INSIDE SORAMAME

私の頭の中のキオクを綴っていくつもりです・・

シューテングスター(22)

2008年12月18日 |    ┣ シューテングスター
(つづき)
「32番」「33番」「34番」の終点となっている糟屋郡宇美町の「極楽寺」バス停。
エンギモノ」度もかなり高い。

ここから南西方向に下る「極楽寺入口」バス停に向かう道路では、現在は営業運転は行われておらず、この「極楽寺」が「狭義の終点」となっている。

かつては、極楽寺~障子岳間で上りと下りのルートが現在とは逆であり、
・上障子岳~障子岳~極楽寺~極楽寺入口~柳原方面
・障子岳~飛岳団地~極楽寺入口~柳原方面
という、主にふたつのパターンで運行されていたが、例外もかなりあり、複雑なものとなっていた

そして、1996年12月1日のダイヤ大改正の際に、起終点を極楽寺に揃えることにより、ルートがかなりすっきりしたものとなった。
大改正時のチラシの極楽寺地区バージョンのものには"「どこに行くのかわからない」ということはありません"と書いてあり、それまで乗り間違いや苦情が多かったことをうかがわせる。

大改正当時、「極楽寺」を発着する路線は「32番」と「34番」のみであったが、その後、「33番」も運行を開始している。
ただし、当時の「32番」「34番」合計の本数は50本(平日)であるの対し、現在は3路線合わせても36本であり、約3割減少している。

「33番」は、障子岳からJR宇美駅、役場、地下鉄福岡空港駅方面への足として開設されたローカル線の「1番」の大幅縮小に伴う代替の機能に、既存の「32番」を組み合わせてできたような路線である。
「32番」と「33番」の極楽寺行きの違いは、「宇美公園前経由(32番)」か「上宇美経由(33番)」かの違いということになるのだが、上宇美止めの便は「33番」ではなく「32番」を名乗っており、このあたりの線引きがとても難解である。

一部区間のみ経由地が違うというだけで違う番号を与えたのなら、まったく違う行先の原田橋行きが「32番」というのはバランスを欠くような気がする。
そうなると「34番」のほうも、極楽寺行きと原田橋行きで番号を分けないといけなくなる…。
「どこまでを同一の番号とするのか」という定義がない以上、こういうことを考え始めるとキリがない。
なので当面は、今のままそっとしておいたほうがかえってよいのかもしれない…。
(つづく)

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2 コメント

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極楽寺 (ちくしの疾風)
2011-01-11 23:21:15
実は昨日ここに行ってまいりました。しかしここでの折り返しはかなり待たないといけない時間帯が多いため帰りは佐谷まで歩いてみました。それにしても上障子岳や佐谷上の原間など片方向運転という特徴があるのがかわってますがこの線もいつかは過去のものになってしまいそうです。。
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Unknown (soramame)
2011-01-15 22:45:54
ちくしの疾風さん、こんにちは。

>それにしても上障子岳や佐谷上の原間など片方向運転という特徴があるのがかわってますがこの線もいつかは過去のものになってしまいそうです。。

いずれも廃止候補として挙げられています。
佐谷のほうは、一昨年6月の免許維持路線大量廃止を免れ、生き延びていますね。
ほかの廃止になった路線たちと、位置付けがどう違うのか興味のあるところです。
上障子岳のほうは、政策的(?)な意図もあるのでしょうかね。
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