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【鋳掛屋】 いかけや

2013年10月26日 | 絶滅寸前商品
【鋳掛屋】 いかけや

仲間と、山行きの打合せをしていた。頂上でお湯を沸かして、即席の味噌汁を
数人分つくりたいのだけど、数人用の古いコッヘルに小さな穴が開いてしまった。
田中くん、持っていないかなぁ? うん、在るよ。





おばあちゃんの知恵としては、真綿をコヨリ状にして、その穴へ押し込んで、
反対側から引っ張り出す。ギュウギュウに引っ張り出す。
余った部分をカットしてライターで焼き切る。
それで、水漏れが直るはずだよ。

鍋釜が貴重品だった頃、今ほどアルミ鍋の耐久力がなかった。
すり切れたりして、小さい穴が開いた。

オヂサンがリヤカーに道具を積んで「イッカケヤァー、イッカケ、イカケッ」と
町内を回っていた。
呼び止めると、オヂサンはリアカーを停め、そこで座り込んで仕事が始まった。
穴の開いた鍋を空にかざし、穴の開いたカ所をチェック。
おもむろに鍋を木の台の上に置いて、人力ドリルで、穴を広げる。

その穴へアルミの小さなリベットを押し込み、鉄の台の上で、カンカン…と押し込んだ。
リベットの反対側をつぶす。出来上がり。
「うん、これでこの鍋は、また長く使えるぞ」

子供達はオヂサンの廻りを取り囲み、その手際の良さを感心したものだった。
高度成長と共に、この仕事はなくなってしまった。


          ◆           ◆

写真は、ネットから借りてきました。










シャープ電卓 EL-112

2013年04月24日 | 絶滅寸前商品
シャープ電卓EL-112
書棚の引出。下の奧にずっと仕舞われていた。
断捨離をまぬがれて、残っていました(笑)。




シャープが1973年に発売したユニークな形状の電卓。
表面のパネルを上にスライドさせると電卓本体が現れ、同時に表示カバーが
フリップアップして自動で電源が入ります。




電池ボックスは本体側面にコインを差し込んで取り外します。
単三電池5本。
表示部は赤LEDとしては最大級の大きさで、赤い蛍光管のような表現です。10桁。




今、電池を入れたら、動きました。40年前の電卓が動きました(笑)。
超感動しました。




カシオミニが1972年に家庭用の電卓を発売しましたが、
仕事では桁数が足りなかった。
http://casio.jp/dentaku/sp/casiomini40th/


シリアルナンバー 4000375






火鉢

2013年04月05日 | 絶滅寸前商品
懐かしいものシリーズ(笑)
…と云うわけではないが、マイコンのように意味もなく残してきたモノ、
亡父が残してあるモノ、オフクロがのモノなど片付けようと思って、ここ1年、
欲しい人に進呈してきた。
また、在るべき処へ戻すようにしてきた。

でも、残ってしまっているモノがある。いずれ廃棄したり譲ったりする予定だけど
写真だけは撮っておこう(笑)。

火鉢。この3個以外にも、まだ2or3個はある。








火鉢を使用するには、必須の「火消し壺」