ときどき、ドキドキ。ときどき、ふとどき。

曽田修司の備忘録&日々の発見報告集

AIDMAとAIDTA

2005-10-03 21:55:34 | アーツマネジメント
少し前に、原正人著、本間寛子構成「映画プロデューサーが語る ヒットの哲学」を紹介した。

映画プロデューサーが語るヒットの哲学
原正人著、本間寛子構成
日経BP社

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その中に、マーケティングの考え方のひとつとして、AIDMAというモデルが紹介されていた。
消費者が商品に対して目を向け、購買に至るまでの心理をたどる考え方だという。

 A = attention (注意)
 I = interest (興味・関心)
 D = desire (欲求)
 M = memory (記憶)
 A = action (行動=購入)

一般的に、消費者というのは、何度か商品に関する情報に触れているうちに、注意を惹かれ、興味・関心を持ち、それを手に入れたいという欲求を持つようになり、それを記憶しているという状態になった上で、さらに何らかの最終的なきっかけがあって初めて購買行動に移る、という流れをたどるというのだ。

この理論は、消費者の購買行動を誘発するためには、単発の刺激を与えるだけでは十分でなく、それが繰り返し行われることが必要であることを説いている。

これに対して、NPOの資金調達には、AIDTAというモデルがふさわしい、という。

 A = attention (注意)
 I = interest (興味・関心)
 D = desire (欲求)
 T = trust (信頼)
 A = action (行動=寄付)

なるほど。

これは、坂本文武著「NPOの経営」(日本経済新聞社)によった。

NPOの経営 資金調達から運営まで
坂本文武著
日本経済新聞社

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