映画さんぽ シスタマゴの徒然日記

映画大好きな姉妹が、最近観た映画のレビューや日々の出来事を気の向くままに綴っています♪

スプリット

2017年05月30日 | 映画
待望のM・ナイト・シャマラン監督の新作です

巷では、シャマラン作品は『シックスセンス』以降は全然ダメとかいう意見もありますけど、私たちは…
全肯定派です(※『エアベンダー』『アフター・アース』を除く)

みんなが、つまらんつまらん言ってる作品も全部好きです。
シャマランが好きだから、かばってるわけではなく、マジで面白いと思ってるんです。
だから、前作『ヴィジット』が映画館に来なかったときは暴れました(←ウソ)

で、今回の『スプリット』
23人格vs3人なんてキャッチコピーなのに、「23人も出てこないじゃん!」というお怒りの声もありますが、別に出なくてもいいでしょ(←暴言?)
1人の中にそれだけの人物がいるってことが重要なのであって、なぜそこまで人数が多くないといけないのかの理由も提示してるし。



で、今回の映画の肝は実は物語が終わった後にあるという…ファンにとっては、たまらない贈り物にあるのです。

というわけで、今回『スプリット』を観た後、レンタルDVDでシャマランの過去作を借りてきて再見したわけなのですが、あ~、なるほど~という発見ができました。
そして、もう一度『スプリット』を観なおしてみて(←また観たんかい)前回より一段と理解を深めることができました。

今回の作品を観るにあたって大切なことは、シャマラン監督の過去作を観ていることです。“どれ”というのはネタバレにつながるので避けたいのですが、逆に、過去作に興味がないのに『スプリット』を観る意味はあるのか?と問いたいです。

この監督の作品の良さを、ラストのどんでん返しのみに期待している人には、『スプリット』はつまらないだろうと思います。むしろ、それまでの過程、伏線やカメラワーク、画面のつなげ方などに作品の真髄はあるのです。

この映画が終わっても、まだ解決されてない、もやもやしたものが残る…と思っても、たぶんそれは近い将来解消されるはず!とシャマランファンは期待しております。

全然内容に触れとらんやんけと言われそうなので、ちょっとだけ言っておきますと、『スプリット』は『サイン』に通じるところがありました。
“不幸だと感じていたけれど、そのお蔭でそれより大きな不幸を逃れることができた”という“人間万事塞翁が馬”の理屈が、ここにも表れていました。

マカヴォイの名人芸や、アニヤ・テイラー=ジョイの立派な胸の谷間も話したいけど(おい)観たい人はもう観てるだろうから、もういいやという状態です。
投げやり?

だって、あるレビューで「女子高生たちが監禁された理由がわからない」という、寝てたんか?と言わざるを得ない感想とか読んだら、「別に無理して観なくていいよ…」としか言えないし。

次回作(絶対あるよね?)がとにかく楽しみです
シャマラン万歳
なんなんだ、このレビューは!
コメント
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