「今回も、裏ブログと同内容だよ。当分、勘弁な」。
路上音楽のブームは、過去2度あったと言われる。
第1次は、1980年代後半から90年代前半の経済バ
ブルの時代。第2次は、通称、「ゆずブーム」と言われ
る90年代後半から2000年代前半の盛り上がり。
あの空前のゆずブームから10年が経過した。そし
て、現在の状況を「第3次」と呼べるかどうか。これに
は、見解が分かれる。東京、大阪などの古からの聖
地に「ブーム」と形容すべき熱狂はない。
しかし、楽器メーカーがジャンべやカホンなどの「ド
ラム代替楽器」「路上ミュージシャン狙いの屋外使用
アンプ」を大量投入している事、全国の10万人規模
の街でも路上演奏が定着してきた事、そして、地方
都市や商店街のまつりやイベントで「屋外演奏」のメ
ニューが定番になった事をとらえてブームと言えなくも
ない。
気のはやいマスコミなら、「すはブーム」と書く。盛り
上がっているのは、確か。ただ、今、青柳さんが「第3
次到来」と言ってよいのかはわからない。第2次ブー
ムの時は異常だった。ピークの1週間は、家に帰ると、
毎日、1件はテレビや雑誌の取材依頼のメッセージが
留守番電話に入っていた(「クレイジー!」と思ったよ)。
それに比べれば、今は静かなものなのだ。
路上音楽情報紙「ダダ」編集発行人・青柳文信
http://pub.ne.jp/solo_solo/
追記・写真は、第1次ブームの頃のミュージシャン達の
演奏を伝える日本ビクター制作の『東京ストリートゲリラ』。
「今、東京のストリートは世界一、面白い」と言われる事
がある。今、青柳さんに話を振ってもらえたら、最高のも
のができるのに、と思う。ビクターさんでも、どこでもいい
のだ。一緒に、つくりません?