ダンナのぼやき

あられダンナの日々のぼやきです。
色んな事を思い、考えぼやいてます…。

本当に「暗黒期」なのか?!

2014-05-31 18:44:29 | 音楽
間もなく最新作をリリースするLOUDNESS。
今度の作品は、リリース前から「バンドにとって最高傑作」と評判が高い。
勿論、アルバムは既に予約済み。
今からアルバムを聴くのが楽しみで仕方ない。

ただ…今「第4期」のLOUDNESSを良く聴いている。
この時期のLOUDNESSは、ファンの間から「暗黒期」と呼ばれている。
確かに今まで以上にヘヴィかつダークであり、アジアン・テイストも多大に含んでいる。
一部では“インドネス”とも揶揄されている。
この「第4期」LOUDNESSのメンバーは…。




・高崎晃(G)

・山田雅樹(Vo)

・柴田直人(B)

・本間大嗣(Dr)

高崎とMASAKIは、あの「第3期」からの継続した構成。
しかし柴田や本間の加入を考えれば、かなり豪華なメンバー構成だったと言える。



柴田に関して言えば、当時自身のバンドであるANTHEMを解散後。
自身が音楽業界から距離を取っていた時期であり、自身のバンド以外でベースをプレイした貴重な時期とも言える。
柴田自身も「単にミュージシャンとしてベースをプレイ出来るのが楽しかった」や、「高崎晃という男との演奏は刺激的だった」とも語っている。
この時期の活動があってこそ、本間と共に後のANTHEM再結成に繋がるのだが…。

この「第4期」のLOUDNESSは、3作のアルバムを製作している。
巷では「インド3部作」とも言われている。

・『GHETTO MACHINE』




・『DRAGON』




・『ENGINE』




今、こうして聴いていると「何故そこまで叩かれるのか?」と思ってしまう。
確かにファンとして「LOUDNESS」というバンドに求めるサウンドと、この時期のサウンドには距離があるのは事実。
しかしオリジナル・メンバーに再編成に戻ってからも、すぐに当時のようなサウンドになったのかと言えば…それも「NO」だ。
ファンから「暗黒期」と言われる、この時期の音楽性が色濃く残っていたのが事実だ。
確かにヘヴィでありダークであり、当時高崎が傾倒していたアジアン・テイストが色濃いサウンドだ。
だがこのサウンドは、間違いなく「ヘヴィ・メタル」であるのも事実だ。
当時、日本のバンドの大半が解散又は活動休止に追い込まれる中。
唯一、メジャーで活動を続けたのはLOUDNESSしか居なかったと言う現実も大きい。



僕は個人的に、この「第4期」を否定する気は全く無い。
と言うか、今逆に多くのファンに聴き直して欲しいと思う。
ココに在るのは剥き出しの野生と原始的な感性、それが凄まじいテンションで衝突して誕生するサウンド。
この根源を担っているのは、間違いなく高崎とMASAKIの2人によるコンビネーションだと思う。
華麗な速弾きではなくなったが、高崎のギターはアジアン・テイストながら充分にテクニカル。
ギター・リフにしても、随所で「らしさ」が発揮されているもの大きなポイントでは?
あと柴田のベースもエグい位に極太で唸り、本間のドラムで轟音で鳴り響いている。
そしてMASAKIの声と歌は、唯一無二の個性としてサウンドを支配している。
やはりMASAKIの声と歌は良い。
何だかんだ言っても、僕はMASAKIの“歌”が大好きだんだと思う(笑)。



色々言われる「第4期」だが、LOUDNESSの名前を守り続けたのは高崎晃である。
この人、結構色んなモノに影響されやすかったり、旺盛な実験精神が逆効果になる事も少なくはない(苦笑)。
だが、「世界のAKIRA TAKASAKI」である。
この全てを超越した存在感は、昔から現在に至るまで全く色褪せていない事実は驚異的だと思う。
オリジナル・メンバーに戻り、バンド史上の最高傑作と誉れ高い最新作がリリースされる今。
その今だからこそ、この「第4期」のLOUDNESSを多くのファンに聴いて再評価して欲しいと心から願っています。


◯ヘヴィでカッコ良いです!




◯ややファンキーなのも、また超COOLです!!




◯「第4期」のナンバーとして、この曲が一番好きかも?!




◯コレも「隠れた名曲」、とにかくMASAKIが滅茶苦茶カッコ良い!!