INSIDE SORAMAME

私の頭の中のキオクを綴っていくつもりです・・

シューテングスター(41)

2009年11月28日 |    ┣ シューテングスター
(つづき)
福岡県篠栗町の「篠栗駅前」バス停。

久山役場前みどりが丘団地勅使道、香椎参道、御幸町留学生会館前、都市高速を通って福岡都心部(天神西公園)に至る「27B」と、「無番 篠栗駅~名子線」の「狭義の終点」となっている。
もともとここはJR九州バスの乗り場だったが、1998年6月の西鉄バス乗り入れ後しばらくして撤退している。

西鉄の2系統のうち「無番」のほうは、「27B」の単なる区間便なのだが、“「27B」の「B」は「都市高速の香椎浜ランプを使う」という意味なので「27B」にはできないし、かといって「27番」は福岡都心部から古賀橋トリアス前までしか運行されておらず(「無番」が走り始めた頃の「27番」はみどりが丘団地口まで)篠栗駅までは来ないので「篠栗駅~名子」に「27番」を付けるのはやや違和感があるし…”ということで、“えぇい!無番にしてしまえ”という感じだろうか。

この「篠栗駅前」のバス停、駅の前にあることに間違いはないのだが、どちらかといえばここは駅の「裏」であり、本来の「駅前」は線路と駅舎を挟んで反対側である。
線路と駅舎の反対側の県道福岡篠栗線(旧国道201号)上の、「31番」「310番」などが停車するバス停の名称は単に「篠栗」であり、「駅」や「駅前」というコトバは付いていない。
以前の記事で、“「小笹」のように、その下に何も付かないバス停はその地域の代表的な位置にあるバス停(多くの場合、主要な街路が交わる交差点)であり、「小笹中央公園前」のように下にコトバが付くバス停とは「格」が異なるという、ぼんやりとしたコンセンサスが、利用者の間でできている面も否定できない”と書いたことがあるが、「六本松」「」などと同様、この「篠栗」も「代表的なバス停」という位置づけなのだと思う。
なお、「筑豊特急」では、現在では深夜バスだけになってしまった「篠栗経由」の便を「篠栗駅経由」と呼んでいるが、「篠栗北経由」に対応する概念として「篠栗経由」では曖昧なので、「篠栗駅」というバス停には停車しないにもかかわらず、対比をはっきりさせる意味で「駅」をわざわざ付けているものと考えられる。

「31番」や「310番」のバスでは、行先に関して、「篠栗(二瀬川)」「篠栗(日の浦口)」(カッコ内は下段の小文字。方向幕の頃は「篠(二瀬川)栗」という感じで表示)という表示方法を用いている。
大きな文字で「二瀬川」「日の浦口」といきなり書くよりも、「篠栗」があることで、バスの行先の「イメージ」が掴みやすいと思う。
これに倣って、「32番」や「34番」なども「宇美(原田橋)」とか「宇美(極楽寺)」のような表記にした方がよいのでは?などと考えたりもする(宇美町には代表的な「宇美」というバス停はないので、「篠栗」とはやや事情が異なるのだが)。
ただ、普段から利用している人にとっては、見慣れている表示が今さら変わっても戸惑うだけで余計なお世話だろうか…。
(つづく)
コメント (5)
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