チエの目日記

石川県の能登島えの目町からお届けしております。

草木

2006-04-19 14:34:28 | 能登散歩道
下の記事、ヴィトレの丘の続き。
草木染めつながりで、お店の方に旧富来町に廃校を利用した草木染めの工房があると聞き、ついでにそこにも寄ってみることにしました。
“熊野工芸工房”です。


2年程前に廃校となった熊野小学校を利用しているようです。

行ったときには誰もいなくて、でもせっかく来たのだからちょっと待つことに。
学校の周りなどうろうろしているところに工房の人が戻って来ました。
『あ』
数日前に能登カフェにお客さんとしてきた方でした。むこうの方も覚えていてくれたようでした。
工房を見学させてもらいました。給食室や図工室などが工房として使われています。
何種類かの染め液が作られていました。材料となる木の皮や草の乾いたものもその辺においてありました。
乾かしてある作品も何点かあって、自然の植物がだす色の美しさに目を奪われました。

熊野工芸工房では金沢美大OBの二人の男性が活動されているようです。
自分たちの作品を作っているのと、そして週に何度か教室を開いているとのこと。
案内をもらうと月に2回、火曜日か土曜日でした。能登カフェの定休日が火曜日なので、教室に通おうかなと考えています。

草木染めの原料となる”藍”も種まきから始め、畑で育てるようです。今はちょうど温室で芽を出した藍の苗を見ることが出来ました。そして藍の種を少し分けてもらいました。私も育ててみよう。

熊野工芸工房はとても自然豊かなところにありました。驚いたのはちょっといったらすぐに七尾市に入ったこと。
旧中島町がすぐ近くでした。

そしてもっと驚いたのが、この熊野工芸工房のある地名が”草木”ということ。
証拠写真がこれ!学校の横にあるバス停です。



そして、ここで活動するお二人の作品展の案内をもらったのでお知らせ。

『草木染布展』
熊野工芸工房 宮崎岳志・武村小平
日時:2006年4月26日(水)~5月1日(月)
   AM10:00~PM7:00
   (会期中無休・最終日はPM5:00まで)
場所:高木糀商店
   〒920-0831 金沢市東山1-9-3
   TEL 076-252-7461

ヴィトレの丘

2006-04-19 13:23:34 | 能登散歩道
下の記事の続き。

志雄町の帰りに今度は志賀町まで足を伸ばすことに。
能登カフェでも扱わさせていただいている能登仁行和紙を作られている遠見さんの展覧会が志賀町にある”ヴィトレの丘”(http://www.vitre.jp/)という喫茶店で行なわれているという案内を頂いていたのでした。
志賀町の別荘地にヴィトレの丘はあって、ひろびろとした敷地にある家々。まるで外国のよう。

建物に入ったすぐのスペースがギャラリーとなっていました。
外からの柔らかい光がふりそそぐ、温かみのある空間でした。

杉の皮、茗荷、べんがら等をつかった素材感のある仁行和紙はよく知っていたのですが、今回の展示のおもな作品が”草木染め”してあるものでした。
もともと楮の素材感ある和紙に、草木染めされているその和紙は、一枚の絵画として観るに値する素敵なものでした。
一枚の作品が、私を自然の神秘な力に引き込んでくれるような、不思議な気分になりました。
とてもよい作品に出会うことが出来、とても満足でした。

そしてもちろん喫茶店の方でお茶もして来ました。
自家焙煎の何種類ものコーヒーが置いてあります。
どのコーヒーにしようかなぁと思っているとお店の方が親切にいろいろと教えてくれました。
ブレンドよりストレートのが飲みたいと思い、ブラジル(BSCA)というのを頂いて来ました。
お店の方といろいろとお話もさせていただき、また行こうと思います。



能登仁行和紙
・期間:4月15日(土)~4月29日(土)
(時間:10時~18時、定休日:水曜日)
・場所:志賀町ヴィトレの丘ギャラリー(http://www.vitre.jp/
・入場料:無料

さくらさくら

2006-04-19 13:03:31 | 能登散歩道
昨日の定休日、用事があって志雄町へ。あ、今は宝達志水町だった。。。
用事も早く終わり、せっかくなので古墳の湯という温泉へ。
ところが、9時過ぎだったためまだ開いていなかったので断念。そのかわり、温泉の周りの『志乎・桜の里古墳公園』を散歩。桜がちょうど満開で、とってもきれいでした。
桜の花の匂いにつつまれながらのお散歩。空は霞んでいましたが、それも春らしくてよい。
『志乎・桜の里古墳公園』おすすめです!