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そろそろ

路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信のブログ

音楽も同じ。唯一無似の存在になれば、自然と道は開ける。

2023-07-01 23:53:06 | お茶の水博士と歩く楽器街
ギターショーの最後には、ローリーとマーティ・
フリードマンのトークショーを見た。

印象に残ったのは、「音楽をやるのであれば、
唯一無似の存在になることだ。
そうなることができたら、
自然と道は開ける」という言葉だ。

マーティは、「だって、プロは自分のやりたい
狭いことしかできない人達の集まりじゃん」
などと不自由である日本語を駆使しながら、
オリジナリティを
磨けと語りかけてくれた。

全体は、笑いの多い楽しいトークイベントで
あったが、「言うべき言う2人の姿勢はいいな」
と思った。

路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信

生楽器にとって最悪の環境で、澄んだ音を出したヴィンセントのギター。

2023-07-01 23:50:04 | お茶の水博士と歩く楽器街
もう1台は、ヤイリにいた方が、
独立して立ち上げた
ヴィンセントというブランドのギター。

ギブソン、ギルド、エピフォンなどの
ブランドに弱い青柳さんは、
国産のギターは、
ほぼノーマーク。

たまたま実際にギターを製作しているという
小川さんという職人さんと話を
した後に弾かせてもらうとよい。
サペリ材、側板、裏板のこの子は、
エレキサウンドがあふれる会場に、
軽く弾いているにも
関わらず、澄んだグッドトーンを
響かせた。

青柳さんが弾いていると、
リードギターを乗せてくる他のブースの
ギター弾き、単純にボリュームを
上げるエレキのギター弾きがいた。

でも、こっちは軽いストロークの
生音のアコギ。どんだけ、この子が
現場で働くギターであるかがわかった。

よくよく聞いてみると、製作者は、
ヤイリで、仲井戸麗市さん、藤井一彦さん、
シオンさんのギターを
担当した方であると。
諸先輩方がヤイリのギターをこぞって
使う理由もわかった。

都心の店では、下倉楽器の御茶ノ水の店と
クロサワの大久保本店にあるという。
今度、じっくり弾かせてもらう機会を
得たい。

「○◯な材を使っています」
「こんな作り方です」という内容も
大事であるが、
「生楽器を弾くのに最悪」といってよい
エレキの音が充満するホールで、
通るよい音を出すアコギは、
それだけで魅力的なのだ。

路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信

「これが本物のゼマイティスの音か」

2023-07-01 23:47:44 | お茶の水博士と歩く楽器街
YOKOHAMA MUSIC STYLEでは、
せっかくなので、
沢山のギターを存分に弾かせてもらった。

まず、いいなと思ったのは、
1983年製の本物のゼマイティス。
大きいボディであるにも、
関わらず、音は小さい。

しかし、じっくり音に耳を傾けると、
曇り空のロンドンのような、
ボソボソとしながらも、
木材の質感を感じる音がした。

青柳さんに、1年位、貸していただければ、
ボディの大きさにふさわしい
よい音がするデカい音のギターにして
差し上げるのだが。。。

それにしても、思う。
こんなめずらしいギターを
「どうぞ、存分に弾いて下さい」と
言ってもらえる何て、
「このギターショーって凄いんだな」。

路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信