映画さんぽ シスタマゴの徒然日記

映画大好きな姉妹が、最近観た映画のレビューや日々の出来事を気の向くままに綴っています♪

ライフ

2017年07月15日 | 映画
『ライフ』って付くタイトルの映画多いよなぁ…近年もベン・スティラーの『LIFE!』があったし。

でも今回の『ライフ』は“人生”とか“生活”とかではなく、ずばり“生命体”のライフ。
予告編を観ても、よくある人間vs地球外生物というSFホラーだし、一瞬『エイリアン』の新作とごっちゃになっちゃったほど。

結局、地球外生物に襲われる話でしょ?と言われてもしょうがない。よっぽど見せ方に工夫がないと既成作品の二番煎じ、三番煎じで終わりそうな題材です。

でも何やら、驚愕のラストが待ってるということが気になって、観てしまいました。『ライフ』



冒頭から壮大な宇宙空間で、荘厳な音楽が流れていて、何の前知識もなかったら(高尚なSF映画なのか?)と思わせる始まりでした。
苦労して手に入れた火星の生命体は、最初のうちはそれこそクリオネのような愛らしさで、ほのぼのした雰囲気を漂わせているのですが、ある出来事をきっかけに事態が急転します。

さあ、ここからが『ライフ』本来の見どころなのです

クルーは男女合わせて6人。
まあ、キャストの顔ぶれを見て、最初にやられるのはこの辺り。最後まで残るのは大体この辺りだろう~なんて予想はつけてるのですが、その予想がいきなり覆されるのに驚きましたね

エイリアンに殺されるというシチュエーションを、いかに斬新な演出で見せるかという点については、この映画はなかなかのものだと思いました。

クルーの中に下肢が麻痺している人物がいるのですが、(下肢が麻痺していて実際に宇宙飛行士になれるのかどうかは知らないけれど)これが、後の展開の伏線だったりになったりするなど、フツーならツッコミどころになるところをあらかじめの設定で上手く処理しているところがいいです。

真田広之さんがシステムエンジニア役で出演しています。

ところで、真田広之さんが話す日本語まで字幕がついているので、これは必要なのか?と思いましたが、いや聴覚に障害がある方には親切な対応かもしれないと思いなおしました。

そしてラスト。
これは………!

このラストは、賛否、いや好き嫌いが分かれるでしょう。それならこのラストじゃなかったら、この映画はどうなのかと考えると、(フツー)の映画で終わったかもしれないと思うと、このラストは映画としては、全く正しいのです。

前半の高尚な雰囲気が嘘みたいな、正しいB級SFホラーとして、この映画は記憶に残っていくことでしょう。

傑作とまではいかなくても、かなり面白い映画です。お薦め
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする