映画さんぽ シスタマゴの徒然日記

映画大好きな姉妹が、最近観た映画のレビューや日々の出来事を気の向くままに綴っています♪

マネー・ショート 華麗なる大逆転

2016年03月06日 | 映画
『マネー・ショート 華麗なる大逆転』



これは前から興味ありまして、さらにアカデミー賞脚色賞を受賞したとなれば期待大

というわけで公開が待ち遠しい作品でした。

ただ前日の夜遅く(むーちゃんは飲み会だった)になって急に不安が…

そう、私たちは経済のことなんてよくわからない

そして様々なレビューをチラッと見ていたところ“この映画よくわからなかった”“たくさんの専門用語が出てくる”など不安要素が続々と…

ちょっと知識を入れておかなければならないかとサブプライムローンのことなど調べてみたけれど、やっぱりよくわからないわ、こんな長文読んでられるか(もう眠いのに)とすぐにやめてしまいました

ええい、出たこと勝負だ(わからなかったら仕方ない)と思って見たのですが、登場人物たちが実際に足を運んで調査したりして、今どういった状況になっているのかとか、専門用語などはそれがどういったものなのかその都度わかりやすい例えで説明してくれるので、とても丁寧でした。

本当の経済の細かな部分までははっきり言ってわかりませんが、ストーリーの上で今どのような流れになっているのかを掴めていれば大丈夫です。



この作品はシンプルに言えば、いずれバブルがはじけると予測した人たちがウォール街を出し抜こうとする話。

ヘッジファンド・マネージャーであるマイケル・バーリ(クリスチャン・ベール)が最初に気づくのだけど、その動きを察知した者たちがまずそれが信憑性ある事実なのか探っていく過程、また市場崩壊の兆候が見えてきてもまだなお債権の格付けも変わらず、株価も下がらず…『なぜ?』と調査していく描写など、そのあたりはとても見ごたえがありました。

また世界経済破綻を迎え巨額の金を手に入れた者たちも、これから迎える大不況の嵐とそれが一般市民に与える影響を考え、これが喜ぶべきことなのか?と自責の念に陥ったりする描写は単なる大儲けした者の話だけに終わっておらず、それだけ深いテーマを扱っているんだと考えさせられました。



ところで、ストーリーにはまったく関係がないマーゴット・ロビーやセレーナ・ゴメスたちが用語の説明のためにわざわざ出演しています(いきなり出てきます(笑))
彼女たちがとても丁寧にわかりやすく説明して下さるのがありがたかったです。
あとお料理バージョンも。(3日前の魚→シチューという例えがわかりやすくて素晴らしい!)

この作品は、できれば前もって知識を持っていくとなお理解が深まるともうのですが、そうでなくとも今何をやっているのか流れさえつかめればついて行ける作品だと思います。

コメント
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