映画さんぽ シスタマゴの徒然日記

映画大好きな姉妹が、最近観た映画のレビューや日々の出来事を気の向くままに綴っています♪

ハート・ロッカー

2010年04月24日 | 映画
前に感想をUPしますと言いながら、すっかり忘れていました…

ごめんなさい





「ハート・ロッカー」は、ドキュメンタリータッチで描かれる爆発物処理班のドラマ。

任務に付きまとう危険や恐怖、緊張、ストレス…それぞれの隊員が精神面で

ギリギリになっている様子がすごく伝わってきました。

サンボーンが本音を語るシーンはとても重みを感じたし、エルドリッジの普段の姿を見ても

既に限界まできていることが見てとれます。

しかし、ラストシーンのジェームズを見るとさらに愕然としました…。

戦争が人間にもたらす影響というのは計り知れないもの。

人間本来の感覚を狂わせ、何のために生きているのかすらわからなくなるような人生…

ラストでのジェームズを見て、何かとても訴えかけられているような気になりました。


2時間を少し超える上映時間でしたが、長さは全く感じませんでした。

爆発シーンはともかくそれ以外はずっと地味でしたが、惹きつけられる魅力があり飽きることはなかったです。

監督の演出はもちろんのこと役者たちの表現力も素晴らしく、観客にまでその場の緊張感が伝わってきたのはさすがでした。

あまり映画を見慣れていない人にとっては、(地味めなので)もしかしたらあまりパッとしない印象を持たれるかもしれませんが

これはなかなか見ごたえのある、アカデミー賞作品賞受賞も納得の一作だと思いました。
できるなら私たちも、もう一度大きなスクリーンで観たいところです


以下、むーちゃんの個人的なみみっちい感想も…。

冒頭シーンでガイ・ピアースに似ている人が出ているなぁ~と思ったら、エンドクレジットで本人だったことを認識。
先に知っていたらもっと良かった…何かとても惜しい気がしました…

あと期待していたデビッド・モースとレイフ・ファインズの出番
だけど、あっちゅうまに終了~ありゃ~



<ストーリー> eiga.comより抜粋

戦時下のイラク・バグダッドで爆発物処理に従事する特殊部隊EODの活躍を描くサスペンス・ドラマ。

04年夏、これまでに870以上の爆発物を解体処理しているジェームズ2等軍曹がEODの新リーダーとして赴任してくる。

部下となったサンボーンとエルドリッジはあと39日でEODの任務から外れる予定だったが、

恐れ知らずのジェームズにより、これまで以上の危険にさらされることになる。


 *監督は「ハートブルー」「K-19」のキャスリン・ビグロー。

  第82回アカデミー賞では作品賞以下6部門を受賞、ビグローは女性で初めての監督賞受賞者となった。



<キャスト>

ジェレミー・レナー
アンソニー・マッキー
ブライアン・ジェラティ
ガイ・ピアース
レイフ・ファインズ
デビッド・モース
エバンジェリン・リリー
クリスチャン・カマルゴ



原題:The Hurt Locker
監督:キャスリン・ビグロー
製作:キャスリン・ビグロー、マーク・ボール、ニコラス・シャルティエ、グレッグ・シャピロ
脚本:マーク・ボール
撮影:バリー・アクロイド
美術:カール・ユーリウスソン
編集:ボブ・ムラウスキー、クリス・イニス
音楽:マルコ・ベルトラミ、バック・サンダース
製作国:2008年アメリカ映画
上映時間:131分


コメント
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