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そろそろ

路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信のブログ

グループでつくる音は、1人でも欠けたら別のもの。ありがとう。キャンディーズ・田中好子さん。

2011-04-22 19:18:44 | 日々の泡立ち。


日本の初期のアイドル・グループで好きなのは、
断然、ピンクレディー。しかし、長年活動したグル
ープの曲には、いくつかの思い出に残る歌ができ
る。青柳さんにとって、キャンディーズのそれは、
この前、ブログにも書いた「微笑みがえし」。

 グループが解散の時に残した最後のシングル。
引越しの歌で、去年の暮れ住み慣れたマンション
をはなれる時に聴いて不覚にもないてしまった。

 キャンディーズのメンバーの1人が亡くなった。テ
レビのニュースは、「芸能界に悲しみが広がった」
と伝えているけれど、その悲しみは、もっと大きな
ものだと思う。あのグループの3人が揃って歌う姿
をもう私達は2度と見る事はできない。

 私の足利南高校時代のアイドル・TENSAWとい
うロックバンドは、知人のバンドマンが亡くなった時、
「あのバンドの音はもう聴く事できないと痛感して、
メンバーが亡くならないうちは続けるべきと考えて
再結成をした」と聞いた。

 グループでつくる音楽は、1人でも面子が欠けたら
別のものになる。メンバーが逝去する事で解散に追
い込まれたというバンドでないのなら、どんどん再結
成をして活動してもらいたい。グループがつくる音楽
は、どんなグループであろうと、はかないバランスの
上になり立っているのだから。

 ありがとう。キャンディーズ。田中好子さん、ご冥福
を祈ります。

路上音楽情報紙「ダダ」編集発行人・青柳文信
        http://pub.ne.jp/solo_solo/