鮫型の増殖

アウディQ4 40 e-tronというモデルが発表になったらしい。
このデザインを見て、何か溜飲が下がった思いがした。

好きか嫌いかと聞かれても、返事のできないスタイル。
もちろんCセグハッチが好みでありますから、このリアクォーターウィンドウの小ささは無駄がないようで美しい筈。
しかしデザイン方向に振り過ぎたバックドアの傾斜も、1890㎜という全幅で容量を確保する。
それだって4588㎜という全長からすれば、その対比はスポーツカーの様。
見る角度によっては美しく、ある角度から見るとガッカリを通り越して残念にさえ思う。
それ自体自動車にはよくある事で、全方向から均整の取れた美しさは難しい。

その美しさなんてものも、いまや個人的な主観が入り乱れ、なにを基準にしていいのか分からない時代である。
例えば、無駄のない質実剛健なデザインと言えばゴルフがそうであったと感じますが、８型のそれは必ずしもそうではない。
今となってアウディは、その色の薄さから洗練されたイメージを作りやすかったと感じます。
しかし、アウディバブルも終わりが見えつつある今、大鉈を振るっているのでしょう。
私が思うに、X4に洗練を感じない方向けにどうぞといった感じでしょうか。
お好きな方には申し訳ないですが、この手の車高の高くなった５ドアクーペが苦手です。
私の中で、やはりクーペは全高
フロントを少し斜めからのショットなど、かなり作り込んでいるのが分かります。良い出来具合です。
どうしても私が好きになれない角度が、横斜め後ろのアングルです。

もちろん、X4よりは美しいと思うのですが、太った鮫に見えてしまうのです、、、