下げがあるかもしれない」と述べた。

  26日には当局の物価目標である個人消費支出(PCE)価格指数の昨年12月の数値が発表される。

  ブルームバーグ・エコノミクス(BE)の米国担当チーフエコノミスト、アナ・ウォン氏はPCEコア価格指数が1カ月、3カ月、6カ月の年率換算で2%を下回ると予想している。

  FOMC参加者は12月、中央値で2024年に75bpの利下げがあると予想した。

  ボスティック氏は19日、FOXビジネスとのインタビューで、データ次第では利下げ時期に関する自身の見方を変えることにオープンだとしたが、緩和政策を実施する前にインフレが当局の2%目標に向かって「順調に」進んでいることを確認したいとの考えを示した。

ボスティック氏、利下げ時期の見方変えることに前向き-データ次第で
フォワードガイダンス

  FOMCが1月の会合で下さなければならない決断の1つは、声明で今後の政策行動について示すガイダンスを変更するかどうかだ。12月の会合では追加利上げの可能性をわずかに残した。

  それが今も当てはまるかどうかは不明だ。多くの当局者は、インフレ再加速のリスク、ひいては再利上げの可能性は低下したと考えている。しかし、利下げへの期待から債券および株式相場が上昇しているため、タカ派のメンバーはこのガイダンスを放棄したがらないかもしれない。

  ダラス連銀のローガン総裁は6日、「ここ数カ月の金融状況の緩和を考慮すれば、追加利上げの可能性を排除すべきではない」と語っている。

米ダラス連銀総裁、当局はバランスシート圧縮ペースを減速する必要

原題:Fed to Begin Rate Cut Discussions But Avoid Teeing First One Up(抜粋)

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【今朝の5本】仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース 2024年1月22日 6:00 JSTブルームバーグ

2024-01-22 07:14:03 | 日記

【今朝の5本】仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース
千葉 茂
2024年1月22日 6:00 JSTブルームバーグ

米ニューハンプシャー州世論調査、FOMC注目点
マスク氏AI新会社、中東情勢の行方、中国資産への懐疑的な見方


Donald Trump Campaigns In New Hampshire
Photographer: Al Drago/Bloomberg

成人にシートベルト着用を義務づけていない州が米国で1州だけあります。それは南部ではなく北東部に位置し、リバタリアン(自由至上主義者)思想の影響が残るニューハンプシャー州です。リバタリアンは個人の自由を追求する点ではリベラルですが、経済的な自由を重視する面では保守的。米大統領選挙は北部対南部、民主党対共和党という単純な構図ではなく、さまざまな考え方を交えて、これから本格化します。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。
トランプ氏リード

米大統領選に向けた共和党の候補指名争いを巡り、23日に行われるニューハンプシャー州での予備選を前に実施された世論調査で、投票に行く可能性の高い有権者の間でトランプ前大統領の支持率が50%、前サウスカロライナ州知事のニッキー・ヘイリー氏の支持は39%となった。世論調査はCNNの委託でニューハンプシャー大学が実施した。ヘイリー氏はウォール街の資産家から支持を得ており、30日にはニューヨークで資金調達イベントが開催される。フロリダ州のデサンティス知事は大統領選から撤退すると表明した。
FOMC注目点

米連邦公開市場委員会(FOMC)は30-31日に4会合連続で政策金利を据え置くと予想されている。しかし、本当の焦点は3月のFOMC会合とその後にある。当局者は1月の会合を利用して、3月利下げを示唆する計画は一切示唆していない。利下げ期待から債券および株式相場が上昇しているため、タカ派は1月の声明で追加利上げの可能性を残すガイダンスを放棄したがらないかもしれない。アトランタ連銀のボスティック総裁は18日、利下げ後にインフレ率が上昇し再利上げを余儀なくされることが最悪の結果だと発言している。
マスク氏のAI新会社

10億ドルの調達を目指すイーロン・マスク氏の人工知能(AI)新会社xAIが、投資家から5億ドルのコミットメントを確保したことが、関係者の話で分かった。同社は150億ドル-200億ドルのバリュエーションを協議中だが、条件は今後数週間に変わる可能性がまだある。マスク氏はX(旧ツイッター)に、報道は「フェイク(虚偽の)ニュースだ」と投稿した。
中東の行方

イスラエルとハマスの戦闘を巡りアラブ首長国連邦(UAE)は、米国に即時停戦を支持するよう求めた。イランは20日、シリアの首都ダマスカスにある建物にロケット弾が着弾し、居住していたイランの軍事顧問ら少なくとも5人が死亡したことを巡りイスラエルを非難。米軍は、アデン湾への発射準備を整えていたフーシ派の対艦ミサイルを空爆し、破壊した。
中国資産に懐疑的

中国資産に対する懐疑的な見方が株式以外にも広がっており、人民元と国債がアンダーパフォームすると投資家は予想している。みずほ銀行のケン・チャン氏は、元に対する圧力と銀行の低調な純金利マージンにより、人民銀の利下げ余地は限定的なものになると指摘した。22日発表のローンプライムレート(LPR)は据え置きが見込まれている。


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