RIOT Vの『Unleash The Fire』を聴いた。
2012年、バンドの創始者でありソング・ライターであったマーク・リアリが急逝した。
それによって「RIOT」と言うバンドが存続するか、全く判らない状況にあった。
残されたメンバーは、マーク自身の意志や家族の意向もあってバンドの継続を決意した。
そして製作されたのが、この通算15作目のアルバム『Unleash The Fire』。
現在のRIOT Vのメンバーは…。
トッド・マイケル・クリート(VO)
マイク・フリンツ(G)
ニック・リー(G)
ドン・ヴァン・スタヴァン(B)
フランク・ギルクリースト(Dr)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/c9/67112ea55e0c167bc7c9c8c1615a6deb.jpg)
もう結論から言ってしまうと、素晴しい作品に仕上がっている。
叙情的なメロディー満載ながら、実にドラマチックなヘヴィ・メタルが堪能出来るアルバムだ。
マークの追悼という思いが、これほどの完成度につながったと思うし。
今のRIOTのメンバー達が「俺たちはRIOTを続けて行く!」と言う熱い決意表明の様に感じる。
ファンならば、名作『Thundersteel』路線の作品を期待してしまう。
実は本作はそう言ったパワー・メタル的要素が、実は控え目である事もポイント。
ある意味、RIOTというバンドが辿ってきた音楽的な遍歴を凝縮したかのような作品である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/14/8d3c737b7a251b0b51d35ecdce4990d4.jpg)
本作において、ソング・ライターとして重要な鍵となるのがドン・ヴァン・スタヴァン。
本作の楽曲において、作曲だけでなく作詞としても多くクレジットされている。
アルバム全体の路線としては、前作『Immortal Soul』に通じる。
70~80年代頃のRIOTを彷彿とさせる、正統派ハード・ロック路線の楽曲も多い。
パワーとスピードでゴリゴリ押しまくる楽曲から、予想外なまでにキャッチーなナンバーまで。
実に多彩な楽曲が収録されているのが、本作の素晴しい要素かと思う。
あとドンの金属的でゴリゴリ唸るベースも良く聴こえます(笑)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/02/51d27c27b115b7a280d7f19894bd8461.jpg)
個人的に本作で最も重要な要素は、シンガーに起用されたトッド・マイケル・クリートの存在。
何だかんだ言っても、RIOTにおいてトニー・ムーアという存在は大きかった。
あれだけの超人的なハイトーンを持つシンガーは、そういる訳ではない。
そう言った意味では、トッドと言う逸材を良く発見したものだと思う。
タイプとしては、トニー・ムーアを彷彿とさせるシンガーだと思う。
ボーナスに収録されている“Thundersteel”を聴けば、その凄まじい実力に唸ってしまう。
トッドの歌が放つ力は、本作を更に魅力的にしている。
今のRIOTにとって、このトッドというシンガーは最大の武器だと思う。
ルックスも良くて、筋骨隆々でありますし(笑)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/8e/d14d4ac86f639640dd613052b2884a0a.jpg)
あとマイケル・フリンツ(G)。
長年マークの相棒を務めて来た彼は、本作では実にマークらしいプレイを聴かせてくれる箇所がある。
それはマークへの敬意であり、彼のこのバンドに対する思いかと思う。
本作でパートナーとなるのが、自身の教え子であるニック・リー。
教え子だけあって、ツイン・リードでは見事に息の合ったプレイを聴かせてくれる。
ギターに関して、やはり「何かが足りない」と言う批判は多い。
しかし、フリンツ&リーによる現在のギター・チームも実に良いプレイをしている。
この点に関しては、今は亡きマークの偉大さを痛感せずにいられない要素かと思うが…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/62/f5fc63c13052178c7372113fd52370cf.jpg)
マーク・リアリの意志を受け継ぎ、再びメタル・シーンに復帰したRIOT。
マークへの追悼、そして彼らの新しい旅立ちに相応しい素晴しい作品に仕上がっている。
その魂はいつまでも不滅である。
様々な苦難を乗り越えて、今再び動き始めた彼らを今後も応援して行きたいと思います。
素晴しい作品です。
多くのメタル・ファンにおススメしたい作品であります。
その炎で大空を照らせ
旋回し突っ込む
視界に入る敵を捕らえる
兄弟として共に戦おう
大空から敵が墜ちて行くのを見つめる
空から墜ちて行くがいい
2012年、バンドの創始者でありソング・ライターであったマーク・リアリが急逝した。
それによって「RIOT」と言うバンドが存続するか、全く判らない状況にあった。
残されたメンバーは、マーク自身の意志や家族の意向もあってバンドの継続を決意した。
そして製作されたのが、この通算15作目のアルバム『Unleash The Fire』。
現在のRIOT Vのメンバーは…。
トッド・マイケル・クリート(VO)
マイク・フリンツ(G)
ニック・リー(G)
ドン・ヴァン・スタヴァン(B)
フランク・ギルクリースト(Dr)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/c9/67112ea55e0c167bc7c9c8c1615a6deb.jpg)
もう結論から言ってしまうと、素晴しい作品に仕上がっている。
叙情的なメロディー満載ながら、実にドラマチックなヘヴィ・メタルが堪能出来るアルバムだ。
マークの追悼という思いが、これほどの完成度につながったと思うし。
今のRIOTのメンバー達が「俺たちはRIOTを続けて行く!」と言う熱い決意表明の様に感じる。
ファンならば、名作『Thundersteel』路線の作品を期待してしまう。
実は本作はそう言ったパワー・メタル的要素が、実は控え目である事もポイント。
ある意味、RIOTというバンドが辿ってきた音楽的な遍歴を凝縮したかのような作品である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/14/8d3c737b7a251b0b51d35ecdce4990d4.jpg)
本作において、ソング・ライターとして重要な鍵となるのがドン・ヴァン・スタヴァン。
本作の楽曲において、作曲だけでなく作詞としても多くクレジットされている。
アルバム全体の路線としては、前作『Immortal Soul』に通じる。
70~80年代頃のRIOTを彷彿とさせる、正統派ハード・ロック路線の楽曲も多い。
パワーとスピードでゴリゴリ押しまくる楽曲から、予想外なまでにキャッチーなナンバーまで。
実に多彩な楽曲が収録されているのが、本作の素晴しい要素かと思う。
あとドンの金属的でゴリゴリ唸るベースも良く聴こえます(笑)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/02/51d27c27b115b7a280d7f19894bd8461.jpg)
個人的に本作で最も重要な要素は、シンガーに起用されたトッド・マイケル・クリートの存在。
何だかんだ言っても、RIOTにおいてトニー・ムーアという存在は大きかった。
あれだけの超人的なハイトーンを持つシンガーは、そういる訳ではない。
そう言った意味では、トッドと言う逸材を良く発見したものだと思う。
タイプとしては、トニー・ムーアを彷彿とさせるシンガーだと思う。
ボーナスに収録されている“Thundersteel”を聴けば、その凄まじい実力に唸ってしまう。
トッドの歌が放つ力は、本作を更に魅力的にしている。
今のRIOTにとって、このトッドというシンガーは最大の武器だと思う。
ルックスも良くて、筋骨隆々でありますし(笑)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/8e/d14d4ac86f639640dd613052b2884a0a.jpg)
あとマイケル・フリンツ(G)。
長年マークの相棒を務めて来た彼は、本作では実にマークらしいプレイを聴かせてくれる箇所がある。
それはマークへの敬意であり、彼のこのバンドに対する思いかと思う。
本作でパートナーとなるのが、自身の教え子であるニック・リー。
教え子だけあって、ツイン・リードでは見事に息の合ったプレイを聴かせてくれる。
ギターに関して、やはり「何かが足りない」と言う批判は多い。
しかし、フリンツ&リーによる現在のギター・チームも実に良いプレイをしている。
この点に関しては、今は亡きマークの偉大さを痛感せずにいられない要素かと思うが…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/62/f5fc63c13052178c7372113fd52370cf.jpg)
マーク・リアリの意志を受け継ぎ、再びメタル・シーンに復帰したRIOT。
マークへの追悼、そして彼らの新しい旅立ちに相応しい素晴しい作品に仕上がっている。
その魂はいつまでも不滅である。
様々な苦難を乗り越えて、今再び動き始めた彼らを今後も応援して行きたいと思います。
素晴しい作品です。
多くのメタル・ファンにおススメしたい作品であります。
その炎で大空を照らせ
旋回し突っ込む
視界に入る敵を捕らえる
兄弟として共に戦おう
大空から敵が墜ちて行くのを見つめる
空から墜ちて行くがいい